
素材はいい。キャストもいい。でも脚本と演出がダメな残念な作品。同名小説の映画化です。39点
ウィスパーマンのあらすじ
8歳の少年ニール・スペンサーが行方不明になりアマンダ・ベック刑事は森林地帯での大規模に捜索に加わった。捜索中、アマンダたちは別の少年の腐敗した遺体を発見する。この遺体の存在によって事件は単なる「行方不明児童捜索」ではなく、過去の連続児童殺人事件との関連を疑うべき重大事件へと変わっていく。
一方、作家のトム・ケネディは妻を亡くし、幼い息子ジェイクと2人で妻の地元であるニュージャージー州の古い町へ引っ越す。ジェイクは母の母校である学校に通い始めるが、なかなか馴染めず、家で架空の少女と話をするなど、自分の殻の中に閉じこもっていく。そんなある日、ジェイクが突然行方不明になる。
20年前、この町ではフランク・カーターという連続殺人犯が少年たちを誘拐して殺していた。彼は夜、子供の家の窓の外から小声で囁きかける。それで子供を誘い出していたため、「Whisper Man(囁く男=ウィスパーマン)」と呼ばれていた。フランクは逮捕され、現在は刑務所に終身収監されているにも関わらず、類似の事件が次々と起こっていることにアマンダ刑事は不思議に思い、当時事件を担当していた、元刑事のピーター・ウィリスに会いに行く。偶然にもピーターは、トムの父親だった。
ピーターは孫が行方不明になったこと、事件の手口がウィスパーマンのそれと似ていたことからアマンダ刑事に協力して犯人の後を追うことにする、、、、
ウィスパーマンのキャスト

- アダム・スコット
- ロバート・デ・ニーロ
- ミシェル・モナハン
- マイケル・キートン
- アクストン・ルカ・ポルト
- ハミッシュ・リンクレイター
ウィスパーマンの感想と評価

「ジェニー・ペンはご機嫌ななめ」のジェームズ・アッシュクロフト監督による、サイコスリラー。連続幼児誘拐犯を追う刑事ドラマで、良さげな雰囲気だけはあるものの、今一つ物足りない作品。
ロバート・デニーロ、ミシェル・モナハンなどキャストや演技は悪くないです。冒頭でいきなり遺体が発見されるところから始まるため、物語に入っていきやすく、序盤は期待を持たせてくれる要素が満載でした。
しかし中盤から徐々にリズム、ペースが崩れていき、話が進んでいるようで進んでいかないもどかしさがあります。視聴者をミスリードするために、刑事があっちに行ったり、こっちに行ったりしているうちに眠気が誘ってきました。
ご都合主義というか、キャラクターたちのつながりがものすごく狭く、加害者家族、被害者家族、元刑事が全員リンクしているのもダメですね。一見スケールが大きいようで、ものすごく小さいところで争ってる感じがいかにもネットフリックス映画っぽいですね。
連続殺人犯のてがかりを聞き出すために、すでに収監されている連続殺人犯に面会する件も「羊たちの沈黙」以降何度も使いまわされている演出で、もう飽き飽きです。あれによって二番煎じの印象が強く残り、オリジナリティーのない平凡な作品に終わったなという感じがしました。
あと、肝心な「ウィスパー・マン」という設定を活かしきれてない問題もありますね。窓の外から小声で囁き子供たちを誘いだすというシーンそのものがなく、囁くのは犯人が被害者をインタビューするときに限定していて、むしろそのときは囁く必要ねえじゃねえかよって思いましたね。もう目的果たしてるんだから。
ピーター、トム、ジェイクの親子三世代の関係性も深堀できておらず、「父親に愛されなかった男が、自分の息子を守ることで父親との関係を乗り越える」という本来の目的が達成されていなかったです。
アマンダ刑事も、捜査責任者っぽいのに基本女で一人行動で、危険な容疑者の家にもいつも単独で乗り込んでいくのとかアホすぎませんか。挙句の果てには80歳を超えたデニーロにアクションさせたり、なんでもありでしたね。ああ、期待外れ。



コメント
期待して観たのにサスペンスだけど分かり難くて面白かったとも思わなかった。
期待外れでしたね