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映画「億男」はバカしか出てこない!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

なんとなくお金のことについて語って製作側が悦に入っている大馬鹿映画。最後の10分だけ見ればいい話です。25点(100点満点)

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映画億男のあらすじ

兄の借金3000万円を肩代りした一男は、妻子と別居中のときに宝くじで3億円が当たる。お金の使い道に迷った彼は、大学時代の親友、九十九(つくも)に相談すると、全額下ろしてこいと言われ、言われた通りにする。

ところが盛大にパーティーを開いて、泥酔して朝起きると、九十九は3億円と共に消えていた。金にも困っていない親友が失踪したことに一男は理解できなかった。それから一男は九十九の知人たちを頼り、九十九の行方を探そうとする。

その間、妻と復縁し、家族でまた一緒に過ごしたいと願う一男だったが、すっかり変わってしまった一男を妻は受け入れてくれなかった。

映画億男のキャスト

  • 佐藤健
  • 高橋一生
  • 黒木華
  • 池田エライザ
  • 沢尻エリカ
  • 北村一輝
  • 藤原竜也

映画億男の感想と評価

「るろうに剣心」、「3月のライオン」、「ミュージアム」などで知られる大友啓史監督が撮った駄作。川村元気の同名小説の映画化です。

マネー哲学をめちゃくちゃ抽象的な言葉で、さも教訓っぽく深そうに語っているおバカ映画で、なんの学びも得られないです。

ひとつひとつのエピソードにリアリティーが全くなく、必要以上の時間を取った末にいちいち滑るもんだから、がっかりさせること間違いなしです。

まずプロットがダメダメですね。

  • 失踪した兄が残した3000万円の借金の返済に追われる(なんで自己破産しないの? そもそもなんで返済する経済力もないのに保証人になってるのよ?)
  • 宝くじで3億円当たる(まあいいでしょう)
  • 借金は返さず、とりあえず友達に連絡する(全然分からないんだけど)
  • 友達に言われるがまま全額降ろしてくる(もっと分からないんだけど)
  • 豪邸を借りて、パーティーを開き、友達に持ち逃げされる(ごめん、バカなの?)
  • 一男の目標は借金を返して家族と寄りを戻すこと(じゃあなんで宝くじ当たった時に返さなかったの?)
  • お金を持ち逃げした友達の知人に会いに行き、お金の勉強をさせてもらう(なんで警察行かないの?)

このようにリアリティーのなさは挙げればキリがないです。視聴者の誰もが抱えるだろう疑問点に何も答えていないし、疑問点を無視して物語が突き進んでいくもんだから、付き合うのも嫌になってくるんですよね。

どうでもいいけど、大友啓史監督っていつも漫画とか小説とかの映画化しかしてないけど、オリジナルの脚本書いたことのあるの? 他人が創ったストーリーを拝借してきて、適当に人気俳優を集めて、ちゃちゃっと映画製作している感がすごいよね。

そもそも主人公の一男の描き方がダメですね。普通に大学も出て、家庭を持っていたような男なのに、なんであいつをあんなに頭の悪いドアホに描いているのか解せないです。3億円を一括で現金化して、鞄に入れて、警備員もつけずに持ち帰ってくるって、大人がすることじゃないもん。

「実際に目で見て、手で触れてみないとお金の価値は分からない」とか言われて、そのまま従っちゃうんだから、知能に問題があるとしか思えないです。

あんな馬鹿な男にするんだったら読み書きできないレベルの設定にしないと辻褄が合わないんですよ。

俳優たちの役作りのレベルの低さは、絶句するしかないです。高橋一生のわざとらしいドモリ演技もさることながら、北村一輝の髭もじゃエセ金持ち経営者のキャラなんて、次長課長の河本みたいだったじゃん。

藤原竜也のいんちきセミナー講師の役や沢尻エリカ演じるの金に執着した女とか、とにかく誰一人、実社会にいそうな人間が皆無なのが問題です。なんであんな嘘っぽいキャラにしちゃうんだろう。

モロッコの下りなんて全部カットでいいじゃん。なんで砂漠で落語始めるんだよ。また長いんだよ、あの下りが。

それでもって九十九が情熱的に「俺は人々がそれぞれの価値観で、物に自分の値段を決められるサービスを立ち上げらるんだ。だから企業する」とか語り出しちゃうし、恥ずかしいから止めてもらいたいです。

それで立ち上げたのがバイカムっていう、もろメルカリだのフリマだの既存のサービスのパクリっていうのがさすがですね。それを物語の中だとしても、そんなサービスは世の中にまだ存在してないみたいな態で話しちゃう神経が信じられません。

この映画で一番嫌いなシーンはラストで九十九が3億円を持って戻ってくる下りですね。それも家まで届けるんじゃなくて、電車に乗っている一男のところまで届けに来るっていうね。

あいつ3億円持ったまま、駅のホームとかウロウロしてたってこと? 相当頭悪いだろ。

挙句の果てには、「さて今この3億円は君にどう映るかな?」とかクイズ出しちゃったりなんかして、一男も普通に答えちゃうから笑えます。まず、殴れよ。

九十九はさも「俺がお前にお金の勉強をさせてあげた」みたいなドヤ顔で、お金についてレクチャーするところがむかつきますね。

いやいや、お前のお金じゃないし、泥棒にお金とは何かとか語られても全然入ってこないし。

こんな映画を見て、いやぁ、お金のあり方について考えさせられましたとか言ってる奴ってどんな奴なんだろう。間違っても億万長者は、そんなこと言わないと思うよ。

そういえば、東京の都心の一角に八百屋を経営している人がいて、そこのオーナーは宝くじで億を当てたそうです。

それで賞金で何を買ったかというと、その八百屋を買ったんだってさ。昔から八百屋をやるのが夢だったんだって。

東京の一等地だから土地代もめちゃくちゃ高いだろうし、だからかその店も狭いんですよ。1億円もあれば物価の安い海外に行けば遊んで暮らせるのに、わざわざ苦労を買うっていうのがなんとも日本人らしいですよね。色んな人いるよなぁ。

コメント

  1. ろみん より:

    はじめまして。この映画1度観ましたが、主人公は宝くじを買ってないですよ???

    • 映画男 より:

      ご指摘ありがとうございます。くじ引きの景品でもらった宝くじでしたね。勘違いしてました。

      • 馬鹿 より:

        何にも作ったことないくせして、俳優、監督、映像作家もろもろが創った作品を頭ごなしに批判してて見るに堪えない記事ですね

        〜〜が意味がわからない、○○が意味がわからない、△△は必要ない、とか自分の気に入らないたころを子供のように「リアリティーがない」「馬鹿なだけ」とか小学生のような批評をしててこの映画を楽しむ教養がないんだなぁって感じました

  2. ミール より:

    なんというか、この記事を書いた人はこの映画を見れるだけの知能を持っていないんだなぁという印象を受けた。特に”モロッコの下りなんて全部カットでいいじゃん。なんで砂漠で落語始めるんだよ。また長いんだよ、あの下りが。”というのが見事なまでにズレてる。
    モロッコの部分はこの作品の中でも特に大事な部分ですよ。道案内してくれた人にお金を払わなかったこと。いち早く主人公を病院に連れていきたいがために大金を支払った事。そうしたら周りの人間の態度がころっと変わった事。お金があっても自分は自分というセリフ。そして落語の芝浜。これらはこの作品の核となる部分です。この部分を踏まえてもう一度見たらどうでしょうか?

  3. 小出恵介 より:

    あまりの下らなさに腹が立って腹が立って他の人はどういう感想かなとリサーチしたらここに行きあたって100%同じ意見なので嬉しくなって書き込んでしまった。金返せじゃなくて時間を返せよ下らない。借金で首が回らない娘がバレーてずいぶんいい筋からの借金なんだな周りはお金持ちの子が多いから肩身がせまいだろうにとしか思わなかったな。

  4. ホイホイ より:

    主の理解力がないとしか思えん。
    物語の核となる部分がどこかも、この評論を拝見する限り分かっていない。たしかに主人公には馬鹿なところがあるとは思う。

    借金は返さず、とりあえず友達に連絡する→あまりに突然のことにテンパってとりあえずお金のプロに聞いてみた。
    友達に言われるがまま全額降ろしてくる(もっと分からないんだけど)→たしかにこれは浅はか。だけど金利の説明とかを具体的に聞いてこんな行動したんだろうね
    豪邸を借りて、パーティーを開き、友達に持ち逃げされる(ごめん、バカなの?)→たしかに。
    一男の目標は借金を返して家族と寄りを戻すこと(じゃあなんで宝くじ当たった時に返さなかったの?)→テンパっている人間はそんなにすぐに頭の中の考えを行動に移せるものじゃない
    お金を持ち逃げした友達の知人に会いに行き、お金の勉強をさせてもらう(なんで警察行かないの?)→この質問が、あなたがこの映画を理解していないことの証明。

    • 映画好きです より:

      北村一輝さんは、3Dでもよくない?
      お前、誰なの?って感じでした。
      とりあえず、監督は全国の北村一輝ファンに土下座してください。
      妥協案としては、映画のラストにNG集を入れて、あ、やっぱり北村一輝さんだ!と観客にわからせてください。せめて、そのくらいはすべき。