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映画パッセンジャー(2016)はただの恋愛もの!ネタバレと感想

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この記事は 約3 分で読めます。

パッセンジャーズ

宇宙で男女が仲良くデートするお話。ストーリーはシンプルでいいものの設定に無理があり、辻褄を保てていないSF映画で、結構くだらないです。30点(100点満点)

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パッセンジャーのあらすじ

20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アバロン号が、新たなる居住地を目指して地球を出発した。乗客たちは目的地の惑星に到着するまでの120年の間、冬眠装置で眠り続けていたが、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが、何故か90年も早く目覚めてしまう。2人は絶望的な状況の中で生き残る方法を模索するうち、互いに惹かれ合っていくが……。

映画ドットコムより

パッセンジャーの感想

SF映画かと思いきや、舞台が宇宙になっただけの恋愛映画です。男女二人が宇宙でいちゃいちゃするのがだいたい1時間ぐらい続き、残りは喧嘩したり、仲直りしたりするだけです。

宇宙船が移住地である惑星に向かう途中、冬眠装置が故障し、乗客のうち一人だけ目覚めてしまい、残りの90年をどう過ごすか、という物語の出だしは悪くないです。

おそらくこの映画を見ようと思ったほとんどの人が、その部分に興味をそそられたんではないでしょうか。しかしそこから先に何も面白いエピソードを用意していないのが駄目ですね。

一人だけ目覚めてしまった男性客ジムは、広い宇宙船の中であまりにも孤独になったために別の乗客の女性オーロラの装置を故意に故障させ、彼女を起こしてしまいます。

そこから二人の甘い時間が始まるんですが、やがて故意にジムが自分を起こしたことを知ったオーロラは激怒して、怒り狂い、二人はほとんど口も聞かなくなります。

そうこうしているうちに宇宙船が壊れ始め、仕方なく二人はまた団結して宇宙船を命がけで修理する、というのが話の全てです。

ストーリーラインがかなりご都合主義で、タイミング良くクルーのキャプテンが起きてきたり、主人公がたまたまエンジニアだったり、一度死んだはずの彼が蘇生装置で生き返ったりと、なんでもありの状況が目立ちました。

おそらく視聴者のほとんどが、「なんでほかの乗客を起こさないの?」と思うはずです。それぐらいなぜか意地を張って二人で頑張ろうとするんですよ。

ジムは、オーロラと喧嘩した時点で、ほかの女の乗客を起こすべきでした。それでオーロラのことは無視してほかの女とよろしくやればいいじゃないですか。

唯一面白かったのはオーロラが、ジムが寝ている隙を見て彼に襲い掛かるシーンですね。かなり見事なパンチが顔面に入りましたね。寝てる人間の頭を容赦なく踏み潰したりと、どれだけ恐ろしい女なんでしょうか。

故意に起こすことは殺人と同じよ、とか言ってましたが、それなら絶対に彼のことを許しちゃだめじゃないですか。なんで殺人者を許すんだよ。

それにしてもハリウッドのサバイバル映画って恋人の話になると、必ずどちらかしか生き残れないみたいな状況を作りますよね。

それで男のほうが「俺はいいから、お前だけでも生き残れ」みたいなことを言い出して、それを聞いた女が「愛してるからね」とか言いながら泣くっていうパターンがほとんどですね。実際はアメリカ人ってあんな自己犠牲の美学を持ち合わせていないくせにね。

たまには女が「わたくしのことはいいので、ぜひあなた様だけでも生き延びてらっしゃい」とか言ったら面白いんだけどなぁ。

コメント

  1. 名前 より:

    最後は、1年とか半年毎に冬眠を交互に繰り返せば
    45年分(90年の半分)は冬眠できるのでまだ寿命にもならず星に着けただろうに(45年交代だと寂しいので)

    最後に70歳くらいになった二人が出てくるのかと期待したのになぁ

  2. 必須 項目 より:

    全員起きてしまうパニック映画を期待したのですが、割と普通の見やすい映画でした。

  3. タラヲ より:

    それにしてもこの宇宙船ぼろすぎ!ラストも土と養分が無いのになぜあそこまでなった!かえって航行に支障をきたすのでは?