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隠れビッチやってましたは浅いし話のレベルが低い!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

女子中学生向けの恋愛自立物語。ヒロインの演技力と話の程度がとにかく低い大人が見ちゃだめなやつです。27点  

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隠れビッチやってましたのあらすじ

26歳のひろみは不特定多数の男とデートに行き、相手をその気にさせることで自分の承認欲求を満足させていた。

男から告白させた時点でひろみの目的は達成され、後は男たちを次々と振っていく。それを彼女はゲームのように楽しんでいた。

そんなある日、ひろみは職場で知り合った男、安藤のことをついつい本気で好きになってしまう。最初は上手くいってたものの彼が別の女性をバイクに乗せていたことを目撃してショックを受ける。

ひろみは安藤に振られてやけ酒を飲み、路上で寝ていたところを同じ職場の三沢に見られてしまう。それがきっかけでひろみは今度は三沢に執着していく。

隠れビッチやってましたのキャスト

  • 佐久間由衣
  • 村上虹郎
  • 大後寿々花
  • 小関裕太
  • 森山未來

隠れビッチやってましたの感想と評価

「旅猫リポート」の三木康一郎監督による、あらいぴろよの自伝的コミックエッセイの映画化。

男からちやほやされたいだけの女がワーワーわめきながら人のせいにして生きていく話です。

まずタイトルが詐欺的にミスリードですね。ビッチの定義がいわゆる「尻軽女」のビッチではなく、性悪女に近いソフトな感じに捉えていて、ヒロインが不特定多数の男と寝るのではなく、多くの男から告白されることに快感を得る、というなんとも幼稚な話になっています。

ストーリーも幼稚ならヒロインのひろみの性格も子供そのもので、恋愛ではなく恋愛ごっこの主人公になっている自分に悦を感じちゃってる、ただの痛い奴でした。

それもデートをした男に対してだけでなく、同居人や職場の同僚たちにまで常日頃からわがまま言いたい放題で、ちょっとしたことで傷つき、キレる、というとても成人女性には見えない未成熟さがなにかと強調されています。

彼氏が牛乳を買ってくるのを忘れたぐらいで「あなたは私のこと好きじゃないんだ」ってキレ出すってもはや病気じゃない? あんな女のことを好きになる男もどうかと思うよ。

また、同居人が誰かと性行為をしてたらその現場を抑え込もうとしたり、自分は簡単にはやらせないっていう信念を持ちながら、友達がしてたら嫉妬するっていう物差しもよく分からないし、早い話がただの「子供」なんですよね。

男たちはなぜかそんなヒロインに頭が上がらず、引っぱたかれても黙って我慢し、年上なのに敬語で喋ってたりするからね。どんな設定だよ。

そして挙句の果てには両親が愛し合っていなかったから、父親が暴力的だったから自分はこんなになってしまったんだ、などと安易に結論づけてしまう、責任なすりつけ戦法で全てをまとめるオチには失笑しかできなかったです。

両親が不仲だとか、離婚してるとか、DVだったとかを自分が人に八つ当たりする正当化の手段に使ってるのが腹立ちますね。

お願いだからこれをヒロインの自立の物語とか、成長の物語とか言わないでね。いくらなんでも浅すぎだから。

異性に認められることでしか自己を満たす術を知らないヒロインの精神性をちゃんと描けていないから、こんな薄い話になるんですよ。そもそも性を抜きにそれを語ろうとしていること自体に無理があるんだけどね。

なんで邦画って大人の恋愛ドラマを、ここまで目線を下げて描こうとするんですかね。まるで小学生、中学生を対象に作ってるかのような話にするでしょ。

だからヒロインが「決してやらせないビッチ」のような矛盾した設定になっちゃうんですよ。いわば夜10時に帰宅するパリピみたいなちぐはぐな設定だからね。

たとえヒロインがポンコツだとしてもそれを笑いに変えられるならまだエンタメとしては成り立つでしょう。

しかしヒロインを演じた佐久間由衣のパフォーマンスが小学生のおままごとレベルなので、笑いが起こる気配すらしませんでした。外に向かって大声で「女としてじゃなく、人間として生きる」などと宣言するシーンとか昭和のCMかよ。

泣くシーンなんて「えーん、えーん」とかまじで言ってるからね。あれでOK出すって、監督はどんだけ寛大なんだよ。

ちやほやされたい女性も少なくないだろうから、あんなヒロインに対しても共感できる女性もいるんでしょう。

一方で男が見たら嫌悪感を抱くか、あるいは物語に登場する男たちのように、ろくに中身を見ずに外見だけでヒロインのことを可愛いと思ってしまうかのどっちかなんじゃないかなぁ。

もし可愛いと思ってしまった人は悪い女にはまるポテンシャルを持ってるので注意したほうがいいですよ。

コメント

  1. 通りすがり より:

    ストーリーも設定もグダグダで「誰向けの作品だよ?」という印象。
    こういう「やる気のない野球部」みたいな作品でも、「エースで四番」的な主演女優がいれば「ワンマン映画」として何とかなる余地はあったが、あの女優じゃどうしようもない。ミジンコの交尾なみに興味の無い「やる気のない野球部の日常」を延々見せられるだけの精神修養にしかならん作品。

  2. より:

    表現方法や演技が気に入らないのはわかりますが、主人公の行動は心理学を勉強してるとよく理解できました。
    知識がないのは仕方のないことですが、僕はあなたのエンパシーのなさ(理解しようとする姿勢がないこと)が恐ろしいなと思ってしまいました。