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マルティニークからの祈り ネタバレ あらすじ 実話 予告動画

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実話を基にしたらしい韓国家族ドラマ。借金を抱えた家族を救うために運び屋をして空港で逮捕された自業自得の女をなぜが悲劇のヒロインのように描いている感情移入がまったくできない作品。38点(100点満点)

あらすじ

2004年10月、経済的に困窮する家族を救うためある荷物をフランスへ運んだ韓国人主婦ジョンヨン(チョン・ドヨン)は、オルリー空港で突然逮捕される。夫の友人から金の原石と聞かされていた荷物の正体は、何と麻薬だった。言葉も通じない異国の地でろくに弁解もできないまま、彼女は祖国から1万2,400キロも離れたマルティニークの刑務所に送られ……。

シネマトゥディより

文句

終始家族愛に訴えるだけで、刑務所の生活や裁判の過程なども迫力に欠ける改善の余地がありありな一本ですね。

ある日、ジョンヨンの夫は自殺した友人の保証人になっていたことで多額の借金を抱えます。その返済のために知り合いのチンピラにどうにかできないかと頼みに行くと、運び屋の仕事を紹介される。これを夫がいない間に妻のジョンヨンが勝手に引き受け、空港で捕まってしまうというのが物語のあらすじです。

具体的な鞄の中身はなにかというのは事前に聞かされていなかったけれど、高額な収入を得られる怪しい運び屋の仕事を自ら引き受けた時点で、どう考えても主人公のジョンヨンは確信犯です。それをまるではめられて知らず知らずのうちに運び屋をさせられたかのような描写でストーリーが進んでいくことにとても違和感を覚えました。

運び屋事件というとメルボルン事件、最近では稲沢市の桜木琢磨市議の事件が有名ですね。特にメルボルン事件のほうは冤罪の臭いがプンプンして、もしそうだとしたら本当に気の毒な話です。そういった冤罪の可能性が高い事件と同列にしてこの映画を制作しているところに監督の神経を疑います。

海外で逮捕されたら、それこそ言葉が通じない環境で、裁判に臨まなければならず、どうあがいても自分が不利な立場になるのは明白で、それでも2年の服役で済んだんだから幸運だったとしか言いようがない話でした。そう、可哀想な女の話ではなく、むしろラッキーな女の話なのです。

中国だったら死刑でしょう。それも2年まるまる刑務所ではなく、後半は自宅軟禁といったかなり優遇された扱いだったと思います。それなのに娘に会いたいとか、夫に会いたいとかふざけるのもいい加減にしろなのです。

僕の友達にも外国で豚箱に入れられた人が何人かいるんですが、一人はイスラエルの空港で理由なく捕まり、空港の留置所に1週間ほど監禁され、やがて手錠をかけられ、飛行機に乗せられ強制送還されたそうです。テロリストの容疑をふっかけられたんだとか。

もう一人はメキシコを旅行中に警察に止められ、パトカーに乗せられ、なんだかわからないうちに留置所に入れられ、ネズミとゴキブリと永遠と独り言をいうメキシコ人のおっさんと3日間一緒に過ごすことになったそうです。その間に「裁判もどき」にかけられ、裁判官が言っていることも一言もわからず、ただ「わかりません」とだけ答えたそうです。まさにホラーです。

このような理由なき、冤罪の場合は防ぎようがありません。 しかしこの映画のジョンヨンのケースのような場合は自分から怪しいものには手を出さなければいいだけの話で、もう危ない橋を渡って、逮捕されて、言葉が分からないから通訳をよこしてくれとかどうだとか後から不平不満を言ったところで遅いのです。

そういえばリオデジャネイロで、強盗にもあっていないのに、保険会社に不正請求する ために強盗にあったと警察署に虚偽の通報をして捕まったバカな日本人観光客もいたっけ。ブラジルの警察が不審に思って、その人のホテルに同行したら、盗まれたと言っていたものが全部あったらしいです。その日本人観光客は外国人刑務所に送られました。自業自得です。

かくいう僕自身も日本とブラジルを行き来することがあるので、運び屋にされてしまう危険性は常にあり、空港にいるときは細心の注意を払います。それでも危ないなと思うときがありますね。それはブラジルから日本に帰るとき、または日本からブラジルに行くとき、必ず何かを持ってきてくれ、あるいは持って行ってくれと頼まれることがあるからです。

それは普通のお土産だったりするんですが、その中に何か危ない物が入っていないとも限らないのです。一度、日系ブラジル人の友達に、日本に住んでいる弟にコートをプレゼントしたいので持っていてくれと頼まれたことがあります。その人は親切に空港まで僕を車で送ってくれました。空港で降ろしてもらって、彼の車が走り去ったあと、ふとあることが頭をよぎりました。

「この袋の中にコートではなく、コカインなんかが入っていたらどうしよう」。

そう思っては怖くなって、僕は空港のトイレにでその袋を開封しました。悪いとは思いつつ、プレゼントの包装も開けました。中には10年前に流行ったみたいな古臭い青のコートが入っていて、ポケットやら生地やらを触ってみても麻薬らしきものは見つかりませんでした。

ただ友人は純粋に弟さんにコートをプレゼントしたかっただけなのです。空港までわざわざ送ってくれたような親切な友人を疑ってしまった自分がとても嫌になりました。「ああ、俺はもう人のことをまるっきり信用できない人間になってしまったんだな」と。その一方でコートぐらい現地で買えよとも思いました。中身で何であろうと、外国に行く人に気軽に「運び屋」をさせるのは心臓と良心に悪いのでやめてください。

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