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博士の愛した数式の主人公は計算ができない!ネタバレと感想

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数学と記憶障害と不倫をネタにした、ぶっ飛んだ人間ドラマ。感動と不幸の押し売りがひどく、いいエピソードが一つも出てこない、ただ泣きたい人が見る映画。15点(100点満点)

博士の愛した数式のあらすじ

元大学教授の数学者(寺尾聰)の家に派遣された家政婦の杏子(深津絵里)は、彼が交通事故の後遺症で80分しか記憶がもたないことを告げられる。戸惑う杏子だが、ある日、彼女の息子(齋藤隆成)と数学者が会い……。

シネマトゥディより

博士の愛した数式の感想

都合の良すぎる記憶障害を題材にした、くっだらない愛友物語です。「リピーテッド」は朝起きると、主人公の前日までの記憶が全部なくなっている、という設定でしたが、こちらは80分しか記憶がもたない、という世界です。

なんできっちり80分なのかは全く説明がなく、「だってそうなんだもん」といったような乱暴なルールの中で話は突き進んでいきます。

また、記憶がもたないだけで、昔の記憶はちゃんとあり、主人公は交通事故前のことはちゃんと覚えていて、特に阪神タイガースの江夏豊投手については鮮明な記憶を持っている、というご都合主義です。

そんなボケたおっさんの家にある日、若くて美人のメイド、杏子(深津絵里)がやってきます。だいいちメイドが若くて美人なんていうのは、「世界一キライなあなたに」か、AVの世界だけのお話なのに、そこをまず分かってないんだよなぁ。

日本人はメイドを雇ったことがない人が多いから、この時点でどれだけ現実からかけ離れているか想像がつかないのでしょう。そのくせ、もう一人のメイド役にはどんぴしゃのおばちゃんを起用するっていうのが痛いですね。わかってるのか、わかってないのか、どっちだよって。

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さて、おっさんは数学の元大学教授らしく、なにかにつけて数字を出してきます。「君の靴のサイズはいくつかね? 24cmかあ、4の階乗で、実に潔い数字だなあ」などと突然言い出すんですけど、この時点ですべってるから、28歳の女性だったら普通リアクションを取るのにも困るはずです。

が、しかし女と博士はそこから急接近し、女はシングルマザーで忙しく、生活も大変なはずなのに子供そっちのけで博士に入れ込む、というスケベな男が妄想したとしか考えられないような展開が続きます。

あくまでも作り手の狙いは「感動」なので、いくら女と博士が親密になろうと恋愛に発展することもなければ、一線を越えることはありません。それをしてしまってはただのエロティックな映画になってしまうからです。そこで用意したのが、メイド女の10歳の息子という存在です。

子供が博士に懐いたということにすれば、記憶のないおっさんとピチピチのシングルマザーと10歳の息子3人が親密になっていくことの言い訳になるからです。

しかしよく考えると、記憶のない気持ち悪いおっさんに子供が懐くわけがないんですよ。2、3歳の幼児ならまだしも小学生にもなる子供があんなタイプのおっさんには怖がって絶対に近づかないはずです。

メイドの女はメイドの女で職場に自分の子供を連れて行ったり、仕事中に散歩しに行ったり、息子の野球観戦に行ったり、一体どんな緩い意識で働いているんでしょうか。あいつどうかしてますよ。

もちろん、全ては博士が望んだことだから、などと理論付けることもできるでしょうが、そもそも記憶のない病人の言うことを全部聞いてたらだめでしょ。

映画の中に出てくるメイドってどうしてどいつもこいつも仕事熱心で、頑張りすぎるんですかね。誰も頼んでもないのに自ら時間外超過労働を望み、泊りがけで雇い主の世話したりするからね。早く帰って息子の晩御飯作れよって話なんですよ。

博士の義理の姉も真面目なのか、不真面目なのかよく分からなくて、キャラがブレブレです。なによりコミュニケーションが全然取れなくてギャグになっていました。博士の誕生日の日にメイドが義姉を家に招待すると、いきなりこんなことを口走ります。

メイド:「どうですか、ご一緒に(誕生会に参加しては?)」
義姉:「義弟は記憶を失った交通事故は私が誘って、私が犯した罪は事故だけではありません。親を捨て、親類や友達を捨て、授かった子を産む勇気があったら、二人の道は、、、私は罪深い女ですから」

ただ誕生日会にどうですかって誘っただけなのに突然こんな話しだすからね。なんでも博士と義理の姉は不倫関係にあったようで妊娠した末に中絶までしたそうです。だからそれがおかしいっつーの。そもそも数学の先生なら、それぐらいの結末は計算できるだろって。数学の前に性教育を学べよ。

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コメント

  1. 吉田 より:

    順行性健忘、という言葉を御存知無いのでしょうか?脳の中の海馬、という器官をある時に事故で損傷してしまうと、その時から長期記憶(海馬は長期記憶の生成に関わる)が形成されなくなるというもので、比較的珍しいものではありません。順行性健忘の特徴としては海馬の損傷する前の記憶は大脳皮質にしまわれているため損傷後も思い出す事が出来ますが、損傷後の記憶は短い時間しか保つことができなくなります。この博士はその時間が80分、ということで、この設定がご都合主義とおっしゃるならそれは無知であると言わざるを得ません。

  2. 花子 より:

    この作品の欠点は、登場人物の行動に一寸たりとも感情移入できない点だと思うゾ
    小説の方も映画の方も行動に至る思考が気持ち悪すぎてアホらしくなる

    >>しかしよく考えると、記憶のない気持ち悪いおっさんに子供が懐くわけがないんですよ。2、3歳の幼児ならまだしも小学生にもなる子供があんなタイプのおっさんには怖がって絶対に近づかないはずです。

    ほんとこれ
    何とか感動させようとして不安定な土台をこしらえた結果、価値観の整合がとれていない作品になってる
    けど、ワイはフツーの人生しか送ったことないからこういった人間が異質に見えるんかな

    理系の端くれだから数学の美しさは理解できるが、数字の美しさはようわからん
    メインの三人が数字の話してるとき、この人達頭おかしいんじゃないですかね…とか考えてたわ

  3. なっつ より:

    なーんかそんなことしか考えれなくて、かわいそう…。