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シェルターはジェイソン・ステイサムのワンパターンアクション

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ストーリー性がこれっぽちもないスパイアクション。ジェイソン・ステイサムが好きで好きで仕方がない人しか見ちゃダメなやつです。14点

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シェルターのあらすじ

元MI6(イギリス秘密情報部)の「ブラック・カイト」と呼ばれる暗殺部隊に所属していたマイケル・メイソンは、スコットランド北西部の離島、アウター・ヘブリディーズ諸島の人里離れた島で一人暮らしをしている。

毎週、メイソンのもとには、ティーンエイジャーの少女ジェシーと、彼女の叔父が生活物資を届けに来る。ジェシーの叔父は、かつてメイソンとともに英国海兵隊に所属していた人物だった。

ある日、嵐によってジェシーの叔父が死亡し、ジェシー自身も海に投げ出されてしまう。メイソンは彼女を救出し、自宅に連れ帰る。ジェシーが回復するまでの間、2人は次第に心を通わせていく。

一方、MI6長官のスティーブン・マナフォートは、英国市民を違法に監視していた疑いで調査を受けている高度監視プログラム「THEA(Total Human Engagement Analytics)」について、公聴会で追及されていた。

THEAを支持するフォーダム首相は、マナフォートをその副官ロバータ・フロストに交代させる。これによってマナフォートは、MI6の正式な指揮系統から離れた場所で、秘密裏にブラックオプス(極秘作戦)を実行できるようになる。

メイソンがスコットランドのストーノウェイで物資を購入している姿が監視カメラに映る。THEAは彼をテロリストのティムール・チェルモエフだと特定する。チェルモエフには「殺害命令」が出されていたため、フロストは戦術部隊を送り込む。

しかしメイソンは、あらかじめ仕掛けていた罠を使って部隊を次々と殺害する。

フロストは調査を進め、男の正体がメイソンであることを突き止める。そして、彼が10年前から身を隠していた理由も明らかになる。

メイソンは、かつてマナフォートの命令に背いたため、MI6から追われる身になっていたのだ。

10年前、メイソンはイランの核開発計画から離脱した亡命者を暗殺するよう命じられていた。しかし彼はその命令を拒否し、亡命者を守ろうとした。

マナフォートはフロストに対して、「メイソンはMI6を裏切った」と嘘をついていた。しかし実際には、メイソンは亡命者を守ろうとしていたのである。

さらにマナフォートは、メイソンをおびき出すため、彼をテロリストのチェルモエフという偽名で登録していたことも判明する。

そしてマナフォートは、別のブラック・カイト工作員であるジェームズ・ワークマンに、メイソンとジェシーの2人を殺すよう密かに命令する。ジェシーは何の関係もない一般市民であるにもかかわらず、殺害対象にされた。

メイソンとジェシーは本土のスコットランドへ逃げるが、ワークマンに襲撃されるのだった。

シェルターのキャスト

  • ジェイソン・ステイサム
  • ボディ・レイ・ブレスナック
  • ビル・ナイ
  • ナオミ・アッキー

シェルターの感想と評価

「エンド・オブ・ステイツ」、「カンダハル 突破せよ」で知られるリック・ローマン・ウォー監督によるアクションスリラー。おっさんと未成年の少女が仲良く一緒に逃げるだけの話で中身空っぽです。

主演は同じタイプの映画にしか出ない男、ジェイソン・ステイサム。本作もまた設定も背景もキャラも全く彼の他の映画と同じで、元スパイ、あるいは元特殊部隊の孤独な男が命を狙われる、または誰かに復讐するというお馴染みのプロットを焼き直しただけの代物で、最近でいうと「ビーキーパー」の主人公の名前と住所を変えただけです。

今なんでそこにいるのか理解に苦しむシーンばかりで、冒頭から主人公がたった一人で無人島で犬と暮らしているという設定には笑うしかないです。それも毎週、必要な物資を可愛い未成年の女の子が持ってきてくれるんだって。ファンタジーにもほどがあるだろ。

あの生活を10年間続けてるっていう設定はいくらなんでも無理ないか? 絶対もっとガリガリで栄養失調になってないとおかしいだろ。毎日お粥食べてるんだぞ。あと、電気はどこから引っ張ってきてるんだよ。ボートのガソリンはどうしてんだよ。

隠遁生活しているわりには、定期的に同じ人から物資を運んでもらってたらむしろすぐ居場所特定されるだろって思うし、なんで離島にしたのか理解できませんでした。

また、都合よく少女の家族が亡くなり、主人公が引き取ることになり、疑似親子関係が構築され、まるで「レオン」のレオンとマチルダのようなパートナーになっていきます。やがて親子というより、恋人みたいな雰囲気すら漂わせ、ただただ気持ち悪い話になっていきます。

そういえばおっさんと少女が一緒に逃亡する設定もハリウッド映画多いですよね。あれ、なんなのかなぁ。アメリカ人にはそういうフェチがあるのか。視聴者が喜ぶと思ってるのか。アメリカには「ああ、俺も少女と逃亡してええなあ」とか思いながらむんむんと日々を過ごしている奴がいるんでしょうか。やばい国だな。

この映画の問題点は、なぜ二人が命を狙われているのか、視聴者を納得させるだけの説明がないんですよ。昔裏切ったとかテキトウなこと言うだけでまともなバックストーリーを用意していません。

それもイギリス国家から命を狙われているみたいな大がかりなことにしているけど、実態は個人的な恨みでしかなく、見ていて全然話に乗れませんでした。

主人公の男がすごいのは少女のことはすんなり受け入れて必死で命を守ろうとするのに、途中で遭遇した父親を亡くした少年については、目もくれず見捨てていくのが笑えます。なのに正義の味方面して格好つけてるのが恥ずかしかったです。下心があるなら最初からそう言ってくれればいいのに、あくまでも硬派な男として振舞ってるところにむかつきました。

敵キャラも弱いですね。ボスのおじいちゃんもそうだし、おじいちゃんの命令で動く工作員もしょぼいです。いわばMI6のエリートエージェント同士の対決なのに結局は殴る蹴るの原始的な戦いになるのがさすがです。二人にどんな因縁があるのかも描かれていないから、命令されたから殺しに来ました的な戦いに終始すのもダメですね。それで高度監視プログラム「THEA」どうなったの?

結局のところ脚本がひどいと、アクションを派手にしたところでもうどうにもならないよってという作品でした。ジェイソン・ステイサムもいい加減、俳優としての方向性考えようぜ。

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