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映画ルームは子持ちの女性が見たら絶対泣く!感想とネタバレ

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7年間小さな「部屋」で監禁され続けた親子による社会復帰までの家族ドラマ。息子と母親が「部屋」から脱出し、家族と再会を果たし、社会に適応していくまでを重々しく描いた作品で、子供を持つ母親が見たら泣かずにはいられないでしょう。72点(100点満点)

映画ルームのあらすじ

5歳の男の子、ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。「部屋」には台所、風呂、衣装ダンス、ベッド、テレビがあった。ただ、「部屋」の入り口は閉じられていた。この「部屋」の中にあるものがジャックの知っている全てだった。こんな狭い空間の中で、ママはジャックが肉体的にも精神的にも健康でいられるように最善を尽くしていた。

ジャックはママ以外の人間を一人だけ知っていた。それはニック老人である。ニック老人はジャックが衣装ダンスの中で寝ているときに「部屋」にやってきて、食料と日用品を渡してくれる。

7年前、ニック老人は19歳のジョイ・ニューサムに迷子になってしまった犬の捜索を手伝ってくれないかと頼み、隙をついてジョイを自宅の裏庭の「部屋」に監禁した。それから2年後、妊娠してしまったジョイ(ママ)はジャックを出産したのだった。

Wikipediaより

映画ルームの感想

アカデミー賞ノミネート作品です。感動しました。騙されました。意表をつかれました。

物語は、小さな部屋の中からスタートします。一見、そこでは母親と息子が二人仲良く幸せに暮らしているように見えますが、小さな天窓が一つあるだけで薄暗く、息苦しい場所であることが徐々に明らかになっていきます。

夜になると、部屋には年配の男が帰ってきて、彼が母親を罵倒したり、脅したりするうちに母親と息子でここで監禁生活を送っていることが分かります。

こうした展開からてっきり最初は、監禁された部屋からどうにか二人が脱出するまでを描いた、よくあるホラーやスリラーなのかと思ってしまいました。しかし違います。二人は序盤に案外あっさりと監禁生活を抜け出し、警察に保護されるのです。そしてそこから本当のドラマが始まるのでした。つまり被害者の「その後」を描いた物語なのです。

病院に運ばれた二人はそこで家族と再会します。息子にとってはお爺ちゃん、お婆ちゃんに会うのはこれが初めてです。実は二人はすでに離婚していて、お婆ちゃんのほうは別の男性と再婚していました。そこで母親と息子はお婆ちゃんの家に引き取られることになり、新しい生活がスタートします。

しかし家に着くと、マスコミや地元の野次馬が集まってきて、ゆっくり過ごすどころか周囲に警戒しビクビクしながら過ごす生活を強いられます。

マスコミへの対応、社会への適応、他人に強い警戒心を抱き心を閉ざしてしまった息子に悩まされ、母親が精神的に崩壊していく様子がとても上手く描かれていました。

久しぶりに胸にずっしりくる映画を見たという感じがしました。犯罪者の子を妊娠したら生むべきなのか、また自分で育てるべきなのか、養子に出すべきなのか。子供が大きくなったら父親のことはどう説明するのか。男の僕が見ても、いろいろなことを考えさせられてしまったので、女性が見たらなおさらでしょう。

この映画は、なにも中絶をテーマにした映画ではありません。また、犯人の行方や転落を追った犯罪ドラマでもありません。母親と息子がどのように大きなトラウマを乗り越えていくのかというとても前向きな話なのです。この手の映画は犯人を悪者として復讐に焦点を合わせることが多いですが全く違いました。

母親を演じたブリー・ラーソンはこの映画でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。彼女も良かったんですが、息子役を演じた少年の演技のほうがすごかったです。彼はなぜかノミネートされませんでしたね。

息子ジャックは5歳の少年なのに誰がどう見ても外見も仕草も女の子というとても難しい役どころです。あまりにも演技が上手いので僕は途中までてっきり女の子だと思って見ていたぐらいです。

それでも名前は「ジャック」だし、母親が何度も「彼」と呼ぶので、もしやそこに秘密でもあるのかと思っていたら、どうやら監禁されて母親としか接していないから、男の子というものがどういうものか分からないという設定のようです。

性同一性障害なのかと思ったら、そういうことでもなく、彼が社会と触れていくうちに徐々に男の子の姿を取り戻していく、というエピソードまで用意してあります。あの微妙に性別と雰囲気を変えていく演技は天才的ですね。

突っ込みどころもいくつかありました。監禁されていた場所が普通の住宅地で、あれなら隣人がすぐに異変に気づきそうなものでした。もっと田舎の僻地とかだったら、無理かもしれないけど、あんな場所で地下でもない場所に7年も監禁できますかね? 逆に近所が無関心で、そういうものなのかな?

また、子供のあの曖昧な証言からどうやってあの家を特定できたのかが謎です。あの警察官は推理力ありすぎじゃないですか。あんなに実力あって、下っ端のパトロール警察ってどういうことですか。早くFBIにでもなったほうがいいですよ。

コメント

  1. Nascha Glinka より:

    原作ではあの小屋は防音壁になっていて、さらに地中に金属の棒かなにかを埋め込んであったと書いてありました。だとしても気づきそうですよね、、、

    • 映画男 より:

      Nascha Glinkaさん

      僕もあれなら気づくだろって思ったんですが、この前の中学生の監禁事件も普通のアパートにいて気づかなかったぐらいだから、案外そういうものなのかもなとも思えました。

  2. Ryu より:

    いつも映画見た後に、答え合わせの様にこのサイト使わせて貰ってます笑
    ROOMだけの感想ではなくて、このサイトの評価は他の方の評価の仕方とは違い少し斜めからのコメントで褒めるだけのサイトとは違って面白いです!
    そこで一つ提案なんですが、このサイト内で検索出来るようにはならないでしょうか。この映画どう評価してるのだろうと探してみてなかったりして少し面倒な部分があるので良ければつけてほしいです!

    • 映画男 より:

      Ryuさん

      検索バーは普通にありますよ。パソコンなら右のサイドバーとフッター付近に。スマホならフォローボタンの下とページの一番下にあるので利用してみてください。

  3. uirou より:

    この映画のテーマはおっしゃるように監禁から解放された後の話なのでまぁそのあたりの突っ込みどころは…。
    日本でも近くで監禁されても幼児虐待されてても気づかなかったや気づいてても見て見ぬ振りをしていた事件は多くあるのでそんなもんだと思います。

  4. 名無し より:

    絶対泣く!っていう映画のコメントほど浅いものはない