映画アップグレードはちょっと面白い!感想とネタバレ

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映像は大したことないけど、アイデアが面白い未来型SFスリラー。戦闘シーンが笑えます。58点(100点満点)

映画アップグレードのあらすじ

Upgrade Trailer #1 (2018) | Movieclips Trailers

自動車整備士のグレイは、客の車を届けるために妻のアーシャを連れてエロン・キーンの家を訪れる。エロンはイノベーターでハイテク企業のオーナーだった。

家に行くと、グレイと妻のアーシャはエロンからステムと呼ばれる最新のマイクロチップを紹介された。それは無限の可能性を秘めた発明品だそうだった。

グレイとアーシャは、自動運転の車に乗って自宅に帰ろうとしていると、突然車が故障を起こし、家とは逆方向に走り出した。

車は完全にコントロールを失い、スラム街で事故を起こした。そこに不審な男たちが現れ、グレイとアーシャを襲った。男たちはアーシャを射殺し、グレイの首を撃った。

この一件で妻を失ったグレイは、脊髄を損傷し、車椅子の生活を強いられることになった。自分の妻を殺した男たちに復讐したい気持ちがあってもグレイは自分ではもはやなにもできなかった。

そんなときエロンがグレイの家を訪れ、彼の会社のステムの技術を使えば体が元通りになる、とグレイに話した。

半信半疑だったグレイだが、もう一度歩けるようになって復讐を果たすためにグレイは手術を秘密裏で受けることにする。

手術は成功したもののある日突然、体内に埋め込まれたステムがグレイに話しかけてくるようになる。グレイは、高い知能を持つステムのアドバイスを聞きながら、妻を殺した男たちを自ら探し出すことにする。

映画アップグレードのキャスト

  • ローガン・マーシャル=グリーン
  • ベティ・ガブリエル
  • ハリソン・ギルバートソン
  • ベネディクト・ハーディ
  • メラニー・バレイヨ
  • クリストファー・カービイ
  • クライトン・ジェイコブソン
  • サチン・ジョアブ

映画アップグレードの感想と評価

ソウ・シリーズの脚本家&俳優として知られるリー・ワネル監督によるSFスリラー。出演者はB級寄りで、SF映画にしては低予算ではあるものの、いくつかの面白いアイデアのおかげで、斬新に仕上がっている作品です。

舞台は、自動運転の車が走り、ドローンの監視カメラがあちこちにある近未来の都市。家では音声認識可能なAIが家主に代わって家事や仕事をこなし、人々は快適な生活を送っています。

そんな時代にある若い発明家がAI搭載の超ハイテクマイクロチップを製造し、人の体に埋め込んだところ、その人間は超人へとアップグレードされる、という内容になっています。

表向きは復讐ドラマとして物語が進行し、裏では実は思いもよらぬ陰謀がうごめいていた、という設定で、ちょっとしたサプライズもあるので、SFファンならそれなりに楽しめるかと思います。

制作費はわずか300万ドルほどだそうですね。洋画のSFにしてはかなりの低予算といえるんじゃないでしょうか。

ソウ・シリーズもそうだったけど、リー・ワネル監督は低予算でヒット作を作るのが上手いですね。

安っぽさはあるんだけど、それをストーリーやアイデアでカバーしてるのがすごいです。

この映画も完全に近未来を描けているかというと、ところどころ現在っぽくて、アンバランスな箇所が目につきます。

しかしそれを貧富の差として描いているのか、人によっては自動車は手動運転の車に乗ってるし、家も昔ながらの家に住んでいる、という設定にしていましたね。

特に面白いのなぁ、と思ったのは、ドローンが常に空を飛んでいて、監視カメラの役割を果たしているところや体に銃を埋め込んだサイボーグ人間がいたり、敵キャラ、フィスクが用いるハイテク技術の数々です。

格闘シーンについてもカクカク動くのが新しく、格好良かったです。あれはあれで新感覚アクションになってますね。

一方であれだけの監視社会でテクノロジーが進歩している中で警察が全く役に立たないのはちょっと無理があったかなぁ。もっと優秀じゃないとおかしいでしょ。

殺人事件の映像の一部始終がカメラに収められているのに犯人が分からないって、どういうことだよって思いましたね。顔認識システムがあるんなら、すぐに割り出せそうなもんだけどね。

ラストの展開はどこか「2001年宇宙の旅」や「エクス・マキナ」を彷彿させるものがありました。

結局のところAIをテーマにしたSFが行きつく先って、AIが人間のいうことを聞かなくなり、反逆を起こす、という悲劇になりがちですよね。最後にサプライズはあったけど、もうひと捻り欲しかったかな。

また、俳優たちの演技は、上手い人とそうではない人がいましたね。主人公のローガン・マーシャル=グリーンは比較的まともだったけど、妻アーシャ役の女優メラニー・バレイヨをはじめ、女性刑事役のベティ・ガブリエルやその他のわき役たちはかなりB級感出てましたねぇ。

いずれにしてもストーリー、アクション、テンポが良く、娯楽性に富んでいました。最近のSFではかなり楽しめたほうです。これもしかしてソウみたいにシリーズ化するのかなぁ。

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