私の中のあなたは絶対泣く!感想とネタバレ

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きみに読む物語」のニック・カサヴェテス監督による白血病をわずらった娘とその母親を描いた、涙なしでは見られない悲しくてせつない家族ドラマ。65点(100点満点)

私の中のあなたのあらすじ

白血病のケイトは検査、手術、そして入退院を繰り返すつらい日々を送っている。そんな彼女をなんとしても治そうと両親は遺伝子操作を用いて妹のアナを出産。アナは幼い頃から病気の姉のために自分の臓器や血を提供し続けてきた。

しかしある日、アナは自分の体を利用されるのはもう嫌だといって母親を訴える。アナはなぜ突然姉を助けることを拒んだのか。裁判が進むにつれ訴訟の裏に隠された真実が明らかにされる。

私の中のあなたの感想

ニック・カサヴェテス監督による闘病ドラマ。闘病ものには白けた目で見てしまうタイプの映画と、どっぷり漬かってしまうタイプのがあるけど、意外や意外これは後者のほうでした。

泣きましたよ。ああ、泣きましたよ。でもすばらしい映画だから泣いたというより、あんな悲しいところ見せられたら誰だって泣くよ、と言いたくなるような反則技にやられたんです。

まず映画の序盤は、普段男と遊び歩いているイメージが強いからかキャメロン・ディアスが母親役として登場したときに正直ちょっと抵抗を感じました。

でも話が進んでいくうちに、娘を救おうとガムシャラになっている肝っ玉お母さんを上手くこなしていて、彼女の違った一面が発見できました。

ケイトと少年の恋なんかもなかなかロマンチックでよかったですねえ。でもなんていっても一番よかったシーンは両親がケイトをビーチに連れていくかどうかでケンカするシーンでしょう。

母親がヒステリーを起こし、にっちもさっちもいかないので父親が「だったらお前となんか離婚してやるよ」と爆弾発言をするところが好きです。

本当はそんなつもりはないけど、そこまできついことを言ってでも娘の好きなことをやらせてあげたいという彼の男っぷりがかっこいい。

その後、母親が後から車で追いかけてきて、父親に黙ってキスをして謝るのですが、女があんなふうにストレートに素直に謝ることってなかなかないですよね。あの謝り方は現実の世界でもかなり男には有効だと思います。ただし、若い人限定です。

コメント

  1. banana split  より:

    私も泣けましたが、何でだったかなぁ。
    子供が障害を持つと、その受け止め方は夫婦で異なって、夫婦関係を維持するのが難しくなると言われていますが、それがうまく表現できていたように思いました。
    全てを投げ打って、ケアに没頭するのが母親(女性)に多く、それを過保護・過干渉気味に捉えるようになるのが父親のようです。逆の場合もあるでしょうが。