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007ノー・タイム・トゥ・ダイは途中からつまらない!ネタバレ感想

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この記事は 約5 分で読めます。

前半面白く、後半白けていく人気スパイシリーズ。少なくともラストで感動することはない作品です。38点

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007ノー・タイム・トゥ・ダイのあらすじ

ノルウェーの自然に囲まれた家でマドレーヌは母親と過ごしていた。そこにマドレーヌの父親に家族を殺されたという能面を被った男が現れ、マドレーヌの母親を殺害する。

マドレーヌは身を隠して難を逃れようとしたが、能面の男に見つかってしまい、彼を銃で撃って撃退する。能面の男を殺害したかに見えたが、彼は一命を取り止め、息を吹き返してまた襲い掛かって来た。

マドレーヌは凍った湖の上を走って逃げたものの、氷が解けて湖の中に落ちてしまう。そこに能面の男がやってきてマドレーヌに向かって発砲する。

十数年後、マドレーヌはボンドとイタリアのマテーラで時間を過ごしていた。そこにはかつてボンドが愛したヴェスパーの墓があった。ボンドが墓を訪れると、スペクターの紋章が描かれた紙を見つけ、墓が爆発する。ボンドはなんとか命拾いしたものの、スペクターの兵士たちが彼を追って来た。

追手をなんとか振り切ったボンドはマドレーヌが裏切ったのではないかと疑い、マドレーヌを列車に乗せて別れることにする。

5年後、ボンドはジャマイカで悠々自適に暮らしていた。そこでボンドは007を名乗る女性と遭遇する。

007ノー・タイム・トゥ・ダイのキャスト

  • ダニエル・クレイグ
  • レア・セドゥ
  • ラミ・マレック
  • ラシャーナ・リンチ
  • レイフ・ファインズ
  • ベン・ウィショー
  • ナオミ・ハリス
  • ロリー・キニア
  • アナ・デ・アルマス

007ノー・タイム・トゥ・ダイの感想と評価

【読者のななしさんのリクエストです。ありがとうございます。】

闇の列車、光の旅」のキャリー・フクナガ監督による、007シリーの第25作目。イギリスのスパイがおねえちゃんとよろしくやりながら敵を倒していくアクションドラマです。

序盤の滑り出しはとてもスムーズで、テンポが良く、アクションは見ごたえ十分です。カーチェイスシーンは格好いいし、スパイグッズの数々はアイデア満載です。

ボンドガールのレア・セドゥはフェロモンプンプンだし、色気ムンムンだし、フランスを代表をする美魔女的な雰囲気をかもしていて最高でした。一度でいいからレア・セドゥみたいなフランス人にホテルの部屋で「ジュテーム・ボクー」とか言われてみたいですね。

ただ、そんな最高のボンドガールとダンディーなおっさんをもってしても2時間40分もの長時間画面にくぎ付けにさせられることはなかったです。

中盤を過ぎたあたりからジェームズ・ボンドが国のためなのか、それとも女のためなのか、一体何を目的に行動しているのかがごちゃごちゃになっていく公私混同ぶりがだらしなく、同時に話がつまらなくなっていきます。

ジェームズ・ボンドってスパイのくせに極度の寂しがり屋なのか、好き嫌いのオンオフが激しすぎません? 特にマドレーヌに対してのツンデレぶりが病的で、裏切られたと思ったんだったらホテルに残しておけばいいのにちゃんと駅まで送るっていうのがまず分かりませんでした。

あれでジェームズ・ボンドが列車のチケットを買うシーンがあればまだよかったんですけどね。「大人一枚」って彼が言うときマドレーヌがどんな顔をするのか見てみたかったです。

それもスパイのくせに裏付けを取らずに彼女の容疑を晴らす努力もせずあっさり別れちゃうし、そうかと思ったら何年も会ってなかったのに再会したらやっぱり愛してるって普通に病気だと思うよ。ただ、一人でいたくないだけだろって。

マドレーヌがジェームズ・ボンドのことを思い続けていたっていうのはまだ分かるんですよ。彼の子供も産んでるわけだし。でもそれにしてもお互い誤解を解こうとしなかったり、何年も連絡取らなくて平気なんだね。子供にお父さんのこと最後まで全く説明してないっていうのもおかしいだろ。

ジェームズ・ボンドはどうせジャマイカで散々ジャマイカンと遊んでたわけでしょ。ジャマイカではノーミとキューバではパロマとやる気満々だったし、それでマドレーヌを愛してるとか言われてもあんまりラストの感動にはつながらないんですよ。

マドレーヌは愛してるっていう権利はあってもジョームズ・ボンドのような年中発情期の猿みたいな男は愛してるって言っちゃ絶対ダメですね。恋人は作っても子供は作るのはルール違反です。

ラストシーンは無線で話してる時間があるなら、さっさと島を脱出しろよって思ったりもしたし、あの施設も含めてなかなかつっこみどころ満載だったんではないでしょうか。

一番面白かったのは畳のシーンですかね。あの施設の全体デザインにあそこのスペースだけ畳はないわ。あれをデザインした建築家、誰だよ。

ジェームズ・ボンドに畳でジャパニーズ土下座をやらせていたのは爆笑でしたね。それも土下座しろともなんとも言ってないのに自分からしだしたからね。

あのとき果たしてちゃんと靴を脱ぐのかどうかを注目して見ていたんですが、やっぱり靴は脱がずに足の部分は畳から出して上半身だけ畳にぴったりつけて土下座していましたね。誠意のなさってああいうところで出るんですよ。どうせなら靴のままで畳にずかずか入っていって「どうか、お許しください」って土下座したらもっとアンバランスでよかったと思います。

このシリーズは今後どうなっていくんでしょうね。もうこの流れなら次回の007は黒人女性の ラシャーナ・リンチ扮するノーミで決まりでいいじゃないのかなぁ。この多様性アピールの流れで白人男性っていうのはないんじゃないかなぁ。それかターバンを巻いたインド人にするか、どっちかにしてもらいたいです。

 

コメント

  1. きのこ より:

    最後「アルマゲドンかよ!」ってツッコミ入れたくなりました。

  2. ななし より:

    リクエストに答えて頂きありがとうございます!
    クレイグボンドって孤児な上に1作目で惚れた女に裏切られるわ女は死んじゃうわで病んで、あんなめんどくさい男になっちゃった
    そんな精神的に不安定な人を00にしてええんか?って思いますが、実力あればヨシ!なのかなあ
    最後ボンドが逃げなかったのは、格闘時に敵ボスに毒を注入されたからだと思います
    解毒不可能で一生体外に排出されず、さわるだけで相手が死ぬ猛毒だとボスが言ってました(何じゃそりゃ) それで世界征服を企んでたんですよ
    そもそも今回の悪党がポッと出でよくわかんない奴でした
    そんなのにやられちゃうから前回までの因縁の敵がショボく感じられるし、何でマドレーヌにあそこまで固執したのかもわからん…
    でもアクション満載で面白かった!

    インド人ボンドが歌って踊って敵をなぎ倒すのがすごく見たいです!アストンマーティンのかわりに像に乗ってほしい

    • 映画男 より:

      あれ、毒のせいでグズグズしてたんですね。猛毒だっていうのに全然死なないから、なんのこっちゃいでした。

  3. Canis より:

    初めまして。いつも、喝采を送ったり、「コイツは分かってねぇ」と毒づいたりしながら、楽しく参考にさせてもらっています。

    No Time To Die、ご指摘は一々ごもっともで、何の反論もございません。
    が、私にとっては70点ぐらい有ったかな。007は、子供の頃から親しんできて、どうせ死ぬわけがないボンド(笑)が、まさか死んじゃった!と言うのが大きかったようで、見終わった後に喪失感すら感じてしまいました。

    まぁ映画としては38点でもしょうがないかな。
    (あれは毒ではなくて、ナノ・ボット=ナノ・サイズのマシンだそうですが・・・人が作った機械なら、それを破壊する方法も人が作れそうなものですね)

    • 映画男 より:

      ボンドは本当に死んだんですかね。やっぱり生きていたっていうふざけたオチもありそうな気もしますが。

      • Canis より:

        それか、ハヤリの別次元(パラレル・ワールド)とか?

        ふざけんのもいい加減にしろ、と言いながら、見に行っちゃうんだろうなぁ。

  4. high-low より:

    レア・セドゥを観る映画でしたね。ミステリアスな中にあどけなさが残っているのが、素なのか、演技なのか、分からない所が魅力です。
    ラストの取って付けた感は否めない。

  5. onscreen より:

    ほんと前半からの失速感ハンパなかったですね…

    退屈しきってしまう自分にゲンナリしておりました(涙)

    https://blog.goo.ne.jp/onscreen/e/e328cc5bd934b36fbe1e6bab1c5ef132

  6. トラオ より:

    こんにちは。世間では高評価みたいなので私がおかしいのかと思ってたので、わかってくださる方がいてよかったです。つまんなすぎて落ち込みました。ラミマレックも苦手ですし。

    あの建物のデザインは西洋人でしょうね、あそこで畳を持ってくるのは。畳は荒川区の畳屋さんが作ったそうです。日本以外では作ってないでしょうけどね。笑