マイネーム・イズ・ハーンは差別主義者が作った映画!ネタバレと感想

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子供が作ったとしか思えない幼稚なストーリーと現実感のない展開に失笑しかこぼれないインド映画。エピソードを詰め込みすぎて、上映時間が3時間近くに及ぶ拷問感動ポルノです。マイナス50点(100点満点)

マイネーム・イズ・ハーンのあらすじ

主人公のリズワン・ハーンはアスペルガー症候群を患うインド人でイスラム教徒である。母の死後、アメリカにいる弟を頼り渡米し、サンフランシスコでの生活を始める。仕事先の美容室で、同じインド人でヒンズー教を信仰するシングルマザーのマンディラに出会い、やがて二人は宗教の違いを乗り越えて結婚する。

しかし、アメリカ同時多発テロ事件以降、イスラム教徒に対する強烈な差別や偏見が始まり、全てが変わってしまった。マンディラの連れ子サミールは、マンディラが再婚したことにより、イスラム教徒の姓に変わってしまい、それを理由に激しい差別やイジメを受け、ついには命を落としてしまう。

子供を失い絶望したマンディラはハーンと結婚したことを強く後悔し、激しくハーンを責めたてた。子供を失い、妻から激しく罵倒され追い出されたハーンは、妻の言った一言による「ある決意」を胸にアメリカ横断の旅に出る。

wikipediaより

読者の鍋島カオリンさんのリクエストです。ありがとうございます。

マイネーム・イズ・ハーンの感想

カラン・ジョーハル監督によるアメリカを舞台にしたミュージカルなしのシリアスなインド映画。インド訛りの英語とヒンズー語をミックスしためちゃくちゃなセリフとご都合主義のストーリーに呆れ果てるしかないです。

それにしてもインド映画ってつまらないですね。そういえば今まで一度もインド映画で面白いって思ったことないわ。

まず、舞台はアメリカのサンフランシスコなのに登場するのは大半がインド人です。あるある、こういう映画。外国が舞台なのにいつも母国の人たちと母国語で話して終わりっていうね。海外旅行に慣れてないバックパッカーか、お前らは。

そんでもって主人公ハーンはアスペルガー症候群なんだそうです。アスペルガー症候群の人は純粋で優しくて、また周囲の人々からも親切にされるんだそうです。

そのためハーンがコスメ商品のセールマンを始めたら、お客さんたちは全員仕事の手を止めて彼の話を聞いてくれ、すぐに商品を買ってくれます。

ハーンが美容院に商品を売りに行くと、その店の一番の美人が笑顔で応対してくれ、挙句の果てには結婚までしてくれます。

店の前でハーンが風船を持って待ち伏せしてても美人は怖がったりしません。まだ知り合ったばかりなのに突然「結婚してくれ、結婚してくれ」と迫っても警察に電話したりしません。それどころか「この前は怒ってしまってごめんなさい」と謝ってくれます。

てっきり主人公が障害を乗り越えて、美人をゲットして幸せになる話なのかと思いきや違います。それならそれでいつものインドのベタなロマンティックコメディーになっていたでしょうし、むしろそっちのほうが多くの視聴者が助かったことでしょう。

けれども、何を血迷ったのかさらにそこから911のテロ、アメリカの人種差別問題、息子の死、刑務所生活、ハリケーン災害などこれでもかというほど欲張ってエピソードを詰め込んできたのには開いた口が塞がりませんでした。

また、その全てのエピソードが現実味がなく、息子なんていじめっ子が蹴ったサッカーボールが当っただけで意識不明の状態になって死ぬという前代未聞の展開でしたね。サッカーボールって当ったらそりゃあ痛いけど、言っても素材は革とゴムだからね。

さて散々、色々な話を詰め込んだ末にこの映画が言いたかったことは、「マイネーム・イズ・ハーン」です。僕はテロリストじゃなくて、ハーンなんだよって。いい人間なんだよって言いたいんだそうです。それもわざわざアメリカの大統領に。

あれを見て、ハーンってなんて正義感の強い、いい奴なんだろうとか思ってる奴がいたらマジで恐ろしいです。そもそも主人公をアスペルガー症候群にする必要がないし、相手の顔を見ずに視点をずらしてボソボソ喋ったら自閉症みたいなふざけた演技なんなんですか?

なにより物語の中では差別はダメだよ、イスラム教徒に対する偏見をなくしましょうといった教訓を伝えようとしている割には、アメリカ人はもれなくみんな悪い奴として描いているのが爆笑です。お前らの描写が一番偏見の塊だっつーの。

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