日本のいちばん長い日

nagai

終戦間近の日本軍の混乱と天皇がラジオで日本の降伏を国民に伝えるまでを描いた歴史戦争ドラマ。

歴史が動く瞬間の裏側が覗け、すごく勉強になるので日本人なら知っておくべき話なのに登場人物たちの滑舌が悪すぎて、ほとんど何を言ってるのか分からない残念な映画。44点(100点満点)

日本のいちばん長い日のあらすじ

1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。

やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。

シネマトゥディより

日本のいちばん長い日の感想

「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督による戦争映画です。

崖っぷちに立たされた日本軍の中で終戦を望む軍人と玉砕覚悟で本土決戦を望む軍人とで意見が真っ二つに割れ、天皇の言葉すらも解釈を曲げながら戦いを続けようとした男たちがついにはクーデターを起すまでをスリリングに描いています。

全体的には緊張感もあるし、多くの登場人物を上手くまとめていました。映画でありながら、教育番組のようで、すごくためになるいい映画なんですけど、軍事用語を多用しているうえに俳優たちが興奮して早口で喋るので、ほとんど何を言ってるのか分かりませんでした。

会話で物語が進んでいく映画なのに肝心のセリフが伝わらないのは致命的なミスです。監督はもっと分かりやすく喋るように演技指導することもできたし、そうじゃなかったら日本語字幕をつけるべきでしたね。

本作は1965年に発行された同名のノンフィクション小説を基にしているうえ、1967年公開の同名映画のリメイクでもあります。

例えばこれが小説なら分からない単語を辞書で引けばいいだけですが、映画となるとそうはいきません。文字で起して見たら意味は分かるけど、早口で言われたらもうスワヒリ語と変わらないです。

結局、視聴者の立場になって作ってないんですよ。日本映画のほとんどが世界で通じないのはその点が大きいと思います。これが芸術路線の映画ならそれでもいいでしょう。しかし大衆向けの商業映画のくせに誰もが理解できるような工夫をしていないんです。

当然この出来事知ってるよね? 私たちの共通言語が理解できるよね? というスタンスで作ってるから外国人はおろか日本人でも分からない人が出てくるんです。

もうあそこまで単語も意味不明で、セリフがはっきり聞こえなくて、俳優たちの滑舌が絶望的だったら、いっそのこと諸見里大介を出演させたほうがよかったです。

moromi

天皇陛下役を諸見里大介にして、歴史的瞬間でもあるラジオ放送を国民が誰一人聞き取れず、終戦にしていいのか戦い続けないといけないのか分からず余計混乱した、というふうにしたら面白かったんですけどね。

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