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二ツ星の料理人は主人公がダサすぎ!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

主人公に全く魅力が感じられないテーマがブレブレの料理ドラマ。演技、脚本、演出の全てがひどい、とても見れたもんじゃない代物です。3点(100点満点)

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二ツ星の料理人のあらすじ

腕は確かなもののトラブルを起こし、キャリアを台なしにした人気シェフのアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)。

パリの二ツ星レストランから姿を消して3年後、起死回生を狙いロンドンの友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込む。世界一を目指してかつての同僚ら最高のスタッフを集め、華々しく新店をオープンさせるアダムだったが、過去のトラブルの代償が立ちはだかり……。

シネマトゥデイより

読者のにゃおさんのリクエストです。ありがとうございます。

二ツ星の料理人の感想

8月の家族たち」、「カンパニー・メン」などで知られるジョン・ウェルズ監督による中途半端な料理ドラマ。

一貫して駄作にしか出演しないと決めている俳優ブラッドリー・クーパー主演のダサくて馬鹿馬鹿しい物語です。

ブラッドリー・クーパーって料理できないんですかね。一度たりとも華麗な包丁さばきを披露するシーンとかないんですよ。他のシェフに指示したり、盛り付けしたり、たまにかき混ぜたりするだけで。楽な仕事だなあ、おい。

料理ドラマのくせに料理シーンがほとんどなく、完成された料理だけを一瞬映して、はい一丁あがりみたいなノリが嫌です。

料理に対するこだわりが一つも感じられず、ただ、主人公が格好付けたり、威張ったり、怒鳴ったり、取り乱したり、恋愛したりするだけの話で、褒めるところが見当たらないウンコ映画ですね。

こんなに格好付けて、逆に格好悪くなっている登場人物も珍しいですね。なんなんだろう、あの主人公は。

言うことだけは威勢がよくて「厨房は戦場だ!」、「俺は腕のいい料理人だ」、「三ツ星を狙う」、「酒も女もやめた」とか言っておきながら、トラブルばかり起こし、自分ではろくに料理を作らず、お客さんを満足させるよりもミシェランの星の数を大事にし、職場の女に手を出すという薄っぺらい哲学と行動の数々には失笑も起こりませんでした。

だいたいさあ、料理人なのに食べ物を粗末にするは、皿は投げるは、女性従業員の胸倉を掴むは、自分でしつこつスカウトしてきた奴らに今すぐ出て行けって言うは、誰がそんな奴についていくよ。二重人格かよ。

ロンドンにいる最高のシェフたちに声をかけてベストのチームを作るって成功を目指すというストーリーなのに主人公にしかフォーカスしていないんですよね。他のキャラクターみんな死んじゃってるじゃん。

その中には刑務所に入ってる奴までいて出所後すぐに会いに行き、自分のレストランに引き抜くっていうエピソードまで添えてるのにその後元受刑者のシェフはほとんど出てこないっていうね。だったらあいつのパートいらなくない?

主人公の背景の詰め込み具合ったらなくて、その昔パリで名をはせた有名シェフで、元アル中&ドラッグ中毒で、マフィアに多額の借金をしていて、精神科医に通っていて、暴力的で、自殺願望があって、でも他の料理人からは一目置かれているんだって。

そんで散々過去にトラブルを起こし、友人知人のレストランを潰してきた自分に課したルールが百万個の牡蠣の殻をむくことだってさ。それの何が罪滅ぼしになるんだよって。

「よし百万個の牡蠣の殻をむいたから俺はもう大丈夫だ。十分反省したからロンドンに行って三ツ星レストランでも目指そうかな」って言われても、おうそうかそうか頑張れよってならないでしょ。

結局、何が描きたいのか最後までよく分からないんだけど、自己中心的な傲慢シェフが徐々に心を入れ替え、仲間思いになっていくぐらいの展開しかなくてびっくりしましたね。

最後はミシェランガイドの調査員がやって来て、素晴らしい料理を提供し、晴れて実力を認められるっていうオチになっていますが、一度美味しかっただけで三ツ星もらえちゃうってミシェラン舐めてるだろ、お前ら。

三ツ星シェフの最大の見せ場は酔っ払って自分のライバルのところに行って、ビニール袋を自ら被って「死なせてくれー」って叫ぶシーンですね。

死にたいなら一人のときにこっそりやればいいのにわざわざ人前に出て盛大に自殺未遂をする男。さすが三ツ星シェフ。

コメント

  1. にゃお より:

    こんにちは。
    リクエストに応えて頂き、ありがとうございました!
    私もこの主人公にはイライラさせられたので、読んでいて気持ち良かったです。
    料理人なのに食べ物を粗末にするのはよくないですね。
    しかし最後は主人公も改心したのかなーと思ったのですがどうでしょう。

    にしても・・
    >一貫して駄作にしか出演しないと決めている俳優ブラッドリー・クーパー主演
    笑っちゃいましたw

    • 映画男 より:

      リクエストありがとうございました。イライラしましたねぇ。ブラッドリー・クーパーはひどかったです。

    • にゃお より:

      こんにちは。
      ちょっと気になったので伺わせて頂きます。
      Huluプレミアの「ウェントワース女子刑務所」はもうご覧になっていないのでしょうか?
      もしシーズン1で切ってしまったのなら残念です…
      シーズン2~怒涛の展開でとても面白くなるので是非映画男さんにも観て頂きたいです!
      でしゃばってすみません。
      いつも楽しく拝見させております。では!

      • 映画男 より:

        ありがとうございます。でも正直このシリーズはもうお腹いっぱいです。その時間を他にあてますね。

  2. ヨシユキ より:

    この映画は何を描きたかったのかさっぱりわからなくてシェフの態度の悪さだけ目立って気分んが悪くなるだけで、共感も感動も何もなかったですね。料理をテーマにした映画だと、ドイツ映画の「マーサの幸せレシピ」が良かったです。あと「ソウルキッチン」も良かったですね。

    • 映画男 より:

      「ソウル・キッチン」は僕も好きです。マーサの幸せレシピはまだ見てないので、気になりますねぇ。