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dTV闇金ウシジマくんはロバート秋山の独り舞台!感想とネタバレ

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金と女にだらしないクズ男が繰り広げる馬鹿で、格好悪くて、悲惨な転落ドラマ。冷静に考えると怖いのに、主人公のキャラがポジティブすぎて笑えてくるシリーズです。55点(100点満点)

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dビデオ闇金ウシジマくんのあらすじ

元ホストのタクシー運転手諸星は、極度のナルシストかつ女好き。借金をしてまで度々買春を行っている。そんなある日、同僚に闇金からの借金は踏み倒しても罪にならないとそそのかされ、ウシジマ率いる『カウカウファイナンス』から借金をする。しかし、借金をする際に保証人となっていた同僚が逃げた為、その分の借金も背負わされ絶体絶命に。そんな中、別れた妻の同棲相手でヤクザの根杜(ねず)から残酷な提案が突きつけられる・・・。

dTVより

dビデオ闇金ウシジマくんの感想

漫画「闇金ウシジマくん – スーパータクシーくん」編の特別ドラマ版。タクシー運転手がいかにして闇金で借金を背負うようになり、泥沼にはまっていくかを描いた転落ストーリーです。

最初はほんのささいな気持ちから数万円借りただけだったのが、みるみるうちに借金が膨らんでいく様子が怖く、また実際にありそうな話なのがいいです。

同シリーズでは「相保障」という二人の人間がお互いの保証人になってお金を借りる制度が登場します。金融業者がAにお金を貸す際に、友人Bを連れてこさせてAとBの両方にお金を貸し、どちらかが払えなくなったらその借金をもう片方に肩代わりさせる、というなんとも恐ろしい仕組みなんですが、この仕組みをストーリーに絶妙にはめ込んでいました。

物語は、タクシー運転手諸星が同僚に騙され、相保障でお金を借りることになり、その同僚が姿を消したことにより、別の同僚を巻き込んでいく、という借金の連鎖を追っていきます。

諸星は、無類の女好きで借金をしてでもキャバクラに行ったり、買春したり、挙句の果てにはタクシーに乗せた風俗嬢にタクシー代をもらう代わりに身体で払ってもらうほどのゲスキャラです。

嘘みたいな話だけど、風俗嬢に身体で払ってもらう下りはタクシー運転手あるあるだそうですよ。日本ではそんなにないかもしれないけど、昔ニューヨークでタクシー運転手をやっていた僕のアメリカ人の友達は何度もストリッパーを乗せて身体で払ってもらったことがあると言ってたので、世界のどこかでは今宵もタクシーのバックシートであんなことやこんなことが起こっているのでしょう。すごい話ですねぇ。

さて、同シリーズで運転手諸星を演じるのはロバートの秋山です。ご存知の通り、キャラ作りの天才で演技は上手いし、キャラになりきってるから、大いに笑わしてくれます。

女好きな性格もはまっているし、いかにもスケベそうな貫禄ある体がいいですね。借金に溺れそうな破天荒な雰囲気も持っているし、最初から最後まで彼の独壇場でした。

諸星は女性たちに気持ち悪がられても全く動じない鋼のハートの持ち主で、常にチャンスを狙っている性欲の塊で、そのためには自分の経済観念も壊してしまう点においては病的な一面があるといえそうです。

未成年の女の子3人をホテルに呼んだらものすごい態度の悪い奴らが来て、散々な目に遭ったりとなにかとついてないんですけど、それでも全くめげないところがすごいですね。

元妻からは慰謝料だの養育費だのを不当に請求されるは女で大きな失敗しているにもかかわらず、警戒心より、性欲のほうが勝ってしまう彼はどこか破滅的で悲しくもあります。まあ自業自得っていっちゃあ自業自得なんですけど。

おそらく女性からしたらただのキモイ男でしょう。でも男からすると、ああいう自分の欲求にストレートな奴って憎めないんだよなぁ。闇金のヤクザまでこいつどうしようもねえなと最後は同情を寄せていたのが印象的でしたね。

僕の友達で、人にお金を借りてまで風俗に行ったりするクズな奴がいたんですが、ものすごい暴飲暴食で性欲が強く、好き勝手やって40歳の若さで脳卒中で死にました。

後先考えず、自分の欲求に忠実に生きて、すぱっと死ぬのも考えようによってはいい人生なのかもしれません。残された家族からしたらたまったもんじゃないけどね。

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