マダム・イン・ニューヨークは安っぽい!ネタバレと感想

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英語が話せないことで自分に自信がなかった主婦がNYで語学学校に通って自信を取り戻していく、という中身スカスカのインド映画。20点(100点満点)

マダム・イン・ニューヨークのあらすじ

ビジネスマンの夫、2人の子供のために日々家事をこなす専業主婦シャシ(シュリーデヴィ)は、家族の中で唯一英語ができないことが悩みだった。ある日親戚の結婚式の手伝いを頼まれ単身渡米するも、英語が話せないためつらい思いをする。そんな時「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告を見つけた彼女は、身内に黙って学校に通い始めるが……。

シネマトゥディより

マダム・イン・ニューヨークの感想

ガウリ・シンデー監督による安っぽいプロットとベタな展開で埋め尽くされたインド映画。

とにかく歌えばいいと思っているディズニー映画に対して、インド映画はとにかく踊ればいいと思っているふしがありますが、この映画は歌や踊りは大分抑えてあって助かりました。

しかし褒めるところといえば、「踊りが少ない」という点だけで、あとは「きっと、うまくいく 」のようなノリで進んでいくだけの何の工夫もない内容でした。

英語が話せないと他人から侮辱され、自分にも自信がもてない。そんな雰囲気がインドの一部の社会にある、というあの描写も大げさすぎて現実感がなく、また、英語が話せないシャシをあざ笑う他の登場人物も大して英語が上手くないのが笑えます。

どこかの語学学校から金をもらってるんじゃないのかと思えるほど、アメリカに留学して、英語を覚えれば、さぞ楽しい人生が待っているかのような宣伝染みた幼稚な展開はなんなんでしょうか。

これから海外に英語留学しにいく、という人が見ると、なんだか国際色豊かな英語クラスの様子が楽しそうで、ワクワクするかもしれません。

ただ、それ以外の人が見ると、インドで不幸せな主婦が、アメリカに行って西洋文化に触れ、いらん知識を身につけて、どんどん自己主張の強いアメリカ人女のように生意気になっていく映画でしかないです。

物語は途中フランス人男と人妻シャシの恋愛を折り混ぜたりして、起承転結をつけようと試みます。しかしラストの結婚式で、シャシがフランス男のおかげで「自分に自信が持てるようになったわ」とかいって、無理やりに悩みを解決して幕を閉じます。

英語の悩みはどこに行ったんだ、と突っ込みたくなるようなふざけたエンディングでした。インド人の伝統的な結婚式になぜかつい数週間前に語学学校で知り合ったクラスメイトたちまで出席しちゃったりして、もうなんでもありでした。

あれが許されるなら僕も今度インド人の結婚式をみかけたら、知り合いがいなくても飛び入りで参加しようと思います。

コメント

  1. ひらまつ より:

    はじめまして。
    映画の評論面白く見させていただいてます。
    突然なのですが(それも今更なのですが)インドの結婚式では見ず知らずの人でも結婚式に参加することができます。
    他の部分はすごい共感できて面白かったので、おこがましいですがコメントさせていただきました。
    これからも楽しみにしています。

    • 映画男 より:

      そうなんですか? だったら、今度参加しないと。

      • 岸大恵 より:

        はじめまして。

        インドを旅していた時のことですが、小学校の催しに、いきなり招かれて、壇上に座らされ、スピーチまでさせられたことがあります

        日本では信じられないような人がいて、信じられないような事が日常的に起こります。

        本当にインドは映画のようになんでもありです。
        ( 参考までに。)