映画杉原千畝はテンポが悪く不自然!ネタバレと感想

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実在した日本のシンドラー、杉原千畝の人生を描いた完全なる失敗作。テンポが悪く、演技が下手で、日本人俳優と外国人俳優が全く噛み合っておらず、退屈なのに尺が長く、上映中早く終わってほしくなる代物。11点(100点満点)

映画杉原千畝スギハラチウネのあらすじ

1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝(唐沢寿明)は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。

シネマトゥディより

映画杉原千畝スギハラチウネの感想

「サイドウェイズ」のチェリン・グラック監督による感動狙いのいい話系B級映画です。とにかくテンポが悪くて見ていてじれったくなります。その一番の原因はセリフの言い回しでしょう。

セリフはほぼ英語なのですが、ネイティブじゃない人たちが英語のセリフを丸暗記してできるだけわかりやすく話そうとしているから、通常の会話のテンポじゃないんですよ。なんか英会話学校で英語の教師がわざとゆっくり話すみたいなスピードになっていて、見ていてイライラしてきます。

特に語学力が抜群だという役柄を語学ができないであろう唐沢寿明が演じていることから、表情とセリフが全く合っておらず、ほかの外国人俳優たちとのやり取りの不自然さといったらなかったです。

問題だらけの作品なんですが、特に気になったのは時代性を全く再現できていなかったことです。登場人物たちの服装はいかにも衣装で、戦時中の建物はセット丸出しで、なにもかも新しいんですよ。

わかりますかね、このセット丸出し感。2、3日前に材料を集めて大道具さんが作りましたって感じの部屋の雰囲気や家具たち。

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居酒屋とか、これだけ見たら現在のシーンかと思うぐらいですもんね。これより古い建物の居酒屋なんて普通にあるけどなあ。

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結局、それぞれのシーンにこだわりが感じられず、人工的になってしまうのは美術の技術もそうだけれど、予算の問題が大きいと思います。ぶっちゃけお金をかける気がないなら、日本の映画会社が世界を股にかけた大作なんて作ろうとすること自体が間違っているんですよ。身の丈を知れって。

特に日本人と外国人俳優をごちゃ混ぜにした日本映画って必ず外国人俳優がB級俳優になりますよね。おそらくギャラの問題でしょう。また、日本ではそこそこの演技ができる俳優たちも外国語を喋らせると途端にボロが出てくるので、結局B級俳優同士のダメ演技合戦みたいになるんですよ。

お金がないんだったら、もういっそのことスライド写真でナレーションだけつけてやったらどうですか。途中、実際の戦争の映像とかが入ってくるんですが、その挿入のタイミングもめちゃくちゃで、いっそのこと実際の映像メインでやってもらいたかったです。

戦争時代の緊迫した雰囲気も全くでていないし、緊張感もないし、日本人の公務員エリートが優雅に領事館で働いている姿だけが印象に残りました。ブラジルの日本領事館だってあれよりはもっとせわしくやっていますよ。

タイトルは「杉原千畝のビザ発給ルンルン物語」とかにしたほうがいいです。それにしても主人公と嫁のあの服装は一体なんなんですか。戦時中はスーツを着させてハットを被らせたらエリートみたいな発想が笑えます。嫁は貴族みたいな日傘を差してて間抜けでした。

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どうでもいいけど、戦時中は知りませんが、今の世の中で日本人の男でハット被ってる男は信用しちゃだめですよ。え、なにが根拠だって? 根拠なんてあるわけないじゃないですか。なんとなくですよ、なんとなく。

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