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KUBO/クボ 二本の弦の秘密のネタバレと感想

この記事は 約3 分で読めます。

アカデミー賞にノミネートしたアメリカ人が作ったエセ日本アニメ。ベタな日本要素をふんだんに散りばめただけの中身スカスカ映画です。30点(100点満点)

クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングスのあらすじ

時は封建時代、日本のとある村の近くの洞窟で病気がちの母親サリアツとその息子クボが暮らしていた。クボは折り紙を折るのが得意で、村に出て行っては村人たちに三味線を弾きながら侍ハンゾウの物語を語り聞かせてお金を集めていた。

クボは片目を月の王様である祖父に盗られ、もう片方の目も祖父と叔母たちに狙われていた。そんなある日、双子の叔母カラスとワシが村に現れ、村を破壊してしまう。サリアツはクボを守るために魔法を使ってクボを遠くに飛ばし、その代わりに自分の命を犠牲にする。

そのときサリアツはクボに父親の甲冑を探すように息子に最後の望みを託すのだった。目が覚めると、クボは雪山にいて、一匹のサルと出会う。

母親が死んで、村が破壊されたことを聞かされたクボは、サルと一緒に甲冑を探す旅に出る。

クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングスはつまらない

トラヴィス・ナイト監督による、いかにもアメリカ人が作った日本かぶれの物語です。三味線、折り紙、着物、侍といったステレオタイプのオンパレードで、どうしてアメリカ人が目を付ける「日本」っていつも同じなんでしょうか。

褒められる点は映像技術のみです。人形にアニメーションをかぶせたストップモーションで撮影されていて、そのこだわりと手間は評価に値するでしょう。

一方で肝心なストーリーが空っぽで、登場人物が移動しては敵が出現し、また移動しては敵が出現するといった大して目的のないアドベンチャーに仕上がっています。

序盤はクボの家族史の紹介、中盤は甲冑探しの旅、後半でラスボスとの対決といった構成になっていて、散々色んな場所を行ったり来たりする割には話がつながっていかない、まとまりのなさが気になりました。

敵からを身を守るための唯一の手段は刀と鎧と兜を見つけることだとかいいながら、いざ3つのアイテムを揃えても何の役にも立たないっていうオチはありなんでしょうか。

あの旅の時間は一体なんだったんだのか。三味線でラスボス倒せるなら、どこにも行かなくてよかったじゃん、と思わずにはいられません。

クボや両親の戦闘能力も曖昧で、どれだけの魔法が使えるのか、またどれだけ旅路でレベルアップしているのかがよく分からず、気が付いたらすごく強くなっていました。

なんでもこの映画を撮ったトラヴィス・ナイト監督は日本文化好きらしいですね。しかし日本好きを自称する他の外人同様、日本=侍といった発想しか持ち合わせていないようです。主人公のお供が猿とカブトムシっていうのも、彼にとっての日本あるあるなんでしょうか。それならカラスとかハムスターとかも加えても欲しかったですね。

また、トラヴィス・ナイト監督にとっては「クボ」は苗字ではなく、ファーストネームらしいです。お母さんが息子のことを「クーボ」って呼んでるのがやけにシュールでした。

コメント

  1. 良い時間。 より:

    初めまして、こんばんは。
    楽しく感想拝見させて頂きました!
    読み終わった感想として、出来ればもう少し頭を空っぽにし、難しく考えずに観てみては如何でしょうか。
    (人それぞれ考え方が違うので難しいとは思いますが^^;)
    確かにジャケット等は一見大人向けにも作った映画、大人も一緒に楽しめますよ、といった感じはありますが、そこはやはりアニメ。ファミリー向けではないでしょうか。
    私自身は難しく考える方ではないので結構楽しめました。
    この話をもっと複雑かつ難しい設定にしてしまったら元々の対象(?)である子供は余り楽しめないかなぁと思いました。
    現に我が家には4歳の息子がいるのですが、途中からは楽しんで観ていましたし最後まで鑑賞しましたが、やはり途中少し分かりづらい、解釈が難しいかなといった部分が若干ありました。
    あと既にご存知かと思いますが、Wikipediaには通訳?として記載されていますが、後藤太郎氏という日本の方も本作のプロダクションコンサルタントとして日本文化指導も務めていらっしゃいました。
    又、武具に関してですが、それも物語にとって大切な、大事な過程だったかと思います。むしろその過程がなかったら最後の真の大切さや本当に大事な物が何かという答えに辿り着けなかったのでは?と私は思いました。
    「あの時間は一体なんだったのか。」
    とありますが、大事なことを学んだり、気付いたりする時間じゃないですかね。
    確かに時間をかけずに気付ける人も勿論いるでしょうが、それは沢山経験を積んできた大人の発想だからこそ言える言葉、台詞だと思います。
    無駄な事はないと思います。
    ましてや主人公は子供ですから。
    日本が好きだと思ってくれているだけで、それだけでも素晴らしい事だと思います。
    日本人からしたら「またか、ありきたり」感覚なのかも知れませんが、むしろここまで日本人の思考や気持ちを表現出来ていることに感服です。
    アメリカ人や他の国の人間だったらこういう時にこんな事思いもしないし言わないよね、とか考えながらも観ていました。
    発言が不快に思われたらすみません。
    レビュー自体はとても楽しく読ませて頂きましたし、こういった考えもあるんだなと思いました。また他の映画のレビューも期待しています。

  2. RenoBank より:

    ちょんまげフジヤマの世界でしたね。
    ま、こんな日本を好きになって映画まで作ってくれてるので、日本人としてはエールの一つも送りたいですが、ちょっとお粗末すぎますね。

    孫にでも見せてやろうかと思いましたが、これじゃ母親に叱られそうです。ただ、映像はすごく綺麗でしたね。大変な労作だと思いました。

    あと、本来孫のための映画検索なんてしないのですが、先の“良い時間”さんのコメント読ませてもらって見る気になりました。
    一理あるなと思います。この場を借りてお礼させていただきます。