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南極料理人は飯が美味くなる映画!ネタバレと感想

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sakai

南極を舞台にした、思わず美味しい料理が食べたくなるフードムービー。誰も死なず、臭いセリフも吐かず、ただ南極地域観測隊の日常を面白おかしく描いた作品。68点(100点満点)

南極料理人のあらすじ

西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。

シネマトゥディより

南極料理人の感想

大変センスのいい癒し形映画です。特に見所はないけれど、南極という極寒の環境と、そこで起こりうる非日常の生活の中で一日の食事を楽しみに生きている男たちの姿が清清しいです。

リアリティーがあるかといえばありません。見るからにセットまる出しの基地、どう見ても現地の物ではなく日本の建物や小道具の数々を使っていて、もう少しで大事な雰囲気をぶち壊すところでした。

本物を再現するこだわりは日本の映画監督および製作会社に欠けている大きな汚点です。撮影は北海道で行われたそうなんですが、せっかく日本の観測基地が南極にあるならそこで撮影するぐらいの本気度が欲しいところです。今の時代、南極の生活のことならブログでも見ることができるのになんであんな適当なプレハブ小屋にしちゃうのかが理解に苦しみます。

とはいえ再現性に欠けるセットまる出しの世界の中でもストーリーや脚本が冴えていたせいか十分に楽しめました。キャスティングを美男美女で固めるわけでもなく、暴力シーンやお色気シーンに頼ることもなく、日常の出来事だけで一本の映画を撮るのは本当にすごいことですよ。

ストーリーは主に隊員たちの面白エピソードに終始しています。1分700円以上する長距離電話をかけるシーン。基地内で歌ったり、踊ったり、卓球したり、お酒を飲んだりして気晴らしをするシーンなど、どれも微笑ましくていいです。

ただ、鬱屈さや閉塞感などマイナスな面はほとんど描いていませんでした。おっさんたちが8人もいれば隊員たちの間に派閥ができたりしても不思議はないし、性欲の処理とか精神に病を負うとかもっとダークな部分に触れても良さそうなもんでしたね。

振り返ると料理映画って結構ありますが、「かもめ食堂」しかり「ラーメンガール」しかり駄作が多いですよね。料理を美味しそうに撮るって映像だけじゃなくてシチュエーションが大事なんだなあ、とこの映画を見て気づきました。

外は吹雪で密室の中、大してやることもない南極。そこで食べるラーメンは確かに格別の味がするんだろうなあ、ということは想像に難しくないです。特に日本の食材が手に入りにくい異国の地で日本食を食べる贅沢さといったらないですもんね。

あれもこれもないから手持ちの材料だけでなんとかアイデアを振り絞って日本の味を再現する。散々試行錯誤してそれっぽい味に近づいたときの感動といったら言葉にできないです。そういった「食」に対するこだわりと感動を上手く描写できたことが、この映画の成功の秘訣じゃないでしょうか。

演技も悪くなかったです。主役西村を演じた堺雅人は相変わらず作り笑顔がわざとらしく気持ち悪かったですが、ほかの俳優たちは良かったですね。特に西村の妻と娘の二人のシーンは旦那をないがしろにする家族の雰囲気が出ていて上手かったです。地球儀を見ながら「っていうか南極ってどこ? え、こんな下なの? まじうけるんですけど」みたいな妻と娘いますよね。もっとお父さんを大事にしろよって思いますけど。

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コメント

  1. ソム より:

    伊勢エビをエビフライにしたり、基地のコンロの火力が弱いから肉にサラダオイルを塗りたくって丸焼きにするシーンとか、笑えましたよね。