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4ヶ月、3週間と2日は恐ろしい!感想とネタバレ

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「汚れなき祈り」や「エリザのために」のクリスティアン・ムンジウ監督による世界的に評価されたルーマニア発の人間ドラマ。アクションでもサスペンスでもホラーでもないのにハラハラドキドキする映画です。81点(100点満点)

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4ヶ月、3週間と2日のあらすじ

1987年、独裁政権下にあったルーマニアでは中絶が禁止されていた。違反すれば重罪になるこの時代にもしかし闇で赤ん坊をおろす女性たちはいた。大学生のガビツァもそんな女性の一人だ。

ガビツァは寮のルームメイトのオティリアの助けを借りてモグリの医者と密会する。ホテルの一室で誰にも知られずに手術を行おうとするカビツァだったが彼女はおろか付き添いで来たオティリアにまで様々なトラブルが襲い掛かる。

4ヶ月、3週間と2日の感想と評価

独裁政権下のルーマニアの独特の雰囲気を作り上げている怖い映画で、当時ルールに違反をすることがどれだけやばいことだったかが伝わってくる良質の作品です。

カメラは中絶が違法のルーマニア社会で、闇医者から中絶してもらおうとする女子大生たちを追いかけていきます。とにかく終始暗くて、閉鎖感や絶望感が漂っています。国民には笑顔がなく、どこかみんな不幸そうです。街並みや人々の表情に独裁政権の暗さが滲み出ています。

そんな中、望まない妊娠をしてしまった女性ガビツァ、友人のオティリア、そして闇で中絶をする医者が危ない橋を渡ろうとするんですが、三人のやりとりはあまりにも自然で心臓がバクバクするほど緊張させられました。

恐怖感を煽るカメラワークもすばらしいですね。たった一日の出来事をこれだけ上手くまとめた作品は珍しいんじゃないでしょうか。

注目のシーンは、女子大生2人と壮絶な言い争いを繰り広げた後にもかかわらず、医者が興ざめすることなく “中絶代”と称して彼女たちの体を求めるところですかね。

あの雰囲気の中で平気でやれる男の神経とは一体なんなんでしょうか? 独裁政権ではやっぱり風俗も当然禁止だろうから奥さん以外の女と寝る機会なんて滅多にない、ましてや女子大生なんて何年ぶりだろうか、ここでやらないでいつやるんだ、といった心境なんですかね。あのゲスッぷりにはたまげたよ。

断言できますが、あの医者は毎回あんなことしてますよ。あれは確信犯です。若い子とやりたいから中絶しますっていう医者ね。自分がやるために患者の中絶を手伝うっていうところにものすごいパラドックスを感じますね。それにしてもあんな状況を物語の中で自然に作り出してるところがこの監督の恐ろしさです。

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