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DIGGERディガーは見るのも苦痛な映画!

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風刺を利かせたら芸術だと思っている人が作った駄作。途中から睡魔に襲われること間違いなしです。17点

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DIGGERディガーのあらすじ

ディガー・ロックウェルは高齢の石油王で、アメリカ大統領コンプソンと結託し、ロックウェル・ユナイテッド社がアラスカとグリーンランドで石油を採掘できるようにしている。

グリーンランドの油田の地下に存在するメタンガスを何度も無視してきたディガーは、爆発によってメリーランド州ほどの大きさの氷棚が分離し、ヨーロッパ方面へ向かっていることを知る。

環境安全責任者のガネーシュ博士は、3日後にその氷棚がノルウェーへ衝突すれば、北海全域に巨大な津波が発生すると警告。しかしコンプソンとディガーは、氷棚が大西洋へ流れ込み、そのまま溶けてしまう可能性がわずかにあることに賭け、情報を遮断して事実を隠蔽する。

ところが、舞台装置の故障によって中断が発生したことで、ここまで描かれていたディガーが実はカーティス・マークソンという俳優であり、彼が演じていたのは、歴史上の石油王を題材にした風刺劇の主人公だったことが明らかになる。

つまり、それまで観客が見ていたのは現実ではなく、劇の初演前に行われていた最終リハーサルだったのだ。

DIGGERディガーのキャスト

  • トム・クルーズ
  • リズ・アーメッド
  • ザンドラ・ヒュラー
  • ジョン・グッドマン
  • マイケル・スタールバーグ
  • ロバート・ジョン・バーク
  • ジェシー・プレモンス

DIGGERディガーの感想と評価

「バベル」、「アモーレス・ペロス」、「レヴェナント 蘇えりし者」、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・イニャリトゥ監督による、皮肉と社会風刺を込めたブラックコメディー。予告を見たときから、絶対につまらないだろうなあと思ったら案の定つまんない映画でした。

架空の俳優が架空の石油王を演じる姿を追いかけるだけで、映像的な面白さは皆無で、大半のシーンが室内におけるおじいちゃんたちの会話によって構成されています。

系統でいうと、「バードマンあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡」と同じで、批評家や映画関係者、俳優、アーティスト向けで一般大衆向けの作品じゃないです。

まず会話が絶望的に退屈なのと、今スクリーンで起きていることが、実は劇のリハーサル、あるいは本番だった、ということが分かった時点で見る気が失せ、どういう態度で見たらいいのかよく分からなかったです。

ただでさえ作り物の映画の中で、さらに作り物を演じ、それを見せられることに違和感を覚える人は少なくないでしょう。その手法自体を斬新だとか、芸術的だとか評価する人もいるんだろうけど、いかんせん話が面白くないからね。

物語の中で、”実在した”石油王を俳優が演じ、彼の石油事業などが環境災害を引き起こし、世界規模の大災害が起き、その事件を後世の人間が演劇にしたという構造になっていて、「過去の環境災害を劇として再現している映画」をさらに映画として見せているわけです。これでどうやったら面白くなるのよ。どう考えても無理ゲーでしょ。

トム・クルーズがなんでこんな映画に好んで出演したのか解せなかったんですが、もしかすると、ミッションインポッシブルシリーズもひと段落ついたところで、長年アクションスターのイメージが定着したのをここでイメチェンしようとしたのかなあとも思えました。そういう意味ではトム・クルーズ個人としては成功したんじゃないでしょうか。

一方でアレハンドロ・イニャリトゥ監督、ほんとどうしちゃったんですかね。大好きな監督だったけど、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー賞と引き換えにキャリアを台無しにした感がありますよね。もう昔のドロドロとした人間ドラマは作らないんでしょうか。

それにしてもあのラストもねえ。なんでしょうね。ほんと、しょうもない映画なんでネタバレしますよ。知りたくない人はこれ以上読まないでください。

権力も金も仲間も失ったディガーは最後自ら海へ飛び込みます。これが演劇のクライマックスです。観客はこれを見て、大悪党のディガーが死んだ!というカタルシスを得て、大きな拍手を送ります。ところが、本当のラストがここから。観客は、「悪い奴が死んだ」という満足感を抱いて劇場を出ようとしますが「レベル4」という警報が激情に鳴り響き観客全員が、防毒・呼吸用マスクを装着。そして劇場の外へ出ていきます。

劇場の外はすでに完全に環境が破壊され汚染されてしまった世界。街は水没。道路には大量の水。ボートで移動する人々。破壊された車やロボット。兵士や監視システム。空気も普通には呼吸できません。

つまり観客たちは、ディガーが死ぬ劇を見て拍手していた世界そのものの中に生きていて、「一人の悪人を見つけて、その人を悪者にして終わり」にしようとしても現実では何も解決しないという皮肉の効いたオチになっています。でもだからなに?なんですよね。だって面白くないんだもん。

コメント

  1. 睡魔仙 より:

    全く同感。
    睡魔とひたすら戦っていたのでストーリーが分からなくなったのかと思ったけど、大した内容ではなかった。
    予告編ではもう少しハラハラがあって面白いかと期待したけど完全に裏切られた。
    環境問題を扱ったのはグローバリストだからなのかなあ?と思いながら観ていた。