スポンサーリンク

トマホーク・ガンマンvs食人族はややつまらない!ネタバレ感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約5 分で読めます。

演技はいいけど、ストーリーに展開が少ない、冒頭とエンディングだけ見ればいい映画。もっとドンパチがあってもよかったです。45点

スポンサーリンク

トマホーク・ガンマンvs食人族のあらすじ

1890年代のアメリカ、フランクリン・ハント保安官はある日、村にやってきたならず者のパービスを酒場で取り押さえようとする。しかしパービスが抵抗したため彼の脚を撃った。

負傷したパービスに治療を施そうとフランクリン・ハント保安官は村のドクター、アーサーを呼ぶが脚に大けがを負って寝たきりだったために仕方なくアーサーの妻でアシスタントのサマンサに治療をさせる。

サマンサはパービスの様態を気にかけ、治療を終えても帰ろうとしなかった。するとその晩、サマンサとパービスと見張り番のニックの三人は警察署から何者かに連れ去られてしまう。村のインディアンの男は、食人族の仕業だと言った。食人族は狂暴で、とても彼らの居場所には近づけないと忠告した。

しかしフランクリン・ハント保安官、ブルーダー、チコリーは危険を承知でサマンサたちを探しに行くことにする。アーサーも足を引きずりながら行くといって聞かなかった。

こうして4人は乾燥地帯を越え、食人族を探す長い旅に出るのだった。

トマホーク・ガンマンvs食人族のキャスト

  • カート・ラッセル
  • パトリック・ウィルソン
  • マシュー・フォックス
  • リチャード・ジェンキンス
  • リリー・シモンズ
  • デヴィッド・アークエット

トマホーク・ガンマンvs食人族の感想と評価

読者の麻犬さんのリクエストです。ありがとうございました。

ブルータル・ジャスティス」のS・クレイグ・ザラー監督による、保安官たちと食人インディアンたちの対決を描いたアクションロードムービー。妻を誘拐された男が村の勇敢な男たちと共に妻を救うために長い長い旅をするお話です。

食人族と戦うのを最終ゴールとしたストーリーですが、それまでの旅路で起こる出来事に大部分の時間が費やされており、長いフリに耐えられるかどうかがこの映画の評価のポイントとなりそうです。

酷い映画ではないんですが、面白くなるまでにあまりにも時間がかかりすぎるのは問題ですね。最初は馬に乗って移動し、途中で馬を失って歩くはめになり、悪い奴らと遭遇したり、仲間割れしたり、といったハプニングは多少あるものの、視聴者の集中力を保つほどの効果はありません。

会話にもメリハリやユーモアがなく、伏線ともいえないエピソードが続いていきます。

お風呂で本を読むのが好きなんだけど、本が濡れてしまうのでどうしたもんか。それなら画家が使う台を風呂桶の前において本をめくればいいじゃないか。ああ、なるほど、そうしよう。

こんなたわいもない会話ばかりなのでちょっときついですね。せめて笑いがあればよかったけど、ずっと会話のやり取りにも明るさがなく、暗い印象がつきまといます。

4人の男たちはかなりの距離を移動するんだけど、逆にあの距離をインディアンたちは歩いて村まで行き、大人三人を誘拐してきたわけでしょ。普通に無理だよね。人質たちをおんぶして行ったのか、肩車していったのか、想像するだけでも大変で、インディアンたちにとってそのメリットが果たしてあるのか疑問に思いました。

一方で4人の男たちも妻を連れ去られたアーサーがあれだけ必死に命懸けになるのは理解できても、ほかの3人には特別な大義名分がないんですよね。一人はインディアンを敵対視しているという言い訳を用意しているけど、だからといって嫌いな奴らのために命懸けであんなに大変な旅を続ける理由にはならないんですよ。

保安官にとっては仲間を救うという意義があるんでしょうか。でもそのために村をほっぽりだすというのもどうなのかなあ。お喋りのお爺ちゃんはただの付き添いだったし、なんだかパットしないメンバーでしたね。

また、インディアン差別映画ともいえる内容に終始し、インディアンは野蛮人だという偏見のもと、正義の味方の白人たちが悪いインディアンを倒す、というベタな話になっているのも違和感を覚えました。

これ設定を逆にしたらむしろ面白かったかもしれないですね。白人にインディアンの女性を誘拐されて、インディアンが復讐する話にしたら視点が斬新で見ごたえあったと思います。別に「ダンス・ウィズ・ウルブス」みたいにしろとは言わないけど、結局、白人目線でした描けないところがダメですね。

インディアンとの対決が始まるのは1時間半を過ぎてからなので、最初の出来事と1時間半以降の出来事を見るだけで事足りてしまう構成になっているのもダメですね。もうちょっと中身があればもっといい作品になってたでしょう。

しかしながらインディアンとの一連の戦いのシーンはなかなかグロくてよかったです。体を真っ二つに切ったり、インディアンたちの容赦ないところがいいです。できればあのままインディアンが勝利する展開でもよかったですね。

たとえインディアンに勝ったところであのメンバーたちはあの距離を歩いて、食べ物も飲み物もなしで、帰るんでしょ? 絶対死ぬでしょ。

コメント

  1. 麻犬 より:

    遅れましたがレビューありがとうございました!
    私も前半退屈だったので同じ意見で嬉しいです。
    ひたすら現実の空気を表現するだの退屈なのか?と思ってましたが、やっぱり退屈なもんは退屈ですよね。

    これからも頑張ってください。