2017/10/23

SOMEWHERE(原題)


ソフィア・コッポラによる自分の幼年時代をネタにした作品。ハリウッド俳優の孤独や虚無感を描いたドラマで、スローな展開にも関わらず、退屈させない内容になっています。61点(100点満点)

SOMEWHEREのあらすじ

ロサンゼルスのホテルで派手な暮らしを送るハリウッド・スターのジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)だが、別れた妻のもとで暮らしていた11歳の娘クレオ(エル・ファニング)をしばらくの間、預かることになる。騒々しい日常は一転、クレオとの楽しく穏やかな日々が過ぎていく。そして、再び離れ離れになる日が訪れるが……。

(Yahoo 映画より)

SOMEWHEREの感想

この映画を見ると、「ロスト・イン・トランスレーション」といい、この映画といい、実はソフィア・コッポラは、自分大好き監督にありがちな自分自身を描いている、ということがよく分かります。

誰の話をしていようと、最後は結局自分の話題になるというタイプの女です。「ロスト・イン・トランスレーション」がソフィア・コッポラの成人時代を描いたものだとすれば、これは少女時代を描いたものに当たるんではないでしょうか。

両方に出てくる主人公の女が監督自身で、この映画のハリウッド俳優ジョニー・マルコはソフィア・コッポラの父親がモデルでしょう。

セレブの家庭で生まれ、育った彼女だから金持ちの人間が抱えるむなしさなどをリアルに伝えることができるのは当然で、上流階級の華やかな世界ばかりが注目される一方であえてその人たちが直面する悲しみや退屈さに焦点を当てているところが面白い、とされるのではないでしょうか。

それにしてもセックスをオブラードに包み隠す、お馴染みの撮り方はいただけませんね。あんなところにも育ちの良さが表れてて、ちょっと嫌味ですらあります。育ちはいいのに、下品なことをする、からこそエロさが増すのになんで分かんないかなあ。

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