聖杯たちの騎士(原題KNIGHT OF CUPS)

knight

登場人物が小言をいうだけのボソボソ映画。内容がなく、脈略のないセリフとシーンが続くだけの最後まで見るのが非常に苦痛な作品。6点(100点満点)

あらすじ

気鋭の脚本家として注目を浴びるリック(クリスチャン・ベイル)は、ハリウッド映画の脚本執筆を引き受けたことから華やかな生活に溺れ、自分を見失っていく。その一方で、心の奥底にあるむなしさを払拭(ふっしょく)できず、自分が進むべき道を求めてさまよう日々を送っていた。そんな彼が、巡り合った6人の女性たちに導かれるように、自らの過去と向き合い始める。

シネマトゥディより


文句

トゥ・ザ・ワンダー」、「ツリー・オブ・ライフ」などの自己満足映画を次々と発表しているテレンス・マリック監督による超駄作。

主人公は常にメソメソしているし、セリフはポエム調だし、ストーリーは何もつながらないしで、新海誠の実写映画かと思うぐらいの内容でした。

テレンス・マリックの映画ってナルシシズムと自己満足に浸っていて嫌なんですよね。別に理解されなくてもいいやみたいな傲慢な印象を受けるし、主人公はいつも思い出に浸ってばかりで、よっぽど監督自身過去のことをうじうじ考える男なんでしょう。

確かに映像はきれいなんですよ。でもそのきれいな映像を活かしきれていないから残念でなりません。なによりストーリーや脚本がいい加減すぎます。前後のシーンやセリフの関係性が薄く、ただ主人公の前に次々と女が現れては消えていくのを回想シーン的に表現しているだけです。

また、主人公が関わる女たちがみんなモデル並みの外見をした美女ばかりで、女と戯れているシーンなんてヒップホップのベタなビデオクリップのようで恥ずかしくなってきます。ときどきとんでもないデブとかを混ぜてくれないと面白味が出ないですね。

主人公の行動範囲もゴージャスなビルやお屋敷やパーティーばかりで、ハリウッドセレブのイメージをそのまま描いているだけです。

強いて見所を挙げるとしたらナタリー・ポートマンの足の指をクリスチャン・ベイルが舐めるシーンでしょうか。「娚の一生」の豊川悦司を彷彿させるシーンです。

あれで男のほうが嫌な顔をしてむせたりしたら面白かったんですが、なんせユーモアの隙間もないキザな映画なので、笑えるシーンは一つもありません。

男の主人公の視点で進んでいく話だけれど、全体的にはすごく女性的です。なので写真や映像に興味のある、芸術思考で、毎日ベーグルばかり食べてる女子が見ればいい映画です。

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