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ロスト・フライトはちょっと笑えるおバカアクション!ネタバレ感想

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リアリティーはないし、設定滅茶苦茶だし、アメリカが格好いいだけの映画。シンプルだから暇つぶしにはいいです。50点

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ロスト・フライトのあらすじ

スコットランド出身のパイロット、ブロディ―・テランスは、14人の乗客と3人の客室乗務員を乗せトレイルブレザーエアライン119でシンガポールから東京経由ホノルル行きを操縦していた。乗客の中には、殺人事件の容疑者ルイス・ガスパーレもいた。彼は警官に同行され、ちょうど輸送されるところだった。

ブロディ―は出発前から天気が悪いことは伝えられていた。そこで上司の指令に従って南シナ海を横断する近道を取った。しかしこれが裏目に出て、嵐で飛行機は大きな被害を受け、乱気流で客室乗務員と警官が死亡。飛行機は見知らぬ島に緊急着陸した。やがてそこがどうやらフィリピンのホロ島であることに気づく。

ニューヨーク市では、トレイルブレザーエアラインの取締役会が開かれていた。クライシス・マネージャーであるスカーズデールは島はゲリラに支配されていて治外法権状態となっておりフィリピン当局ですら救出に拒否しているという状況を説明する。そこで乗客を救出するためにプライべートの救出部隊を派遣することにする。

ホロ島に着いたブロディ―は食料や水を確保するためにジャングルの中を偵察することにする。そのときあろうことか、容疑者のルイスを連れていくことにする。ルイスはフランスの外国人部隊にいた経歴の持ち主だった。

廃墟となった倉庫で、ブロディ―は電話を見つけ、会社と娘に位置を知らせるために電話をする。しかしそこにゲリラが現れ格闘になる。なんとかルイスが助けに現れ、ブロディ―は命拾いした。まもなくしてゲリラのボスに外国人たちを乗せた飛行機が島に不時着したことがバレてしまう。ゲリラにとって外国人は人質として最適だった。こうしてブロディ―たちはゲリラから命を狙われることになるが、、、

ロスト・フライトのキャスト

  • ジェラルド・バトラー
  • マイク・コルター
  • ヨーソン・アン
  • ダニエラ・ピネダ
  • ポール・ベン=ビクター

ロスト・フライトの感想と評価

ジャン=フランソワ・リシェ監督による、飛行機事故映画とパニック映画とサバイバル映画をごちゃまぜにした、ちょっと笑えるアクションムービー。ストーリーはシンプルで、筋書きは予想通りで、ちょくちょくおバカな設定がある、なにも考えたくない人向けの作品です。

物語は、飛行機が事故ってたまたま不時着したところがゲリラが支配しているやばい島だった、という一行で説明が終わる内容になっていて、それが本作の最大の欠点で見所でもあります。

劇中、「そんな馬鹿な!」というエピソードが連発するんですが、一応フィリピンのホロ島は本当にアブ・サヤフというイスラム主義組織に支配されているみたいで実際に無法地帯なんだそうです。そこだけ現実と合わせてきているのが逆に笑えるぐらい、ほかの設定はガバガバでもう突っ込みどころが多く、それを許容できる人だけが楽しめるでしょう。

まず初っ端、シンガポール>東京行きのフライトに乗客が14人しかいない航空会社ってどんなだよって思ってしまって噴き出してしまいました。なんで14人かというと、乗客が200人も300人にもいたら不時着後に絵的に収集が付かなくなるからと、ゲリラと戦うときに乗客たちが圧倒的に数的有利に立ってしまうからでしょう。だからガラガラのフライトにするしかなかったのです。

そんなフライトに乗ってきた殺人事件の容疑者ルイスのくだりがまた笑えるんだけど、狂暴な危険人物として紹介されるのに、同行する警官がたった一人だったりします。最低二人でしょ。

そんでもって島に降り立ったときは、このルイスの凶暴性と戦場の経験が役に立つみたいな感じで重宝されていき、いつの間にやらただのいい兄ちゃんになっていくのが素敵でした。

もう間違いなく本作のMVPはルイスだろっていうぐらいの活躍ぶりで、森の中でちょっといなくなったかと思ったら次に現れたときには機関銃を持って登場するし、それもどこでそんな武器を手に入れたとか全く触れずにストーリーが進んでいくのが視聴者にとても不親切なところが最高でした。

後半になると、会社がプライベートで雇った武装救出部隊が到着し、ゲリラたちとドンパチになるんですが、こんな事態なのにアメリカ政府の介入は一切なく、航空会社幹部の独断で海外の島に勝手に武装集団を送り付けるとかまじでありえなくて興奮しました。

ルイスはそんな武装集団ともまるで顔なじみかのような連携プレーを見せ、ゲリラたちをバンバン倒していくんですが、最後の最後でやらかします。それが本作の最大のオチであり、伏線回収であり、爆笑ポイントといってもいいでしょう。詳細についてはあえてネタバレしないでおきますね。

途中からあれこれ一体なんの映画なんだっけ?って思うぐらい飛行機事故のことは置いといて、ゲリラとの戦いになっていき、アメリカは少数でも勇敢にゲリラと戦うし、楽勝で勝てちゃうよ、だって英雄だもんっていう流れに落ち着いていきます。

ちょい役でアジア系の俳優を出しているんだけど、それも全てはジェラルド・バトラーの引き立て役に過ぎず、なんなら副操縦士なんてすぐ死にそうな臭いがプンプンしてました。結局死ななかったけどね。

ラストの締めくくり方もなんか拍子抜けするし、なによりルイスがあの後どうなったのかに触れないのには失望しました。でも笑えたからまあいっか。

コメント

  1. パイン好き より:

    コレ結構楽しめました。ジェラルドバトラーの映画なんて真面目に見たらいけませんよ。脳死で楽しむのが1番です(皮肉とかじゃなく)。この映画、ガバガバさは置いといて、テンポも良いし、終盤のアクションシーンも迫力あってかなり良かったと思います。最近の作品と比べるとインディジョーンズと運命のダイヤルの数百倍は面白かったですよ。そのくらいインディが最悪すぎたってのもありますけど。