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夜叉・容赦なき工作戦はつまらないバカスパイ映画!ネタバレ感想

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スパイに謝ったほうがいいレベルのフィクション丸出し娯楽映画。めちゃくちゃマジで、格好つけてるけど、すげえ頭の悪いことする人たちの物語です。15点

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夜叉・容赦なき工作戦のあらすじ

ある日、世界で最もスパイが密集する場所といわれる中国の瀋陽に検事のジフンが特別監察官として派遣される。そこでのジフンの役目は、国外の極秘任務に従事する韓国のブラックチームの活動を監視し、報告することだった。

ところがブラックチームのリーダーは夜叉のニックネームで知られる任務のためには手段を選ばない危険な男だった。そんな男のもとへ一人で送られたジフンな北朝鮮、韓国、中国、日本をまたにかけたスパイ同士の争いに巻き込まれていく。

夜叉・容赦なき工作戦のキャスト

  • ソル・ギョング
  • パク・ヘス
  • 池内博之
  • ヤン・ドングン
  • イエル
  • ソン・ジェリム

夜叉・容赦なき工作戦の感想と評価

「監獄の首領」のナ・ヒョン監督による、韓国発おバカスパイアクション。ハリウッドのスパイアクションを韓国風にしただけで、中国を舞台に各国のスパイたちがマシンガンをぶっ放し、カーチェイスを繰り広げ、諜報活動のカギを握る重要人物を誘拐し合ったりする、リアリティーの欠片もないお子様向け映画です。

冷静に見ると、登場人物たちがスパイじゃなくても全然成立してしまう話で、いわば縄張り争いをしているアジア諸国のマフィアをスパイって呼んでるだけのようなストーリーでした。

まず、韓国のスパイチームの監視役として、韓国政府が検事の男を派遣する、っていう設定が理解できませんね。全く検事の仕事と関係ないよね。イタリアンレストランにすし職人派遣するぐらい違うと思うよ。

検事は左遷されたからこの汚れ仕事を引き受けて、また本庁に戻ることを望んでいるんだけど、検事がスパイチームに送られることも、その仕事をしたら本庁に戻れることにも関連性が全く見いだせず、終始なんでお前がそこにいるんだよ?という疑問がぬぐえません。

スパイたちの役どころも軍人か傭兵かなんかと勘違いしているのかなあと思わせるほど、防弾チョッキを着て、マシンガンを持って、常に戦闘態勢なのがギャグですね。

そのくせキャスティングは韓流アイドルみたいな俳優ばかりを起用していて、こんな目立つイケメンスパイがいるかよって感じでした。音楽かけたら男も女もいつでも歌って踊れそうな顔してるからね。

韓国映画なので主に韓国語が使われていますが、舞台が中国のため中国語も使われ、また各国のスパイの中でも最も悪党として日本が描かれているため、日本人俳優が出てきては日本語がちょいちょい聞こえたりもします。

日本人が悪役なら悪役でいいけど、なぜか日本側にどう見ても日本人じゃないやつが起用されてて、片言の日本語を喋ってたり、ハリウッドがやるいい加減なキャスティングを韓国映画でやっちゃってるいうのがもはや致命的です。

早い話がよくある分かりやすい幼稚な反日映画で、日本政府が何をメリットにそんな活動してるんだよっていうレベルの悪役を担わされていてバカバカしいです。池内博之扮するスパイが、「アジア最高のスパイ」って紹介されてて受けますね。スパイなのに名前が売れてちゃダメだろ。

スパイってもっと水面下で活動しているっていう認識だったんだけど、この映画ではもうとにかく目立ったもん勝ちみたいな活動の仕方なのが笑えます。そもそもスパイのアジトがこんなだからね。

漫画かよ。

日本のスパイは、キーパーソンを誘拐してきたらまず領事館の中で拉致するらしく、韓国のスパイは逆にその人物を救いだすために日本領事館に乗り込んでいきます。

領事館の描き方も爆笑もので、大学のキャンパスかなにかを借りて撮影したのかよっていうぐらい大きな建物になってるのが最高でした。領事館の職員100人ぐらいいるからね。

スパイのくせに頭脳派が一人もおらず、領事館に潜入する方法はネズミを空からぶちまけて大騒ぎしている間に、ネズミ駆除の業者に紛れて潜入するという小学生的発想なのが可愛かったです。これはダメだわ。

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