抱擁のかけらはつまらない!感想とネタバレ

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「秘密」を引っ張るだけのもったいぶった話で、どこにも娯楽性や芸術性のない作品。10点(100点満点)

抱擁のかけらのあらすじ

愛する人と視力を失った14年前の事故を封印し、名前を変えて生きる脚本家のハリー(ルイス・オマール)。かつて、ハリーは新進気鋭の映画監督だった。

ハリーは主演女優のレナ(ペネロペ・クルス)と激しい恋に落ちるが、レナには権力のあるパトロン、エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)がいた。ある日、逃避 行先の島で、二人を悲劇が襲う。

シネマトゥデイより

抱擁のかけらの感想

ジュリエッタ」、「私が、生きる肌」などで知られるスペインの巨匠アルモドバルの人間ドラマ。いくつもある彼の作品の中で最も酷い部類に入る最低の一本。

序盤、中盤に話を筋をほとんど見せず、終盤に一気に登場人物によって全ての真相が説明される、という作り方になっていて、まるで誰かの解説を聞いてるみたいでした。

日本語で言うと、「実は私って」、「実はあなたは」、「実は彼って」というようなセリフばかりで、それまで事の真相を隠していた意味がよく分からないです。

秘密をぶっちゃけるならタイミングが最も重要なのに、「そろそろお時間ですので、ではこの辺で話してしまいましょう」的な強引なストーリー展開には失笑しました。

アルモドバルは自分がゲイだからって映画の中にまで最低一人はいつもゲイの登場人物を入れないと気が済まない、そんなの映画じゃない、そんなの人生じゃないって思っているふしがありますね。

それならそうと、全部同性愛映画にしちゃえばいいのに中途半端に男女の恋愛を描くから、なんか違うんだよなあ、という気にさせられます。

毎回毎回ペネロペ・クルスを使うのも意味不明だし、今回も彼女じゃなければ駄目だというような役でもなかったと思うんですが、どうでしょうか?

一番がっかりだったのはやはりペネロペ・クルスのセックスシーンですね。まずペネロペにとったら、おっぱいを見せることぐらいなんでもないということはすでに誰の目にも明らかです。

それは今までの映画で惜しげもなく披露してきたことを見てもわかるし、だいだいスペイン人の女性自体、ビーチはおろか市民プールでさえ恥じらいもなくトップレスになってしまう人が多いのです。

その点を踏まえると、おっぱい見せられたぐらいでは視聴者は嬉しくないし、もっと言うと、いつもと同じ「普通」のことをされても「この女優、頑張ってるなあ」という感動がないのです。

ペネロペぐらいのレベルになったら、さらに上を上を目指してもっと過激な、もっとセクシーな、もっとエロエロな演技を見せてくれないと。それこそ長年一緒に仕事してきたアルモドバルが引き出してやんないといけないのに、やっぱりあのブーちゃんじゃ無理でしょうね。

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