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X-ミッションは評価に値しない最低のリメイク!感想とネタバレ

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point

エリクソン・コア監督による「ハートブルー」の大失敗リメイク。なんでもできすぎるFBIの主人公が、なんでもできすぎる強盗たちと戦っていく、むちゃくちゃな話。

ストーリーがボロボロで肝心のアクションもCGばっかりで、俳優は三流というどこにもいいところが見つからない作品。8点(100点満点)

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X-ミッションのあらすじ

以前アスリートだったFBI捜査官ジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)は、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディ(エドガー・ラミレス)が中心となっているアスリート犯罪集団への潜入捜査を開始する。彼らには、卓越した能力を使って、犯罪行為を繰り返している疑いが掛かっていた。しかし、ユタは彼らと危険な行動を共にするうち、ボーディに対し信頼と友情を抱くようになり……。

シネマトゥディより

X-ミッションの感想

FBI捜査官ジョニー・ユタが世界中を舞台に大規模な犯罪行為を繰り広げるグループに潜入操作を行う、という物語ですが、ストーリーに必然性が全くなく、登場人物たちがいきなりスカイダイビングやら、サーフィンやら、スノーボードをおっぱじめる意味不明な展開が続きます。

そもそもFBI捜査官がなんであんなに運動神経が良くて、訓練もしていないエクストリームスポーツをなんでもこなせるのかが不自然すぎます。スポンサーにエクストリームスポーツのブランドとかが名前を連ねていそうで、無理やりストーリーにそれぞれの種目をねじ込んだ感が半端ないです。

そもそもあれだけ運動神経がいいなら、犯人たちはスポーツの世界で十分に食べていけそうなもんですが、どうしても犯罪の世界でやりたいんだそうです。もう強盗がしたくて、いてもたってもいられないんだそうです。

それも目的はお金じゃないらしく、なにより自然に敬意を払ってるんだとか。それなのに山で平気でダイナマイトはぶっ放すは、海の上で下品なパーティーを開くは、とにかく「なんだそれ?」な話です。

この作品のオリジナル「ハートブルー」は僕のお気に入りのアクション映画でもあり、思い入れのある作品です。

おそらくアメリカ人のサーファーならみんな見ているんじゃないかというほどの人気アクションです。キアヌ・リーブスの色気や格好良さが半端なく、パトリック・スウェイジのワイルドさもかなりいい味出しています。

それにつけてこのリメイク版といえば、出ているみんなが三流オーラを身にまとっていて、何から何までダサダサでした。そこで俳優たちの持つ三流オーラとは一体どこから出ているのか考えてみたくなりました。最初は演技のレベルの違いなのかと思っていたのですが、どうやらそこではなさそうです。

キアヌ・リーブスも演技はかなり微妙です。台詞も棒読みが多いです。それでも彼は彼でちゃんとあれだけの人気とキャリアを築いているのはなぜなんでしょうか。キアヌ・リーブスがただ格好良いからというのが理由ではないはずです。

本作で主演を演じたルーク・ブレイシーだって間違いなくハンサム俳優です。もしかしたら顔だけで言ったら、キアヌ・リーブスよりも女性受けするかもしれません。

kin

それなのになぜかスクリーン上では格好悪いんです。もうダサくてしょうがない。その違いはなんなのかと考えたときにもしかしたら「人間味」にあるのかもしれないなあ、と思えてきます。

キアヌ・リーブスって格好いいけど、どこか抜けている部分がありませんか。なんかアホっぽいっていうか、ダメ男っていうか、可愛そうな感じがして。女性なら守ってあげたくなるような母性をくすぐる魅力がありますよね。

一方でルーク・ブレイシーは無機質な印象がありますね。ルーク・ブレイシーがキアヌ・リーブス並に人気を獲得するには、まずあのリア充感をスクリーンにあまり出さなければいいんだと思います。

スキがないからか、視聴者は親近感が沸かないんでしょう。普段からモデルの女たちをはべらしてますオーラを出してしまうと、ディカプリオぐらいの実力がない限り、俳優としてはアウトです。

コメント

  1. romi より:

    いつも楽しく読ませていただいてます!
    私も、ハートブルー大好きだったので、
    X-ミッション映画館で見て、
    ガッカリした口なんですが、
    コレ、一応CG無しっていうふれこみだと思ったんですが、それも嘘だったんですか?
    エクストリームスポーツ的には、
    本作よりすごいし、トップアスリートのスタント使ってるな〜って思ってたんですが…。

    • 映画男 より:

      romiさん
      コメントありがとうございます。CG無しって宣伝してたんですか? 僕の目にはムササビスーツのスカイダイビング、サーフィン、バイク、自動車の運転のシーンにまでほとんどCG使っていたように感じましたよ。もちろんちゃんとやっているシーンもありましたけど。

  2. 望月 より:

    そう言われてみればそうですね。でも5発弾を上に「あー!!」って叫ぶやつはちゃんとありましけどね。個人的にはあれ好き。

  3. るいやま より:

    romiさんの言うとおり、この映画はCGは使っていないという触れ込みでした。
    トップアスリートたちによるスタントのメイキング映像を観る限り、実際に撮影してるのだと思います。

    この映画は、ストーリーを楽しむものじゃないんです。トップアスリートの大技の集大成映画なんです!
    そう思って映画を観ると、きっと楽しめると思いますよー(笑)

  4. キヌア・ブルース より:

    ほんとそう思いましたよ。

    途中まで見てて「自然に敬意を払っていない」のセリフで
    んっ?と思い、評判を探してたらここの至りました。

    期待して最後まで見なくてよかった。