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おとなのけんかはキャストはいいのにつまらない!感想とネタバレ

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出演者たちのわめき演技に飽きれるしかない映画。こんなにうざいジョディ・フォスターは初めてです。4点(100点満点)

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おとなのけんかのあらすじ

ニューヨーク・ブルックリン、子ども同士のケンカを解決するため2組の夫婦、ロングストリート夫妻(ジョン・C・ライリー、ジョディ・フォスター)とカウアン夫妻(クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ウィンスレット)が集まる。

双方は冷静かつ理性的に話し合いを進めるが、いつしか会話は激化しホンネ合戦に。それぞれが抱える不満や問題をぶちまけ合い、収拾のつかない事態に陥っていく。

シネマトゥデイより

読者の加藤さんのリクエストです。ありがとうございます。

おとなのけんかの感想

赤い航路」などで知られるロマン・ポランスキー監督による、演技と会話だけで勝負して見事に散っていった寸劇。滑りまくってます。

物語は、息子同士の喧嘩をめぐって話し合いの場を設けた両親たちが冷静に解決しようと議論しているうちにエキサイトしていき、取り乱していく様子を描いていきます。

最初は息子の喧嘩について話し合っていたはずが、いつの間にか話は逸れ、夫婦問題にまで発展していき、大の大人たちがお互いの人格を否定し合うようになっていく、というのがストーリーの流れです。

元ネタは、フランスの舞台劇なんですね。それを英語に翻訳して、脚本をロマン・ポランスキー監督が現代風に書き直し、まんまとミスったっていう作品です。日本ではそれをさらに日本語訳にして見せてるわけだからいろんな人の解釈入りすぎだろって。三島由紀夫の小説をイギリス人が舞台劇にして、クロアチアで映画化したみたいな話ですよ。

大部分のシーンは同じ室内で撮影されていて、基本4人の男女が延々とディスカッションするだけです。何度も帰ろうとする夫婦をもう一方の夫婦が引き留め、その都度口論を再開するっていう長いコントで「早く帰れよ!」って言いたくなること間違いなしです。

系統でいうと、「キサラギ」みたいな密室ドラマで、本来ならよっぽど脚本に自信がないと作ってはいけないタイプの映画ですよ。

上映時間は80分と短めだけど、それでも長く感じるほどつまらなかったですね。もしかしたらミュージカルとか演劇が好きな人は見ていられるのかもしれません。僕には無理でした。全然笑えないし、おっさんとおばちゃんたちが大声で口論しているのが、ただただ耳障り。

キャストはジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーの4人で決して悪くないのになぁ。いずれも演技派俳優ばかりじゃないですか。

それでも脚本があまりにお粗末だから、もうどんなにいい俳優たちを起用してもどうにもならないですよ、これは。

会話がいちいちしつこいし、ハムスターの話題とかどうでもいいし、議論の最中に電話がかかってくるボケの繰り返しにはイライラします。

一見、大人たちは成熟しているようで、実は子供たちよりずっと間抜けで、話し合いを通じて問題をよりややこしくしてしまう、という設定だけではアイデア不足だし、よくこれを一本の映画にしようと思ったよなぁ。

大人たちが必死で問題を解決ししょうとしている一方で子供たちは自然に仲直りしていた、というオチもいまひとつだし、アメリカ人はこれ見て、笑うのかなぁ。

コメント

  1. 加藤 より:

    おーサンキューです!そっか、4点かよ!爆 俺は、73点です笑笑。。でも、遠慮なく、こんくらいやってくれて、自分との違いを確認させてくれた方がいいですね。俺はこの演劇みたいな密室芸が大好きなんすよね。。映画男さんみたいに、ナタでガツっと斬るくらいだと気持ちいい。。また、リクエストしますよ。

  2. まめすけ より:

    こんなにうざいジョディ・フォスター、ものすごくよく分かります。あんな彼女初めてである意味新鮮でもありましたが…(笑)好きな人はとても好きな映画だと思います。でも、私もちょっと合わない派でした。
    子ども同士が最後仲良くなったのにはホッコリしましたが。