2017/12/26

無限の住人

キムタクに抱かれたいと思っている女子しか見ちゃいけない作品で、オラオラギャーギャーうるさいだけです。3点(100点満点)

映画無限の住人のあらすじ

100人斬りの異名を持つ万次(木村拓哉)は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛(杉咲花)が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)の命を狙う。

シネマトゥデイより

読者のねこまんまさんのリクエストです。ありがとうございます。

映画無限の住人の感想

すでに出来上がった企画でしか映画が撮れない雇われ店長、三池崇史が撮った時間の無駄でしかない、同名漫画を基にしたチャンバラ映画。

格好付けただけのキャスト、小学生でも書けそうなストーリー、セット丸出しの絵を駆使した低レベルアクションで、テレビで放送しとけっていうクオリティーです。

原作がそうなのかもしれませんが、時代劇風に喋る登場人物がいたり、そうかと思えば現代っぽいチャラい喋り方の奴がいたり、金髪の奴がいたり、どこにもこだわりや統一感のない世界観がさすがですね。

キムタクが主演している時点で、誰をターゲットにしているかは明らかで、ジャニーズ好きの女子が見て、「格好いい」って思うだけで、何も残るものはないでしょう。この映画が好きっていう人も鑑賞後、登場人物の名前を覚えてるかって言ったら覚えてないでしょ?

物語は、万次が自分の妹と似た少女凛のために復讐を果たすという単純なもので、行く先々で万次の命を狙いに来る敵たちが現れ、剣による戦いになるという展開が最初から最後まで続くだけです。

敵はいちおう、それぞれ違う武器を持ち、違う戦い方をして個性を作ろうとしているけれど、どれも発想に乏しく、インパクトのあるキャラは一人もいません。

なにより主人公の万次が戦う意味がほとんどないんですよね。命を賭けて見ず知らずの少女のあだ討ちを取るっていうのがまず意味不明だし、妹と顔が似てるからっていってもそもそも本当の妹じゃないし、どこにも大義名分が見当たらないんですよ。無理やり正義の味方と敵を作っているだけで。

キャストの中で一番ひどかったのは凛を演じた杉咲花でしょう。杉咲花は演技も上手いし、いい女優なんですが、本作ではとにかくギャーギャーうるさいです。

男たちもオラオラうるさいし、大声出せばいいみたいになってるじゃん。侍だったらもっと優雅に戦ってくれよ。もし監督の指導だとしたら最悪だね。

冷静に考えると、結局、凛のわがままに大人たちが命を賭けてつき合わされるっていう話ですよね? 親を失くした少女のために殺し屋が戦うって「レオン」みたいな縮図になってることに気づきましたか? 日本人、どんだけ少女が好きなんだよ。吐き気がするわ、吐き気が。

三池崇史監督はかつてとてもいい映画を撮る監督でした。昔の作品はオリジナリティーもあったし、シュールだったし、気持ち悪かったし、とにかく面白かったんですよ。

それがいつからか漫画の実写版やらリメイクやらしか撮らない誰かから頼まれた企画をこなすだけの園子音の兄弟みたいになってしまってすごく悲しいです。

すでに僕の中では三池崇史は「つまらない映画」の同義語になっています。でも不思議と映画界においては三池崇史=ヒットメーカーなんですよね。

だからこれからも彼は引き続きつまらない映画を撮り続けていくことでしょう。あー残念。

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