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アンダー・ザ・シルバーレイクは都市伝説マニア向け!感想

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この記事は 約4 分で読めます。

この先何が起こるんだろう、という大きな期待を抱かせつつも、徐々に失速していく謎解き映画。探さなくてもいい女の子を探しに行く青年の物語です。48点(100点満点)

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アンダー・ザ・シルバーレイクのあらすじ

“大物”になる夢を抱いて、L.A.の<シルバーレイク>へ出てきたはずが、気がつけば職もなく、家賃まで滞納しているサム。ある日、向かいに越してきた美女サラにひと目惚れし、何とかデートの約束を取り付けるが、彼女は忽然と消えてしまう。

もぬけの殻になった部屋を訪ねたサムは、壁に書かれた奇妙な記号を見つけ、陰謀の匂いをかぎ取る。折しも、大富豪や映画プロデューサーらの失踪や謎の死が続き、真夜中になると犬殺しが出没し、街を操る謎の裏組織の存在が噂されていた。暗号にサブリミナルメッセージ、都市伝説や陰謀論をこよなく愛するサムは、無敵のオタク知識を総動員して、シルバーレイクの下にうごめく闇へと迫るのだが――。

公式サイトより

アンダー・ザ・シルバーレイクの主なキャスト

  • アンドリュー・ガーフィールド
  • ライリー・キーオ
  • トファー・グレイス
  • ローラ・リー
  • ゾシア・マメット
  • ジミ・シンプソン
  • パトリック・フィッシュラー

アンダー・ザ・シルバーレイクの感想と評価

イット・フォローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督によるポップなカルト映画。LAに住む青年が行方不明になった好きな女の子を追っているうちに秘密の世界へと迷い込んでいく様子をつづったシュールな物語。

ナンセンスな会話に都市伝説や隠しメッセージといったネタを売りにしたマニア向けの作品です。面白そうな雰囲気はあるものの、無駄とオマージュとハリウッドの内輪ネタが多いせいで一般受けを狙ったというより、監督の自己満作品という感じがします。

それでも陰謀論などに興味のある一部のファンには受けるでしょう。それに対し、秘密の暗号や謎解きになんて興味がない人からすれば結構どうでもいい話ですね。

物語は、ろくに仕事もせずに自堕落な毎日を送るサムを追っていきます。サムはある日、隣人の女の子サラといい感じになりますが、翌日彼女の家を訪ねると、彼女の姿はどこにもなく、忽然と姿を消してしまいます。

せっかくいい雰囲気になったサラのことをサムは忘れられず、彼女の失踪には何か大きな陰謀が隠されているのではないかと考えます。

サムがサラの後を追うためにハリウッド業界の人々が行くパーティーやイベントなどに参加するうちにサムの周囲では奇妙な出来事が次々と起こっていく、というのがストーリーの流れです。

ざっくり言うと、やり損ねた男が未練たらたらで女の子のケツを追いかけているうちにハリウッドには普通の人が知る由もない裏の世界があることを突き止める、といった感じですね。

サムがサラを追うにしても、もうちょっと仲良くなったうえで執着していくのならわかるけど、一度会って軽くキスしただけで、あそこまで駆り立てられるのがちょっと理解できませんでした。

ちなみにサラ役の女優はエルヴィス・プレスリーの孫のライリー・キーオです。アンドリュー・ガーフィールド扮するサムは、この子の水着姿に釘付けにされ、家の前でばったり会って話したのをきっかけに、たちまち彼女にのめり込んでいきます。

よっぽどタイプだったんですかね。翌日に会う約束をして、その場所にいなかったら素直に諦めればいいのにサムはサラの友達を尾行したり、パーティーに潜入したり、暗号を解いたりと必死でサラを探します。

そして散々危険な目に遭ってたどり着いた先は、、、というこの手の映画にありがちなあっけない結末になっていました。

終始面白おかしく描いているためサスペンス性や不気味さはほとんどないです。ただし、どこかデヴィッド・リンチが描く奇妙な世界観とは似ていて、好奇心をそそる内容ではありますね。

もったいないのはやはり2時間を超える長さと堂々巡りのストーリーでしょう。あと、もっと怪しくて官能的な世界の話だったら「アイズワイドシャット」のような路線で行けたんですけどね。

中途半端にコメディーっぽくしたせいで、子供の宝探しみたいなノリになってしまっていて前半は楽しめても後半どんどん安っぽくなっていくのが惜しいです。

それにしても都市伝説や陰謀論って人気ありますよね。僕の周りにもいるんですよ、大好物な人が。

50歳を過ぎたおばちゃんなんですが、その人がこの前飛行機に乗ったら、隣に座った白人の初老に「東日本大震災は意図的に起こされた地震だよ」って言われて「やっぱりそうだったんだ」と思ったんだそうです。そういうノリの人はこの映画好きですよ、きっと。

コメント

  1. ポリゴンZ より:

    この記事とは関係ない話で悪いのですが、一応質問します。

    丁度5日前ぐらいにこのブログの問い合わせフォームに映画『ハローグッバイ』をリクエストはずなのですが、ちゃんとリクエストのメッセージは映画男さんの方に届いているのですか?

    メッセージには一応リクエストした映画を観れるようにU-NEXTのリンク先を貼ったのですが、どこか不備なところがあったら教えてください。もし映画男さんのところに届いていない場合なら、またメッセージを送信するつもりです。

  2. ZEUS より:

    点数高いですね。
    この映画こそ1桁点数で良いと思います。時間の無駄映画でした。

    私は全て主人公の妄想で、結局は「夢オチ」という事で自分を納得させました。