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映画マイナス21℃は心に響かない生存劇!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

実話という以外、何のサプライズも興味も沸かない、雪山でやらかした男のサバイバルドラマ。こんなにドラマチックさに欠ける生存劇も珍しいです。14点(100点満点)

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映画マイナス21℃のあらすじ

元アイスホッケー選手のエリック・ルマルク(ジョシュ・ハートネット)は、シエラネバダ山脈でスノーボードを楽しんでいたが、道に迷って遭難する。

水や食糧、山岳装備もなく、日が沈むと氷点下になる環境で、凍傷や空腹、野生オオカミなど次々に試練が降りかかる。一方、連絡が取れず心配した母のスーザン(ミラ・ソルヴィノ)が捜索を依頼するが、彼は気力、体力共に限界に達しようとしていた。

シネマトゥデイより

映画マイナス21℃のキャスト

  • ジョシュ・ハートネット
  • ミラ・ソルヴィノ

映画マイナス21℃の感想と評価

スコット・ウォー監督による、雪山で装備なしで8日間過ごした元ホッケー選手の実録ドラマ。

どこまで本当の話か疑ってしまうほどストーリーに現実味がなく不死身すぎる主人公が雪の中をのたうち回るだけの話で、サバイバルドラマというより一人遭難ごっこという感じでしたね。

主人公を演じたジョシュ・ハートネットの一人芝居がメインでサバイバルシーンと回想シーンが交互に映し出される演出にまず間違いなく途中で飽きます。そしてエンドロールで本人が登場して「え、これ実話だったの?」って視聴者が思う、そんな映画です。

正直今までみた雪山遭難映画の中でも最もひどい部類に入りますね。とにかく信じられないエピソードの連続でした。

本人のインタビューはこちらで読めます。

>>Eric LeMarque: A Survivor’s Story

水も食料もない。氷水の中に落ちる。ぬれた服を脱いで裸で一日過ごす。両脚の感覚がなくなる。普通だったら一晩もたないんじゃないの?

主人公のエリック・ルマルクはホッケー選手を引退後、山で自堕落な生活を送り、ドラッグ中毒になっていました。

そんなエリック・ルマルクの楽しみといえばスノーボード。しかし彼はスキー場に滑りに行くときもドラッグでキメてから家を出、薄着のウェアを身にまとってヒッチハイクで山を登るほど命知らずの男です。

ある日、エリック・ルマルクがリフトで山の上に着くとゲレンデは吹雪で覆われていました。スキーパトロールがゲレンデを閉鎖しようとした矢先、エリック・ルマルクはそれを無視して一人滑り続けます。

ところがゲレンデは霧で覆われ、視界がなくなり、気づくと彼はコースを外れ遭難してしまう、という筋書きになっています。

日本でもたまにいますよね。注意書きが出ているのに自信満々に上級コースを外れて道に迷ってしまう人。それで警察やらヘリコプターが出動し、助かってから散々叩かれるタイプね。

エリック・ルマルクにとって救いだったのは彼が日本人じゃなかったことです。だからこうして映画まで作ってもらえたんですよ。

エリック・ルマルクの場合、天候を無視しただけじゃなく、ドラッグでハイになった状態で滑ってますからね。

それで8日間雪山を瀕死の状態で歩いて生存したって言われても自業自得すぎて「すごいなぁー」って素直には思えませんでしたね。

確かにあの状況で死ななかった生命力は超人ですよ。両脚なんてコチコチだろうし、寒い中を耐えながら一歩また一歩と歩き続けたガッツは普通の人間のそれとは違います。

ただ、自分でヘマこいてなんとか生き延びた末に人生はどうだとか、神様はどうだとか言われてもねぇ。

主人公は遭難して、生き延びて、両脚を切断して、その後子供たちのホッケーチームのコーチになるんですが、そんな彼がやけに暑苦しい熱血コーチになるんですよ。

自分の経験から人生の教訓を熱く伝えようとするんだけど、こどもたちがまたキョトンとしていて笑えました。コーチの言葉がこどもたちに全然、響いてないじゃん。

コメント

  1. 通りすがり より:

    あんたどんだけ上からだよ 人間っていうのは人には言えない事一つや二つあるだろ
    この話が何処まで本当か幻聴幻覚の症状はなかったのか それは誰にもわからないけど一日でも真冬に外で寝てみろ 普通ならそこで凍死する 不快だわこの記事

  2. アオヤンマ より:

    これはつまらなかったですねー。
    この文句に激しく同感です。
    Jハートネットもこんなつまらないのに出るんですねー。
    レスキューのおねーさんがすごく美人だけどそれも何にもストーリーと関係なかったですね。
    見どころなし。

  3. マーチ より:

    猛暑で部屋が暑いので、涼しくなろうとマイナス21℃とエベレストの映画を立て続けに見ました。
    マイナス21℃は突っ込みどころ満載ですが、雪山登山に経験豊富な人ですら正常性バイアスが働いたり低体温症から普段なら絶対にしないような判断ミスをして死亡に至るケースが多々あるので、この映画の主人公のように登山の素人ならばこういう行動に出てしまうだろうなあと
    (体力あるうちに元来た道を何とか戻り返す方法を取らずに闇雲に下山したり)
    なので恐らく殆ど事実に基づいて作られているのでしょうね…。

    氷の張った湖に落ちて服を乾かすとき、奇跡的に風も吹かずに晴天だったのが最初の運命の分かれ道だった気がします。
    吹雪だったらその時に凍死で亡くなっていました。

    また下山すればするほど深い渓谷や切り立った崖、滝に行く手を阻まれます。
    我々がよく知ってる道路や民家はその下にあるんですよね…。
    経験と知識がないと我々は本能的に下山したがります。
    確かに行く手を渓谷や滝に阻まれなければ、黙々と降りるだけでいつかは人里に辿り着けるでしょうが…。
    この主人公も道迷いに気づいてからも普通にスノボで滑って下山していますね。

    雪を食べてはいけないことも序盤に教えられていなければ食べていたでしょう…。
    ただ彼は登山者ではなくスノボしにきただけの軽装備なので、本当にスノボ以外何も持っておらず、ビバーク用テントも水筒も携帯食もチョコもキャンディも何もなく、それで生還できたのはスゴイですね。
    夏山の登山でも低体温症や滑落で死亡されてる方がいるので、本当によく生還できたなあと。

    日本でもGW中の夏山で親子が遭難して低体温症で亡くなっています。
    父の背におぶさるように小学生の息子さんも亡くなっていたそうです。
    亡くなる前日、父親の目には街の灯りや民家の明かりがすぐ下に見えており、家族にスマホで「街の灯りが下にある、下山できる」の会話が最後の言葉でした。
    (実際には降りると滝があり、無理して滝を降りた際にずぶ濡れ&怪我をしてしまい、今度は先程よりも背の高い滝と崖が待ち構えていたという悲惨さです…)

    この映画でも人が居そうな灯りを主人公が凍えながら見ており、夏山で亡くなった親子のことをふと思い出してしまいました。
    亡くなる前、街の灯りがあるからすぐ下山できる、と言っていたので…。

    この映画の主人公が生還できたのは本当に凄い奇跡ですが、冒頭の足のケガや危険地域に自分の意志で足を踏み入れた時点で自業自得なので全く感動はしません…。
    ただ家庭環境が最悪すぎてここは同情してしまいます。
    才能があってもチームプレイに向かない選手だっていますよねえ。
    子供の頃から選択肢が一つしかなく、不向きなことを強いられていたのは気の毒でした。