技術者じゃない人がAIをネタに映画を作るとこういう作品ができるみたいなバカ話。ホラーなのに笑えます。50点
M3GANミーガンのあらすじ
ある日、ケイディの家族はスキー場を目指して雪の中を車を運転していた。ところが視界が悪くなったところで除雪機と衝突し、ケイディは両親を亡くしてしまう。
ケイディは玩具メーカーで研究者として働く叔母のジェマに引き取られることになった。ジェマはAIロボットを制作中だった。上司からは子供向けの可愛いキャラのAIドールを作るように言われていたが、本音ではもっと洗練されたロボットを作りたかった。
一方、ケイディは新しい生活に順応するのに戸惑っていた。ジェマが仕事ばかりに気を取られ、ほとんどケイディと向き合うことができないのも一因だった。そこでジェマは以前制作したモーションキャプチャーのAIロボットをケイディに見せる。するとケイディは好反応を見せる。
これをもとにジェマは、ケイディの親友となり面倒を見てくれるミーガンを制作に取り掛かった。ミーガンは少女の姿をしたAIロボットでケイディと完璧に交流することができた。ジェマがミーガンを会社内で披露すると、幹部たちから大喜びされ、ついに商品化することが決まった。
ところがミーガンの発売日を間近に控えたとき、ミーガンがある恐ろしい事件を起こしてしまう、、、、
M3GANミーガンのキャスト
- アリソン・ウィリアムズ
- ヴァイオレット・マッグロウ
- エイミー・ドナルド
- ー・チェン
- ジェン・ヴァン・エップス
M3GANミーガンの感想と評価
ソウシリーズでお馴染みのジェームズ・ワン原案、ジェラード・ジョンストーン監督によるSFホラー。少女の姿をしたAIアンドロイドが暴走する様子をテンポ良く描いた娯楽作品です。
AIロボットをネタにホラー映画を作ったらまあこうなるよねっていうお約束ストーリーで、なんの捻りも意外性もないけれど、それでも見れるエンタメに仕上がっていました。
恐怖の対象をハイテクAIロボットにしただけで、人形に襲われるっていう点においてはやってることは「チャイルド・プレイ」のチャッキーと全く同じなんですよね、男の子の人形を女の子にしただけで。
今更よくこんなベタなネタで勝負してくるなあという感じもするんだけど、多くの人は結局テンプレ化された予想通りの話を繰り返し見たいだけなのかもしれませんね。それが安心で心地いいみたいな。上映時間は1時間半ぐらいだし、頭使わなくていいし、話は分かりやすいし、この軽さがたまらないんでしょうか。
AIホラーって結局いつも同じですよね。最初はそのハイテク技術の優秀さが強調され、徐々にAIが人間に逆らうようになり、自分の意思で反乱を起こしていくみたいな。「2001年宇宙の旅」ぐらいからずっとそのパターンだもんね。
ミーガンも例外ではなくて、最初はベビーシッターみたいな役割を担っていたアンドロイドが、途中から暴力を学習し、人を殺しだす、という流れになっていて無差別殺人を犯すようになったミーガンを見せて視聴者を怖がらせることにフォーカスしています。
この先、実際に起こりうることなのかもしれないけれど、不思議と全く恐怖を感じませんでした。子供向けのホラーって感じでこれを怖いと思う大人はいないんじゃないかな。海外では13歳未満禁止だっていうからかなりソフトになっているのが分かるかと思います。
それどころか突っ込みどころは満載だし、どこか間抜けな感じがして、むしろややコメディ寄りのホラーになっているんですよ。
しかし逆に今回はそれが功を奏したと思いました。突然ミーガンが上手に踊りだしたり、完全に笑いを取りに行っててちょっと笑ってしまいました。反則じゃん。不気味な殺人人形が突然ふざけたらそりゃあ面白いって。あれはずるいわ。
結局のところどれだけAIロボットが賢くなって人間に逆らうようになったとしても製作段階で、そんなに力が出ない設計にしたら人なんて殺せるはずないんですけどね。なんなら武器さえ扱えないぐらいの握力にしないと。
それなのにどんだけのバカ力が出る構造にしてるんだよ。マーベルのヒーローかよ。完全に開発者のジェマの責任じゃないですか。プログラミングミスとかそういうレベルじゃなくて、そもそもフィジカルが強すぎるんだって。あんなハイレベルのAIロボット作れる研究者がそんな初歩的なミスしないだろ。ほんとアホだなあ。
でもちょっと面白かったし、これ絶対シリーズ化されちゃいますね。次回作はミーガン初期バージョンの失敗から学んで、安全面に万全の考慮をした最新バージョンを開発したけどやっぱり暴走しちゃったっていう話になりそうですね。プロットがどうであれシリーズを通じてずっとおバカな話になるのは避けられなそうです。
コメント
鑑賞したんですが、これって子供のスマホ・タブレット依存を描いた映画でもありますよね。だからこそ、子供には是非見てもらいたいですぬや
「多くの人は結局テンプレ化された予想通りの話を繰り返し見たいだけなのかもしれませんね。」
名言頂きましたwまさにその通りだと思います(^_^;)ヒットメーカーと言われるヒトたちはその辺分かってんでしょうね。
ヒットメーカーは売れる作品が間違いなく分かってますね。あとは手を変え品を変えってやるだけで。
全然怖くなくて笑っちゃいましたねw
出てくる子供が結構なクソガキで、そりゃミーガンもキレるよ、と少し納得w
最後のロボット同士の対決も可笑しくて、こんなすごいロボット達作れるんじゃ、就職先は絶対おもちゃ会社じゃないでしょーwwと思ってしまいました。
息抜きにはちょうどいいですね。
息抜き映画ですね
ちょっとおもしろかったと書かれていますが、私はまったく楽しめませんでした。ストーリーが薄っぺらいし、ありきたりで何をいまさら見せられてるんだろうと思って眠たくなりました。終始予想通りの展開で終わります。
あら残念