2017/10/20

パパ活

不倫をカジュアルに描いたドラマで、エロスよりユーモアに力を入れている残念な作品。刺激が全く足りないです。30点(100点満点)

あらすじ

カラダの関係なし。デートするだけで金銭的支援をしてくれる男性との交際ーパパ活。母親に恋人ができたことがきっかけで家を追い出されてしまった杏里(飯豊まりえ)はネットカフェを転々としながら大学に通っていた。

彼氏にも見放され、生活費を稼ぐ為にパパ活サイトに登録する。待合せのホテルにやってきたのは、栗山航(渡部篤郎)。しかし、杏里は翌朝、思わぬ形で航と再会することに。そこから、航を取り巻く隠された真実に直面していく・・・。

FODより

文句

野島伸司脚本、dTVとフジテレビ(FOD)の共同製作によるオリジナルドラマ。何かと話題の「パパ活」をテーマにした女子大生と大学教授の禁断の恋物語です。

タイトルの割には「パパ活」をほとんど掘り下げおらず、やっていることは先生と生徒によるただの歳の差不倫劇です。

ヒロインの杏里は母親や彼氏にも見捨てられ、ネットカフェを転々としている女子大生で、友達に誘われるがままにパパ活サイトに登録し、おっさんたちと援助交際を始めます。

パパ活ならカラオケや食事をするだけで肉体関係がないから大丈夫だと思っていたものの、実際デブやハゲのおっさんたちとデートをしたら耐え切れなくなって杏里は逃げ出してしまいます。

ところが泊まるところを失い、行き場に困った杏里がもう一度パパ活に挑戦すると、傷心の彼女の前にイケメンでダンディーな栗山航が現れます。

杏里はその日から栗山航の別宅を使うことを許され、翌朝何食わぬ顔で大学の講義に出るとそこには栗山航の姿が。彼は杏里の大学の教授として雇われたのでした。

杏里はダメだと思いながらも栗山航のアパートに住み続け、栗山航の亡くなった娘の代わりを務めることになります。

体の関係も金銭のやり取りも一切ないという条件でスタートした二人ですが、やがて一線を越えてしまう、というのが筋書きです。

いかにも野島伸司が書いた脚本という感じがして、リアリティーはありません。パパ活で知り合った男女が同じ大学の教授と生徒である必要があったのかは疑問です。

大学教授と生徒の不倫や恋愛は実際にもあるだろうけど、それなら普通に大学内で知り合えばいい話で、「パパ活」をテーマにしたいんだったら、サラリーマンや企業家のおっさんと大学生という設定にしておけばよかったんですけどね。

おそらくタイトルの響きや宣伝の仕方からして、視聴者がこのドラマに求めるものは、ドロドロの不倫劇とエロスじゃないでしょうか。

それなのにさすがフジテレビだけにヌードはないし、セックスシーンは地上派のドラマと同じようなフェイクな絡みに終始します。

いわゆる毛布に包まりながら、まるで誰かに見られているかのようにやる、必殺毛布グルグル巻きセックスです。

あの程度なら民放で普通に流せばいいだけで、動画配信サイトのオリジナルドラマでやる必要がないんですよ。なんでもっと過激なシーンに挑戦しないんだろう。腰抜けもいいところですね。セックスだけに。

そのくせタイトルはやたらと刺激的にしてるんですよ。

#1 今夜泊まる所がないの

#2 私はあなたのペット

#6 パパに抱かれる夜には

ちょっとロマンチックなAVのタイトルみたいで笑えます。ギャグなのかな。

ゲーム・オブ・スローンズ」のような海外ドラマがなぜ売れるかって言ったら、視聴者のお色気ニーズもカバーしているからなんですよ。

せっかく地上派ではない、新たなプラットフォームでドラマ作りができるのにタイトルで釣って、演出や中身は地上派と全く同じノリっていうのはもったいないです。

例えばタクシーのシーンでは後部座席に座っている登場人物が必ずシートベルトをしてるんですよ。都内でちょっとタクシー乗るときにシートベルト締めます?

こういうシーンもアホな視聴者のクレームを避けるための過剰なビビリ演出の結果で、一事が万事この調子で作品を作っていたら、いいものを作るのはまず難しいでしょう。

そのせいかキャストの演技も悪くないし、コマーシャルのない20分程度のドラマってすごく見やすくて、ついつい連続で見てしまえるのにもう一つリアリティーとインパクトが足りなかったです。

それでも渡部篤郎ファンのおば様たちはキャーキャー言いながら見るんでしょう。そのうちの一人が元妻のRIKACOだったりして。

「パパ活」は以下のサービスの無料体験で視聴できます。

>>「パパ活」をFODで視聴する

>>「パパ活」をdTVで視聴する

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