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残り火はちょっと面白いサスペンス!ネタバレ感想

この記事は 約4 分で読めます。

ラスト以外は楽しめる、よくできた殺人事件映画。サプライズあり、色気ありのバランスの取れたエンタメ作品です。60点

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残り火のあらすじ

建設会社の社長クリスチャンは妻レオノーラと息子ヨハンの三人で豪邸に住み、裕福な生活を送っていた。

彼は自分の会社に勤める若くて美人な建築家のクセニアと不倫していた。ところがある日クセニアが夜中にメッセージを送ってきたことでクリスチャンは妻のレオノーラに不倫を疑われてしまう。

極めつけはパーティーのときにクセニアと関係を持っている現場を目撃されてしまい、クリスチャンは隠しようがなくなってしまう。

レオノーラは家族のためにキャリアを捨て全てを捧げてきたにも関わらず夫に裏切られたに激怒した。

夫が以前金融詐欺事件を起こしたときも隠蔽するのを手伝ったのもレオノーラだった。レオノーラは愛人と別れないなら警察に夫を通報すると脅した。息子にも二度と会わせないと言った。窮地に追い込まれたクリスチャンはレオノーラを殺害することを決意する。

残り火のキャスト

  • ダール・サリム
  • ソニア・リクター
  • スス・ウィルキンス
  • ミケル・ビアクケーア
  • カティンカ・ピーターセン
  • ラース・ランゼ

残り火の感想と評価

バーバラ・ローテンボルグ監督による、デンマークを舞台にした夫、妻、愛人が繰り広げるドロドロ殺人劇。予想外の展開が続くサスペンススリラーです。

物語は、既婚者の夫が若い女性に夢中になり、「私と奥さんどっちを取るの?」と離婚をせかされる一方で奥さんにも不倫がバレて「愛人と別れるか、さもなければ(以前の事件で)刑務所に入って息子とも会えなくなるけど、どっちがいい」と究極の選択に迫られる、男からすると大変つらいお話です。

男目線で見ると、悪いのは自分なんだけど、そこまで極端な選択を迫らなくてもいいじゃないですか。もう勘弁してくださいよっていう状況なのに対し、女性目線で見ると、地獄へ落ちろこの優柔不断男めがっていう復讐劇になっていてまた違った印象を受けるかもしれません。

よくある痴情のもつれから殺人に発展するストーリーなんだけど、殺人に至るまでの動機とその後の話の流れがとてもスムーズなのが特徴です。よくあるじゃないですか、別にわざわざ殺さなくてもよくない?っていう殺人事件。

現実でもそうだけど、夫婦間で殺人事件が起こると「別れればいいじゃん」と思っては犯人が殺人に手を染めてしまう心理がいつもよく分からないんですよ。

でも本作の場合は「殺すしかない」というところまで登場人物が追い込まれる状況が上手く作られていて妻に詰められた結果、いけない計画を遂行してしまう夫の行動に納得させられてしまうほどでした。もちろんどんな理由があれど殺したらダメなんだけどね。

確かに自分が愛人を作っておいて、外で悪さしている奴に限って、離婚するときは「穏便にお願いします」とか言ってきそうですよね。

それに対してやられた方は「ふざけんなこの野郎、お前の人生滅茶苦茶にしてやる」ってなってしまうのもまあ分からないでもないです。

しかしながら本来、殺人を計画した夫が思い切り悪く見えるはずなのに、この映画の場合なぜか奥さんの悪さのほうが夫に勝ってしまうのが面白いところです。スイッチ入ってからの奥さんが怖いのなんのって。

愛人のほうも自分が愛人である立場をわかってて付き合ってるくせにすぐに離婚を迫ったり、夜中にあえてメッセージしてきたり、根っからの悪ですよね。二人とも怖すぎます。よりによってあんな気の強い女性二人をよく天秤にかけたよな。クリスチャン馬鹿だろ。

クリスチャンも不倫してるくせに携帯の通知をオフにしなかったり、妻が出席してるパーティーで不倫相手とやっちゃったり、ガード甘すぎだろって。そりゃあバレるだろうよ。でも彼がやや気の弱い設定になっているのが絶妙だったし、最後はいいように操られっぱなしで同じ男として情けなくてよかったです。

突っ込みどころはありつつも終盤までは釘付けになりました。ただラストで盛大にやらかしますね。死体の遺棄の方法がもうありえないんですよ。あんなに大勢の前で遺体を処分するとかアホすぎるでしょ。そうじゃないにしても現場にあれだけ証拠残したら絶対バレるよね。警察もどんな仕事してるんだって。

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