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映画ジョニー・マッド・ドッグの感想とネタバレ

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戦争の渦中に置かれたアフリカの少年兵たちの物語。元少年兵をキャスティングし、監督自ら実際にリベリアで彼らと1年間生活を共にして撮ったというリアリティー&迫力満点の映画です。55点(100点満点)

ジョニー・マッド・ドッグのあらすじ

不条理な戦争で荒廃した現代のアフリカ。15歳の少年兵ジョニーは子供らしい生活とは無縁で、全身武装し、「猛犬」になるという思いにとり憑かれている。 ジョニーはコマンド部隊の仲間とともに、道で出会う人間たちから無差別に強盗し、殺害していく。一方13歳の少女ラオコレは、少年兵たちから村を追われ、 手押し車に傷ついた父親を乗せ、8歳の弟フォフォを連れて逃げ延びようとするが……。

(フランス映画祭2009公式サイトより)

ジョニー・マッド・ドッグの感想

暁に祈れ」のジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督によるリアリティーの半端ない戦争映画。

現地のスタッフに取材を依頼して、適当に2、3冊の本だけを読んで、外国を舞台にした映画を撮っている怠け者の監督が捨てるほどいる一方で、ゆっくりと時間をかけて現地の人たちと話をし、理解しようと努めたうえで映像化しているこの監督は偉いです。

元少年兵をキャスティングしたというだけでも本気度が伝わってくる十分に迫力ある作品に仕上がっていました。

日本人監督だったら外国人の少年たちと1年も生活を共にするなんてことは時間的にも、精神的にもまずできないでしょう。やっぱり撮りたい映画のために、ここまで時間と労力を費やす監督は尊敬できますね。

内容は、少年兵たちがライフルやマシンガンを持って暴れまくる単純な戦争映画です。劇中少年兵たちはやりたい放題の暴力を繰り広げ、猛獣のような凶暴さを見せています。

しかし残虐性の中にもときおり豚に強い愛着を感じたり、悲しげな歌を歌ったり、仲間を必死で守ったりといった人間性が残されていて、わずかな救いを感じさせてくれたのが良かったです。

それにしても、ブラジルもそうなんですが、子供が銃を持って街を徘徊しだしたら世の中お終いですね。ありとあらゆる死に方の中でも、僕にとっては子供に殺されるのが最も嫌な死に方のひとつです。

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