2017/10/23

キッズ・オールライト (原題The Kids Are All Right)

レズカップル、子供たち、そして精子ドナーをめぐる人間&家族ドラマ。設定、アイデアが斬新で初めて見るタイプの家族が繰り広げる日常に釘付けになります。72点(100点満点)

キッズ・オールライトのあらすじ

ニック(ベニング)とジュールス(ムーア)は結婚して、南カリフォルニアで暮らすレズビアンのカップル。彼女たちにはそれぞれ子供がいて、家族4人で暮らしているが、ジュールスの息子で弟のレイザーは、大学進学で家から出てしまう姉のジョニに頼み込み、自分たちの父親(人工授精の精子提供者)を一緒に探しだそうとするが……。

(映画.comより)

キッズ・オールライトの感想

一風変わった家族を見ているようで実はとても普遍的なことを描いているところに監督のセンスを感じます。また、俳優陣の演技のレベルが高くて、少人数のノーアクション低予算映画にも関わらず、しっかりドキドキハラハラの見せ場を作っているのがさすがでした。

ダメ男をやらせたらマーク・ラファロの右に出るものはいないですね。ちょっとだらしなくて、髪の毛ボサボサで、いつもなにかやらかしてしまうタイプの男がどんぴしゃにはまってて、「ユーキャン・カウント・オン・ミー」の役柄に重なる部分がありました。

ジュリアン・ムーアも恐ろしく上手くて、洗面台で自分のパートナーに問いつめられて泣くシーンはすごいとしかいいようがありません。

笑えるシーンもたくさんあります。ただ、コメディーというくくりで紹介されることが多いこの映画ですが僕にとっては真面目でリアルな家族映画に映りました。

家族映画のくせに「家族っていいなあ」と思わせるシーンが少ないところがポイントで、多くは家族間のトラブル、摩擦、葛藤のシーンに時間を割いているのが現実感をなお引き立ててくれました。あまりにリアルなので結婚ってめんどくさいなあ、したくないなあと思わせられる、そこがまた良かったです。

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