
ゲーム感覚はそれほど感じないけど、エンタメサバイバルホラーとしては優秀な部類に入る作品。目まぐるしく話が展開する序盤がいいです。58点
バイオハザード【2026】のあらすじ
臓器を届け終えた医療品運搬員のブライアンは、謎めいた時間指定の荷物をラクーンシティのラクーン総合病院へ運んでほしいと頼まれ、引き受ける。
道中、ブライアンは恋人のミシェルと彼女の妊娠について口論になる。その直後、道路を横断していた女性を誤って車ではねてしまう。ブライアンは意識を失ったように動かない女性を車に乗せるが、保安官代理のウィルソンに車を止められる。ウィルソンは女性を引き取り、ブライアンに自分について来るよう指示する。
しかし突然、パトカーが大きくハンドルを切って事故を起こし、ウィルソンは死亡する。すると女性がブライアンに襲いかかる。ブライアンはウィルソンの銃で女性を撃つ。
さらに、ブライアンは誤って自分の車のエンジンまで撃ってしまい、歩いて近くの民家へ向かう。そこには変異した犬や家主の男がおり、彼らもまたブライアンに襲い掛かるのだった。
バイオハザード【2026】のキャスト

- オースティン・エイブラムス
- サラ・パクストン
- ザック・チェリー
- カーリー・レイス
- ポール・ウォルター・ハウザー
バイオハザード【2026】の感想と評価

ザック・クレッガー監督による、カプコンのサバイバルホラーゲームを原作とした実写映画版の2度目のリブート作品。ある晩、医療品のデリバリーを行った男に次々と奇妙な出来事が起こり、突然変異した人々に追いかけられる様子をコミカルに、そしてホラー要素満載で描いたエンタメ映画。前半の面白さが驚異的で、それに対し後半失速するのがちょっと残念でした。
医療品運搬員をしている男が主人公という設定がまず面白く、ピザの配達のような鞄の中には一体何が入ってるんだろうという好奇心をそそるアイテムのおかげで、序盤からぐいぐい引き込まれました。
テンポがいいので、どんどん話が進んでいき、また次に何が起こるのかワクワクさせる要素が満載でした。雪道の中、突然女性が車の前に飛び出して来て、主人公が轢いてしまうところから本題に入るんですが、そこからの状況が、どうやって人に説明したらいいんだろうっていうシチュエーションばかりでドキドキします。
前半部分の作りは、どこか「ファーゴ」とかオーウェン兄弟の映画から影響を受けてるような感じがしましたね。
怖いんだけど、笑っちゃうシーンの連続で、ユーモアを作り出していたのは、間違いなく主人公のキャラでしょう。ドジで間抜けななんだけどどこか憎めず、ハリウッドのアクションやパニック映画の主人公には似つかわしくない、いい意味で普通の青年だったのが逆に良かったです。あれで筋肉ムキムキで、いかにも戦うことに慣れているキャラだったらつまらなかったでしょう。
ミラ・ジョヴォヴィッチじゃなかったから助かったっていうのもあると思いますよ。もうみんないい加減飽きたでしょ、ミラ・ジョヴォヴィッチに。
運動音痴でオタク寄りの主人公だったからこそ、応援したくなる。こいつ大丈夫かあって見守りたくなる演出になっていましたね。あれが上手でした。
基本的なプロットは、謎のウイルスに感染した人が、誰かに襲い掛かり、襲われた人がまたウイルスに感染するという伝染ゲーム、つまりゾンビ映画のプロットそのもので、ゾンビを変異した人間に置き換えただけです。
なのでどうしても、感染者が増えていき、それが当たり前になっていくと、後半見慣れてしまうところがありますよね。ああ、またこのパターンかの繰り返しだから、この手の映画を最後まで楽しませるのは至難の業ですよ。
その辺をテンポと1時間20分という上映時間の短さでカバーしようとしていて、なんとか面白い映画の類に入るレベルになっていたかなという感じでした。これが2時間とか2時間半あったらまあつまらなかったと思いますよ。
冒頭の病院のシーンからこれでもかというぐらい血をダラダラ見せきて、気持ち悪さを前面に出してくるのが特徴で、劇中にぐしゃっていう音も何回聞いたか覚えてないぐらいです。かといってグロいっていう印象もあまり受けませんでした。感染者同士が合体していって、みんなで側転して前に進むのあれいいですね。
ラストの終わりかたも嫌いじゃないです。後半失速したけど、エンディングのおかげでまた持ち直した珍しいタイプの映画ともいえるんじゃないでしょうか。
うまくオチをつけるには、主人公が最後でああいう運命に遭うのはむしろ必然でしたね。それに根も映画も絶対続編狙ってますよ。ただでさえオリジナルシリーズがダラダラ続いてきたのに、また新しいシリーズを始める気かよって思いましたけど。まあ、でも世界中でそこそこ売れるんじゃないでしょうか。


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