将棋好きが見たら絶句する、将棋とはほとんど関係ない低予算、低レベルドラマ。17点(100点満点)
ドラマ将棋飯のあらすじ
見た目こそ地味ではあるが、座ったまま長時間考え続けることにはかなりのカロリーを消費してしまう将棋の対局。史上初の女性プロ棋士・峠なゆた(内田理央)は対局中のご飯選びも勝負のうち、と毎回何を食べるかを真剣に悩む!
なゆたは一体どんなメニューを選ぶのか!?そしてそれが将棋にどう影響するのか!?同期の宝山、黒瀬と共に切磋琢磨しながら、なゆたはプロ将棋界の頂点を目指す!
FODより
将棋飯の感想
松本渚原作のコミックを基にした、今話題の将棋と料理を組み合わせた退屈で安っぽいドラマ。笑えないノリとユーモアに埋め尽くされた、将棋にも料理にも深く触れない、中途半端な物語です。
将棋ブームと普遍的なニーズのある料理に乗っかれば、ある程度視聴率が取れると踏んでドラマ化したのでしょう。
FODオリジナルドラマのランキングでは上位に入っているので、商業的には狙いはあながち間違っていないかもしれないけど、まあつまらないです。
テレビの料理番組をドラマの中でフィクションとしてやっているだけに過ぎず、劇中に実在する食堂やレストランが宣伝風に流れます。
なにより「対局において一番大切なことは食事です」っていう前提で話が進むのが馬鹿馬鹿しいです。食事が大切だからって食事にフォーカスするんだったら、もう将棋じゃなくてもいいよね、別に。
それ言い出したら、スポーツにおいては食事が一番とか、勉強においては食事が一番とか、仕事においては食事が一番とか、なんでもあてはめられるじゃんって感じですね。
食事によってパフォーマンスが変わるというのはごもっともなんだけど、それをテーマにするぐらいなら栄養素とか徹底的に突き詰めていってもらいたいですね。それなのにただ対局中に好きな物を出前で取って食べるだけって浅いなぁ。
それも肝心な食事が全然美味しそうに撮れていないんですよ。カレー丼とかあんな映し方されても全然食欲そそられないし。
食事にこだわりがあるとか言いつつ美味しければなんでもいいっていうのがまたすごいですね。別にカロリーの高さとかも関係ないんだね。食事が一番とか言う奴が健康のことはあんまり考えてないっていうのがさすがです。
スケール的には地上派の朝ドラの予算を半分にして作ったようなものだとイメージしてもらえばいいです。まず、ヒロインからして演技のレベルが低いし、キャストの三流オーラがやばいです。まるでバラエティ番組の再現VTRの演技です。
それにしてもなんで日本人ってあんなに料理番組好きなんですかね。グルメが行き過ぎて、もう食欲が変な方向に行ってませんか?
作る側としてはネタが尽きないし、簡単だからいいけど、視聴者側は内容も演出もどれも同じなのによく見るよなぁ。まずい飯ばかりを紹介する番組とかならちょっと見たいけど。
コメント
見ましたが、これは確かに酷かったですね。関係者はファンの人には申し訳ないけど・・・・・・
本当に将棋じゃなくて、例えば、ボディビルの人が筋肉つけるためにたんぱく質が多い物の中で美味しいものを食べるって感じのドラマの方が良かったと思う。
グルメを扱ってる作品なら、孤独のグルメがおすすめですので見てみてください。食べることしかしていないけど、面白いですよ。時たま見るには最適です。
一番楽しいのは、食べる前のドラマの妄想をすることですけど、
孤独のグルメ、機会があれば見てみます。ありがとうございます。
噂によると制作が急に決まって予算も時間も脚本もドタバタ極限の中で二週間足らずくらいで撮られたそうです。
視聴するぼくらには関係ないといえば無いですが、そういう事情を踏まえると仕方ないかな…という感じも…
急いで撮影しなくてもひどかったと思います。