2017/02/15

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(原題MISS PEREGRINE’S HOME FOR PECULIAR CHILDREN)

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

意味不明なストーリーと、安っぽいキャラクターたちによる、ティム・バートン監督による駄作。映像も演技もプロットも全部ダメです。19点(100点満点)

あらすじ

少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが……。

シネマトゥデイより


文句

「ビートルジュース」、「シザーハンズ」、「アリス・イン・ワンダーランド」などで知られるティム・バートン監督のファンジードラマです。

小説「ハヤブサが守る家」を基にした、つまらなすぎる映画で、最大の売りは監督がティム・バートンであるという一点に尽きます。

日本人は、監督や俳優が有名だったらとりあえず見る、という権威に弱い人たちなので、大して面白くもない、こんな映画が興行成績で1位になったりします。

ちなみにこの映画、アメリカの大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では支持率60%台の平凡な作品です。

それでも「なんか、みんなティム・バートン、ティム・バートンって言ってるから見に行こうよ、きっとすごいんだよ、だって有名なんだし」といったノリで見に行って、いまいちだとしても決してつまらないとは言えない雰囲気に包まれているのが日本なんです。

なにがつまらないってキャラクターたちです。劇中、たくさんの”奇妙な子供たち”が登場しますが、子供たちの特殊能力がもれなくしょぼいです。

ある者は、力持ちでなんでもかんでも物を持ち上げ、ある者は口から蜂を吐き出し、ある者は手から火を放ち、ある者はモンスターが見えるというアイデア不足も甚だしいし、その能力何の役に立つんだよってものばかりでしたね。

また、それぞれのバックグランド、個性、性格にはほとんど触れておらず、ただたくさん子供がいる、といった印象した与えられていません。フォーカスしているのは主人公のジェイクとヒロインのエマの二人だけで、ほかの登場人物が全く生きていませんでした。

これとかひどくないですか。なにこのキャラクターデザイン。

敵キャラたちもいまいちで、白目をむいた悪役たちがX-MENみたいで笑えました。いちいち安っぽいですねえ。

ストーリーも意味不明で、タイムスリップやパラレルワールドのようなありきたりの設定の中、登場人物たちが、困惑している主人公に経緯を説明することによって、視聴者にその世界観をなんとか伝えようとする、というダメダメなストーリーテリングでした。

ティム・バートンは画家や絵本作家には向いているでしょう。しかし冷静に考えると映画監督としてはろくな作品を撮っておらず、昔の名声の貯金だけでハリウッドを渡り歩いているようなところがあって嫌だし、「シザーハンズ」を見て泣く女はもっと嫌いです。