2016/03/11

縞模様のパジャマの少年 (原題 The Boy in the Striped Pajamas)


31点(100点満点)

ストーリー

第二次世界大戦中、8歳のブルーノはナチスの軍人である父の仕事の都合でベルリンから田舎に引っ越す。そこでブルーノはろくに友達もできず退屈な毎日を過ごすことになる。ところがある日、家族に隠れて森に探検に出かけると、フェンスの向こう側に同年代の少年シュムエルを見つけ、友達になる。その日からブルーノはシュムエルに会うために何度も家を抜け出すが・・・・・・。

文句
無邪気なドイツ人少年とユダヤ人シュムエルによる禁じられた交流を描くナチス映画。映像、ストーリー、演出のどれにも特別面白い要素がなく、終始淡々とした展開がダルい。ナチスドイツの描き方がワンパターン。もう何度も見せられたタイプの映画で、少年の目線で物語が進むというのも「ライフ・イズ・ビューティフル」的で新しくない。

この映画の一番ダメな点は、8歳の少年には戦争のことなんてなにも分からないだろう、としている大人の身勝手な解釈です。子どもを完全にみくびっています。 どんな無邪気で、無知な子どもだろうと、8歳にもなれば強制収容所がただならぬ場所だということぐらい本能で分かるって。どんなバカでも丸坊主にされた、縞模様の服を着せられているユダヤ人を見て、「なんだか楽しそうだな」なんて思わないから。8歳の男の子にだって怖そうなおじさんと、優しそうなおじさんぐらい見分けられるし、動物的な危険察知能力ぐらい備わってるはずなのに、自ら“囚人服”着て収容所に入っていくこのブルーノは一体どんだけアホなのか。そう考えると悲劇のラストシーンも特に可哀相には感じませんでしたね。自業自得です。

この映画の原作者のジョン・ボインはアイルランド出身のくせに、よその国の少年をこれだけバカに描いているというのも問題です。ベルリン出身の子どもを、アイルランド人の感覚で表現すると、こういう結果になるんでしょうか。それともジョン・ボインが普段目にしているアイルランドの子どもたちというのが、草原にいる羊と家にいるお母さんの区別もろくにつかない子どもたちなのかもしれませんね。

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