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最後の追跡は男臭くて面白い犯罪映画!ネタバレと感想

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最後の追跡

テキサスを舞台にした兄弟銀行強盗コンビと彼らを追う刑事たちによるクライムドラマ。テキサス流の皮肉と嫌味とブラックユーモアを込めた会話が面白く、男臭さのある作品です。69点(100点満点)

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最後の追跡のあらすじ

不況にあえぐテキサスの田舎町。タナーとトビーのハワード兄弟は、亡き両親が遺した牧場を差し押さえから守るため、連続銀行強盗に手を染める。慎重派のハワードが練った完璧な計画のおかげで兄弟は次々と襲撃を成功させていくが、刑務所から出所したばかりのタナーの無謀な行動のせいで次第に追い詰められていく。一方、定年を目前にしたテキサス・レンジャーのマーカスは、相棒のアルバートとともに事件の捜査に乗り出すが……。

映画ドットコムより

最後の追跡の感想と評価

2017年のアカデミー賞ノミネート作品のひとつで、泥棒と保安官による逃走&追跡ものです。ストーリーはベタで、特に新しさはなく、強盗を働く兄弟の背景を描きつつ、もう一方で保安官の人柄を写していく男同士の運命の対決の物語です。

舞台はアメリカの中でも最も閉鎖的で、差別的な州のひとつテキサスの田舎町で、それが物語の鍵となっています。そこでは保安官が平然とインディアンの差別発言をしたり、ウェイトレスが偉そうな態度で客を出迎え、住民たちはカーボーイハットを被って昼間からビールを飲んだりして、文明と経済が回っていかないような雰囲気で充満しています。

そんな中、唯一儲けているのは銀行で、住民たちは自分たちの財産をふんだくっていく金融機関に対して根強い恨みを抱えている、といった設定になっていました。

多少大げさでステレオタイプな描き方はしているものの、あの独特の雰囲気と閉鎖感は絶妙でしたね。登場人物は、ガサツで口は悪いけど人情厚い、どこか憎めない男たちばかりで、どちらかというと男向けの映画なのかなあとも思えました。

前半部分を見ただけで、おそらく先の展開や結末の大部分が予想ができてしまいます。ハリウッド映画の犯罪者役がどういった運命にあるのかはみんなが知っているはずです。

しかし予想通りのストーリーの中に娯楽性やドラマがしっかりあって、なおかつ脚本がいいので普通に楽しめました。銀行強盗のアイデアにしても、100ドル札は銀行に番号が登録されているから手をつけずに小さなお札だけを狙ったり、盗んだお金をインディアンの保護地区のカジノで換金したり、といった手口もなるほどなぁ、と思いましたね。

主人公トビーのセリフも印象的でした。

「生まれてからずっと俺は貧しかった。両親もそうだったし、祖父母も同じだった。貧しさは病気のように代々受け継がれていき、身近な人に感染していく。でも俺の子供たちだけにはそうはさせない」。

トビーには犯罪に手を染めず、真面目に生き、上から搾取されても耐え続けるという選択肢もあったかもしれません。しかしそれではいつまで経っても貧困から脱却できない。銀行強盗は、なにがなんでも貧しさは自分の代で絶つ、という彼なりの覚悟だったんですね。だからこそ奥さんとも離婚したのでしょう。

そういった背景がストーリーの中でさりげなく語られるのがいいですね。下手な映画だったら一度に全部説明したりするからね。

僕にとって一番面白かったのは、喧嘩腰のお婆ちゃんウェイトレスが登場するレストランでのシーンです。ガミガミ声で巻くし立てて客を圧倒し、嫌なら出て行けとばかりの態度で接する彼女のキャラが最高でした。

レストランなのに何が食べたいかではなく、何を食べたくないかを聞かれるっていうね。あれなら注文取る意味ないじゃないですか。本当にアメリカにいそうで嫌だなぁ、ああいうウェイトレス。

コメント

  1. RenoBank より:

    ノーカントリーや、ファーゴのような雰囲気が良かったです。
    説明しまくらないし、説教くさくない。
    僕ばレンジャーコンビの会話が楽しかったです。

    あの、上から目線のウェイトレスは、ちょっと前なら東京の寿司屋なんかにいましたね。オレ流を押し付ける食い物屋^_^