幕が上がる

ももクロファンのおかず動画。褒めるところがどこにも見つからないファンだけのための作品で、ももクロのライブで流せばいい代物です。5点(100点満点)

あらすじ

地方都市の県立富士ケ丘高等学校2年生の高橋さおり(百田夏菜子)は、部長を務める演劇部最後の1年を迎えようとしていた。それぞれに個性豊かな部員たちと共に年に1度の大会、地区大会突破を目標に稽古に励む中、元学生演劇の女王だという吉岡先生(黒木華)が赴任してくる。吉岡の指導の下、全国大会出場を目指し彼女たちの演劇に打ちこむ日々が始まる。

シネマトゥデイより


読者のゆきこさんのリクエストです。ありがとうございました。ゆきこさんからはこんなメッセージをいただきました。

初めまして。今週末、半年振りの子供を預けての夫との映画デートに観る映画を探していてこちらのサイトにたどり着きました。

感性に響くものがありましたので、70点をつけられていた「ウィーナー」を観ることに決定しました。ありがとうございます。

公開当時の日本で文句を言うことすら許されなかったレミゼラブルをこき下ろしてくださり、痛快でした。

また、新海誠作品は予告編だけでもほとばしる童貞性が気持ち悪くて、未だ本編を見ていない…というか、永遠に見なくてもオッケーになりました。

さて、リクエストを受け付けるとのことですので…検討リストの片隅にでも置いていただけたら幸いです。アイドルグループ、ももいろクローバーZの主演していた「幕が上がる」です。

私はももクロのファンですが、ももクロファンがアイドルの枠を超えて素晴らしい映画と絶賛するのは行き過ぎに感じます。

とはいえ、やはり好きなアイドルなので、映画男様に点数一桁をつけられないといいなーと願っております。最後になりましたが、今後のご活躍を期待しています。お身体ご自愛ください。

文句

女性アイドルグループってファンは男ばかりなのかと思っていたんですが、女性もいるんですねえ。知りませんでした。

異性はもちろんのこと同性もそれだけ魅了するグループの映画ってどんなんだろうと思って見たら、ある意味すごい作品でした。

欧米では到底成り立たないジャンル、アイドル映画。特定の固定ファンが必ず見るので小規模の興行成績が見込める商品。クオリティーは無視して、ファン以外の視聴者は一切排除している、これだけニッチな映画も珍しいですよ。

学校は共学なのにスクリーンにはほぼ女しか出てこないっていう、ものすごい男女差別的な映画で、間違いなくターゲットは男性視聴者です。

よっぽどのコアなファンなら楽しめるんでしょうが、ファンじゃない人が見たら最後まで見るのに普通に3,4日かかります。途中で止めたくなるから、どうあがいても1日30分ぐらいが限界です。

この手の映画って大して興行成績が良くなくても、黒字にできそうですね。アイドルたちは出演料が安いでしょうし、ファンはDVDを買うだろうし。

この映画の最大の失敗は、演技のできないキャストたちに物語の中で演劇部のメンバーとして二重の演技をさせていることです。

そもそも演技ができないんだから、そんな捻りがあって、難易度の高いことできるわけないじゃんって話なんです。

演技の中で演技するのがどれだけ難しいかは「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツの怪演を見れば理解できるでしょう。そんなのに挑戦するなんて百年早いよ。

笑えたのが、ろくに演技ができない黒木華扮する先生が、演技の下手な生徒たちに演技指導するという下りで、シュールすぎてホームレスがファイナンシャルアドバイザーしてるみたいでした。

それにしても日本の学園映画ってなんで登場人物が「頑張る」ところだけにフォーカスするんでしょうかね。この映画にしても、ストーリーはないに等しく、ただ登場人物たちが演劇の全国大会を目指すために「頑張る」だけのお話です。

その「頑張る」がまた全部根性論、精神論的な努力でしかなく、何一つ細かい技術的、論理的な訓練の風景がないからなんの気づきもないし、学びもないんです。もしかして映画すらもただ”頑張って”作ればいい作品ができるとか本当に思ってそうで怖いですね。

「幕が上がる」は以下のサービスの無料体験で視聴できます。

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