[リミット](原題BURIED)

「密室」だけが売りの特に何も起こらずに終わっていくスペイン産へなちょこスリラー。眠い目をこすりすぎて目が真っ赤になる作品です。30点(100点満点)

あらすじ

イラクで民間トラックドライバーとして働くポール(ライアン・レイノルズ)は、何者かに襲われ、ひつぎと共に土の中に埋められてしまう。やがて意識を取り戻したポールは、手元に携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒があることを知るが、残された空気から推測してタイムリミットが後90分前後ということに気が付いて……。

シネマトゥデイより

読者のさくらベイベーさんのリクエストです。ありがとうございます。

文句

レッド・ライト」のロドリゴ・コルテス監督による密室シチュエーションスリラー。最初から最後まで狭い棺の中でのみストーリーが展開していく、ライアン・レイノルズの一人芝居によって成り立っている20分で飽きる映画です。

キサラギ」とかもそうだけど、場所を一度も変えずに一本の映画を撮るのは挑戦的で素晴らしいものの、よっぽど脚本と演技が良くなかったら、まあ絵的に退屈になりますね。

この映画の場合、ぎゅうぎゅうの木の箱の中で永延と話が進んでいくので、映画館にいたらそれこそ早くそこから脱出したくなってくるんじゃないかな。家の部屋で見ていても、窮屈な居心地の悪さを感じる映像とストーリーでした。

目が覚めると土の中に埋められていた、という出だしはいいと思います。ただ、そこからどう話を広げていくかが問題なのであって、そこを解決できぬまま見切り発進で映画を撮ってしまった感があります。

棺の中で起こることといったら、携帯電話であちこちに電話をかけるか、蛇が出てくるかぐらいで、特に面白いエピソードがなかったです。

犯人も身代金が目的ならわざわざ土に埋めて携帯で連絡なんて取らないで、地上で自分の見えるところで捕虜にしておけばいいじゃないですか。指を切れとか、ビデオ撮れとか、なんであんな狭いところでやらせるんだよ。

一方でご親切に携帯やライトまで用意しているのが笑えます。あそこまで用意周到なら、どうせなら電源とかネットも完備してくれればいいのに。

あの小さな木箱から知恵を使ってどうにか脱出する術を見つけるのならまだしも、あちこちに電話をして他人に助けてもらうのを待つだけっていう展開で、どう興奮しろって話ですよね。

褒めるとしたら、低予算で完成させたぐらいでしょうか。安く済ませるなら、ライアン・レイノルズじゃなくて、無名の新人俳優でもよかったけどね。そしたら5万ドル以内で作れたんじゃないのかなぁ。それぐらい安っぽい映画でした。

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