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J-POPの捕食者秘められたスキャンダルは被害者の生の声が聞ける

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日本を代表するセクシャル・プレデター、ジャニー喜多川の闇を暴こうとしては結局それほどできなかった感じで終わっていくニュース番組。ジャニー喜多川の性的搾取問題を知らずしてジャニーズタレントたちを応援している人たちは見てください。40点

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J-POPの捕食者秘められたスキャンダルのあらすじ

日本の芸能界を長年牛耳ってきたジャニー喜多川。彼が立ち上げたタレント事務所「ジャニーズ事務所」は多くのアイドルを育成し、世に送り出してきた。

しかしその裏ではジャニー喜多川による性的搾取が長年行われてきた。にも関わらず日本のメディアや国民を目をつぶり、いまだに彼を崇拝する始末だった。

そこでジャーナリストのモビーン・アザーが日本を訪れ、実際に性的虐待の被害者たちの話を聞いてみることに。すると被害者たちの口からは衝撃的な話が次々と出てくるのだった。

J-POPの捕食者秘められたスキャンダルのキャスト

モビーン・アザー

J-POPの捕食者秘められたスキャンダルの感想と評価

BBCワールドニュース制作による、47分間のショートドキュメンタリー。日本のハーヴェイ・ワインスタインことジャニー喜多川による性被害者たちの生の声を記録した作品です。

SNSでちょっと話題になっていたので見てみましたが、内容的には特に新しいネタもなく、ほとんどが知っている話でした。出版社、被害者たちにちょろっと話を聞いて、最後はジャニーズ事務所に突入する、という表面的な取材に終始し、それほど深くは掘り下げてないです。そういう意味ではドキュメンタリー作品としてはそれほど価値があるものとはいえないでしょう。

一方で腐れ切った日本社会に一石を投じる、問題提起をするという意味ではとても有意義だと思います。こうして海外からの圧力を受けない限り、日本国内だけでは解決しないからね。

今の若い世代はどこまで知っているのか分かりませんが、30代以上ならジャニー喜多川の性的搾取について聞いたことがない人の方が少ないんじゃないでしょうか。実際、裁判所が性的虐待があったことを認めているぐらいなので疑惑じゃなくてこれは事実なんですよね。

それほどの周知の事実にも関わらず、日本社会は黙認してきただけなく、彼を崇拝し続けているというのは本当に病気としかいいようがなく、ジャニーズ事務所って日本の闇を象徴する存在としてすごく気持ち悪いなあと僕はずっと思い続けています。なにより日本の首相がジャニー喜多川が亡くなったときに弔電をってるってやばいよね。

ジャニーズのタレントたちもまた成功と引き換えに性的搾取を受け入れてきた、あるいは我慢してきた男の子たちとして見ると、複雑な気持ちになってしまいます。とても素直に応援なんてできません。

本作の見所となるのは実際の被害者たちが語るおぞましい体験の数々でしょう。ジャニー喜多川は日本のハーヴェイ・ワインスタインと言いましたが、実際手口もハーヴェイ・ワインスタインと同じでマッサージしたり、させたりしてから徐々にスイッチを入れていったようです。性的加害者のやることってパターンがあるんですね。

ほかにも「YOU、お風呂に入ってきな」って言って後からジャニー喜多川が入ってきて体を洗ってきたりするんだって。気持ち悪ぅ。

散々性的な嫌がらせを受けておきながら、多くの被害者たちは口をそろえて「ジャニーさんは優しい」と言ったりするあたりが彼らの洗脳具合を表していて、ジャニー喜多川のグルーミングテクニックの高さをうかがわせます。

ハーヴェイ・ワインスタインの場合は被害者にも一貫して無礼でクズだったらしいから余計に被害者たちの反感を買い、訴えられた部分もあるだろうけど、ジャニー喜多川は性的な面を除くと紳士的で優しかったため被害者たちが訴えづらい、という背景もありそうです。計算かどうかは分からないけど、憎まれない性的加害者キャラを作り上げたんだから余計にタチが悪いよね。

ジャニー喜多川と関わることによる性的被害のデメリットよりもほかの面でのメリットが上回っているから誰も声を上げないというのもあるのでしょう。芸能人の卵たちはなにがなんでも成功したい、という意気込みの若者が多いだろうから、彼らからしたらお爺ちゃんにお尻をいじられることぐらいなんでもないんでしょうか。実際、現在ホストをしている元ジュニアの青年はやられてもいいって言ってたしね。名声と権力は人をそれだけ狂わすってことです。

また、被害者たちが男の子だったのも日本社会が黙認している理由の一つに挙げられそうです。これが未成年の女の子たちだったら怒って騒ぎだす人たちが大勢いそうだけど、男の子だからいいかみたいな男性の性的被害者のことをシリアスに考えない風潮はまだまだありますね。

いずれにしても被害者が女性だろうと男性だろうと、まず事件としてしっかり扱わないと一生なくならないんじゃないのかなあ。告白するとかだけじゃ全然足りなくて、ちゃんと被害届を出して起訴までもっていかないと。そのためにはジャニーズ事務所を相手に告発するんだったら、キムタクが先頭を切って#MeToo運動でも起こさないと日本は変わらないでしょう。若いうちはできなくても今ならできるでしょ。まあやらないだろうけどね。

コメント

  1. シャインマスカット より:

    こんにちは。こんなドキュメンタリー番組があるんですね。ジャニー氏、確かに「日本のワインスタイン」ですね。正に『シーセッド』を思い出しました。

    彼の「問題」については、生前より暴露本が出されていたので知ってはいたんですが、やはり亡くなってからでないと中々こういう番組は作れないのかもしれませんね。

    また、「男性の性被害は、女性と比較すると、まだ認識が弱い」というのも納得です。男性は女性よりも声を上げにくいのは、性的役割や、より高いストレス耐性を求められがちだからでしょうか。

    それにしてもメリー・ジャニー姉弟は90歳近くまで長生きしましたね。ある意味、「他人の命?精力?を吸い取って生きてる『妖怪』なのか?」なんて思うほどでした。本当に、「憎まれっ子世に憚る」なんですかね…良くないことだけども。

  2. MAIME より:

    ジャニーズは早く消えてなくなってほしいです。
    性加害についてはタレントに何の罪もありませんが、日本芸能界のクオリティを貶めてきた一部であり、そのことには多大な猛省がされなければなりません。
     日本芸能界が瀕死の重傷から長年脱することができないことと、ジャニーズのあらゆる分野における縦横無尽のひどい仕事ぶりは決して無関係ではないはずです。
     日本芸能界が瀕死の重傷から焼け尽くされて消滅してしまう日も遠くはないかもしれません。
     本気で業界を変えるつもりがあるなら、せめてジャニーズはじめAKB系、EXILEなどの低能アイドルを一掃して出演をさせないぐらいのことしてほしいです。
     まあ、今の日本の芸能界はアイドルやタレント以外でもレベルが低い俳優が多すぎるから、それだけでは到底変革にはなりもしませんね(笑)