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愛しのクノールは至って平凡な人形劇!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

ほぼほぼ予定調和に話が進んでいくほのぼの物語。見て損はないけど得もしない、プラマイゼロの映画です。50点

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愛しのクノールのあらすじ

ある日、バブスが住む家におじいちゃんがやってくる。なんでも彼はトルネードの被害に遭って家が吹き飛ばされ、住むところがなくなってしまったというのだ。

その日からおじいちゃんはバブスが使っていた離れの小屋で生活を始め、家族は迷惑する。ある日、おじいちゃんはバブスに誕生日プレゼントとして子豚をプレゼントする。本当は子犬が欲しかったが、父親にアレルギーがあったため反対されていた。

バブスは、子豚をクノールと名付け、彼を育てることにした。しかし両親は以前として反対で、クノールが家や家庭菜園を汚したらすぐに返しに行くと釘を刺した。

そこでバブスはクノールを犬の訓練所に連れて行き、訓練しようとするが、なかなか言うことを聞いてくれなかった。そんな中、街ではキング・オブ・ソーセージを競うソーセージコンテストが開かれようとしていた。

愛しのクノールのキャスト

  • ヒバ・ハーフリ
  • ケース・プリンス
  • イェルカ・ファン・ハウテン
  • ヘンリー・ヴァン・ルーン

愛しのクノールの感想と評価

マッシャ・ハルバースタッド監督による、オランダ発ストップモーション人形劇。トラブルメーカーのおじいちゃんが突然家にやってきては同居生活が始まり、彼の勧めで息子が豚を飼うはめになる、ドタバタ家族ドラマです。

上映時間が73分と短く、集中力が切れる前に終わるので、隙間時間の暇つぶしにもってこいの作品です。ユーモア交じりのハートウォーミング家族ストーリーなので、親子で見るのにも向いています。登場人物一人一人の外見やキャラが個性的なので、誰が誰だかわかりやすいし、ストーリーもシンプルでした。

ストップモーションは滑らか部分とカクカクしている部分がミックスされていて、人間の動きはスムーズだけど、豚の動きは結構雑なのが笑えます。

大人が見ても子供が見てもそこそこ楽しめるでしょうが、これといった感動や爆笑はないので大きな期待はしないほうがいいです。

オランダユーモアを僕が理解しきれていないだけの可能性はありますが、会話による笑いってほとんどなかったような気がします。言葉の掛け合いより、どちらかというとシチュエーションの笑いですね。この状況が面白いみたいな。

それにペットをネタにした笑いってどうしても限られてきますよね。脱走したり、突然ウンチしたりとかそれぐらいじゃない?

短い上映時間の中で伏線を回収していくので、当然フリの時間も短く、話が読めてしまう問題もありました。なので予想通りのストーリーをお約束事として楽しめるかどうかが鍵となりそうです。

豚が家に来たことで家族の生活が乱され、また愛着が湧いてくるとともに家族が結束していく流れはなかなかよく、終盤にソフトなホラーテイストが加わるのは評価に値しますね。唯一予想外だったのはおじいちゃんの暴走ぶりかな。やらかすだろうとは思ってたけど、あんなに怖いキャラになるとは思いませんでした。ただのサイコパスじゃないですか。それまで豚の話だったのに、おじいちゃんが全部持って行っちゃったもんね。

とはいえいい奴も悪い奴も結局のところみんな可愛いんですよ。人形劇だからこその憎めなさがあって、それに救われている部分も大きいはずです。もしかすると人形劇でホラー映画を作っても面白いかもしれませんね。ユーモア一切なしで本当に怖いだけ、グロイだけの18禁ストーリーを人形劇でやったらどうなるのか。ふと、この映画を見ながらそんな想像をしてしまいました。

コメント

  1. エル より:

    Across The Spider-VerseとThe Flashは見ないんですか?

    • 映画男 より:

      ヒーロー映画は、もうよっぽど話題にならなければスルーでいいかなって感じです。さすがに作りすぎ