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映画ノー・マンズ・ランドは緊張感なし!ネタバレと感想

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敵同士のボスニア兵とセルビア兵がひょんなことからお互いの陣地の中間地点で身動きが取れなく、というシチュエーションドラマ。複雑な状況を作り出すのは上手いものの、戦争映画にしては緊張感が足りない作品です。46点(100点満点)

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ノー・マンズ・ランドのあらすじ

1993年6月。ボスニア紛争の最前線。霧で道に迷ったボスニア軍の兵士たちは、いつの間にか敵陣に入り込み、気づいたときにはセルビア軍の攻撃が始まっていた。唯一の生存者チキは、なんとか塹壕にたどり着き身を隠す。

そこは、ボスニアとセルビアの中間地帯“ノー・マンズ・ランド”。偵察に来たセルビア新兵ニノと老兵士はボスニア兵の死体の下に地雷を仕掛けて引き上げようとする。その瞬間、隠れていたチキが二人を撃ち、老兵士は死に、ニノは怪我を負う。チキとニノの睨み合いが続く中、死んだと思われていたボスニア兵が意識を取り戻し……。

シネマトゥディより

読者の丸刈りーたさんのおすすめ映画です。ありがとうございました。引き続きリクエストも受け付け中です。

ノー・マンズ・ランドの感想

「汚れたミルク/あるセールスマンの告発」、「サラエヴォの銃声」などで知られるダニス・タノヴィッチ監督による戦争映画。

もちろんわざとそうしているのでしょうが、登場人物のキャラや監督の描写の仕方がコメディータッチで戦争映画の迫力がなかったのが残念でした。

戦争映画で見たいのは生きるか死ぬかの緊迫した状況なわけで、中途半端な寸劇は見たくなかったです。いわば葬式の最中に無意味にふざけるような不謹慎さがあって、そこは真面目にやれよと言いたくなるのです。

ふざけるならふざけるで、思い切りふざけてくれればいいんですが、そういうわけでもないし、全体的にキャラ設定が曖昧でしたね。

特にボスニア兵とセルビア兵がお互いに銃を奪ったりしながら、すぐに相手を殺さないで相手と対話していく過程が理解できません。

さっきまで銃撃戦を繰り広げていたのに急に「まあまあ落ち着けよ、話せばわかるよ」みたいな展開になるし、仲間も殺されているような状況で、自分を撃った相手をみすみす生かしておく兵士ってなんなんでしょうか。

物語の焦点となるのは ボスニア兵の体の下に置かれた地雷ですが、体を動かせば爆発するとかで、ボスニア兵は一歩も動けなくなり、そこに国連軍とマスコミが介入して状況が余計にややこしくなります。

最後は人道支援のことなんてなんとも思っていない国連軍が地雷の撤去を諦めて帰っていき、マスコミも一緒にその場を去って物語りが終結します。

しかしよく考えると、最初に兵士を助けるべきだといって大騒ぎしていたのはマスコミなのに、せめてマスコミがあの場に残って報道を続けなかった下りが一番辻褄の合わないところでした。国連軍が今にも死にそうな兵士を見捨てて帰ってしまう、それをスクープしないでどうするんだよって。

コメント

  1. 丸刈りーた より:

    リクエストありがとうございました。

    「ノーマンズランド」は2002年度アカデミー外国語映画賞と
    2001年度カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞されたとありました。

  2. 通りすがり より:

    映画に対する評価は人それぞれとは思うが、これはひどい
    ちゃんと本作を観たのか疑わしい

    主人公たち兵士がどこにいるか、理解していますか?
    両軍の中間地点です
    双方の軍から監視されています
    この状況があるからこそ主人公たちは相手を簡単に撃てないのに

    マスコミがスクープを逃した?
    いいえ、国連軍は「地雷は撤去された」と発表したのです
    実際には撤去不可能なので、別の遺体を救出された男に偽装して現場から
    運び出すシーンがあったはずです

    最低でも2回は作品を観て、表向きのストーリーくらいはちゃんと理解しましょう

  3. フラック より:

    もう少し映画を多角視点から見るべきだ。
    戦争映画?どちらかと言えばヒューマンドラマだ。題材にボスニア、セルビアを使っただけ。
    生きるか、死ぬか。ドンパチ観たいなら他所をあたんなさいな。
    要はあんたの評価は浅くて滑稽だ。

  4. 通りすがり より:

    そもそも同じ国だった、言語と文化の民が紛争になった背景なので、史実に近い描写だと想像します。