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ハウス・オブ・グッチはつまらない家族喧嘩ドラマ!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

グダグダの家族喧嘩物語。ファッションの好みを自分の意思で選択できない思考停止の貧乏人が背伸びして買うブランド、グッチがどのようにしてファミリービジネスとして崩壊したのかを描いた、つまらない話です。40点

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ハウス・オブ・グッチのあらすじ

弁護士のマウリツィオは家族が経営するファッションブランド、グッチにはあまり興味が持てなかった。しかし妻のパトリツィアや叔父アルドの強い勧めもあって経営に携わるようになる。

特に妻のパトリツィアは野心的で、どんぶり勘定でいい加減に会社を経営するマウリツィオの父ロドルフォと叔父のアルドから経営権を奪おうとすら企んでいた。

やがてマウリツィオの父ロドルフォが亡くなると、息子のマウリツィオは本格的にグッチに携わるようになり、叔父アルドの失脚を目論んでいく。

マウリツィオと妻パトリツィアの目論見は成功したかに思えたが、マウリツィオはパトリツィアが経営に口を出しすぎることに嫌気がさしていた。まもなくしてマウリツィオは妻のパトリツィアすらもグッチはもちろん、家からも追い出してしまう。

ハウス・オブ・グッチのキャスト

  • レディー・ガガ
  • アダム・ドライバー
  • ジャレッド・レト
  • ジェレミー・アイアンズ
  • サルマ・ハエック
  • アル・パチーノ
  • ジャック・ヒューストン

ハウス・オブ・グッチの感想と評価

リドリー・スコット監督による、グッチ家の崩壊を描いた伝記ドラマ。アメリカ人キャストたちがわざとらしいイタリア語訛りで演じるエセイタリア映画です。

出演者の喋り方や仕草が素人の物まねレベルで、イタリア人をバカにしているとしか思えないです。ネットフリックスのおかげで世界中の映画が世界中の人々に見られるようになった今の時代にあえてイタリアが舞台の話を英語圏のキャストで英語で演じる意味が全く分からないです。イタリア人はもっと怒るべきです。

特に胡散臭く、わざとらしかったのはレディー・ガガの演技です。なにあの片言英語みたいな喋り方。舐めてるでしょ。レディー・ガガってあれでイタリア系アメリカ人なんですね。ずっと演技しているとき実のお祖母ちゃんの真似してたのかな? 「アリー/ スター誕生」はよかったのにさすがにこれはないですね。

とにかく終始エセイタリアン会話を聞かされるのが苦痛で仕方なく、ストーリーがほとんど頭に入って来なったです。

百歩譲って英語にするなら、メインキャストをイタリア系アメリカ人キャストで固めろよって話なんですよ。この中でイタリア系ってレディ・ガガとアルパチーノぐらいじゃないですか? そのくせ謎にキャストが豪華で俳優の無駄遣いしています。

アルパチーノが劇中、日本語を喋るシーンがあるんですが、あんな調子でエセ日本語でずっとあいつらに「日本人」を演じられたら嫌でしょ? そのうち全アメリカ人キャストの日本映画とか作りそうだもん、ニコラス・ケイジ夫婦主演で。

さて、物語はグッチ家の経営権を握る兄弟の息子マウリツィオがグッチに携わったことを皮切りに内紛が起こり、経営方針の違いから大きく対立するようになり、泥沼の争いになる様子を描いていきます。

それがメインのストーリーかと思いきや、それと同時進行的にマウリツィオと妻パトリツィアの夫婦喧嘩を描いていき、やがて殺人にまで発展するんですが、最後は殺人事件でグッチ家の物語が全てかき消された感がありましたね。

エンディングも裁判のシーンで終わり、誰が懲役何年食らったとかをテロップで流して終わっていくんだけど、それじゃあまるで犯罪ドラマですよね。

果たして本当にグッチ家の対立と夫婦の対立は密接に関係しているのかどうかも疑問に思いました。映画的に両方を描くほうが面白いからそうした可能性もありますよね。

本当は妻がグッチの経営に口出すとかは関係なく、口うるさくて、子供を産んでからどんどん醜いおばちゃんと化していったから嫌になって家から追い出しただけなんじゃないの?という印象を受けるんですよ。普通に面倒臭いもんね、あんなに顔近づけてガミガミ言ってくる嫁。

夫婦がクリスマスプレゼントを交換して、嫁が夫にキスをしようとしたときに口ではなく、おでこにキスしたのが最高でした。あの瞬間、夫の本音がついつい出てしまったのはあるあるじゃないでしょうか。そしてそれを嫁も感じ取って絶望を感じるっていうね。この映画で一番印象的なシーンはあそこでしたね。後はしょうもないイタリアンコントをダラダラと見せられるだけなので。

それ以外は「ファミリービジネスって大変だなあ」というぐらいしか感想を抱かなかったです。家族同士の足の引っ張り合いほど見ていてきついものはないですよね。あるいは家族喧嘩ほど滑稽で笑えるネタはほかにないのかもしれません。この映画は別に笑えもしないけど。

日本もはやく大塚家具を映画化しないと。家具屋だけに「ハウス・オブ・オオツカ」ってタイトルもそのまま使えるじゃん。

コメント

  1. 名取 より:

    この映画見てイマイチで、もやもやしてたのが、感想読んで少しスッキリしました!予告編では面白そうだったのに期待はずれな映画NO1でした。グッチの内紛が中途半端で、夫婦が少しずつ壊れてくほうがどっちかというとメインだった気がしますが、それも違うもの2つ混ぜて混ざってない感じで消化不良感が半端なかったです。

  2. Canis より:

    キャスト、言葉、色調、何を取ってもイタリアらしさが(と言うよりラテンらしさすら)まったく感じられない酷い映画でした。
    ブラジル在住の方からしたら尚のことでしょう。

    特に(気持ち)悪かったのがガガで、下品で醜いオバちゃん(と言うかカエル)にしか見えません。若い役をやるなら、もっと痩せてから出直してこい!・・・失礼。

    話もとっちらかってて、見続けるのが辛いまま終わってしまいました。
    まぁ5点かな。