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ラン・ハイド・ファイトのネタバレと感想!リアリティーはない

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最後までは見れるけど、バカバカしさがぬぐえないアクションスリラー。金髪美女の女子高生が乱射事件の犯人たちを相手に暴れちゃう映画です。50点

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ラン・ハイド・ファイトのあらすじ

高校生のゾーイは病気で母を亡くし、父に対しては反抗期の真っただ中だった。その日も朝から父と口論になり、機嫌の悪いまま友人のルイスと高校に向かった。

道中、ゾーイは遠くでクラスメイトもクリスが車を止めて畑でなにやら怪しいことをしているのを目撃する。でもそれがなにかは分からなかったし、特に気には留めなかった。

学校に着くと、多くの男子生徒がプロムのために女子生徒を独自のやり方で招待していた。ルイスもゾーイを誘ったが、ゾーイはくだらないプロムに興味を持てなかったし、とにかく早く学校を卒業したいという気持ちで一杯だった。

そんな中、突然食堂に銃を持った複数の生徒たちが入ってきてはそこにいた生徒たちを無差別に銃撃していくのだった。

ラン・ハイド・ファイトのキャスト

  • イザベル・メイ
  • トーマス・ジェーン
  • エリ・ブラウン
  • サイラス・アーノルド
  • オリー・ショロタン
  • ラダ・ミッチェル

ラン・ハイド・ファイトの感想と評価

「ビッグ・バグズ・パニック」のカイル・ランキン監督によるアメリカの学校銃乱射事件をテーマにしたサバイバル劇。いいところと悪いところが半々で、もったいないことをしている作品です。

物語は、銃乱射事件が起こる直前から事件の終息までを描いていて、それほど引っ張りすぎるわけでもなく、ちょうど良いテンポで犯人の生徒たちが食堂に飛び込んできては乱射を始めます。

ヒロインのゾーイはお父さんと猟に行くのを習慣としている子なので、銃の扱いにも慣れていて、また男勝りなところがあります。そのため一度建物の外に逃げたものの意を決して他の生徒たちを助けるために戻り、犯人たちに勇敢に立ち向かって英雄になる、というのがおおよそのストーリーの流れです。

食堂で数人が撃たれ、そこにいた生徒たちがパニックに陥いるのに対し、学校内で何が起きているか把握していない他の生徒たちや教師たちがそのまま授業を続ける様子などはなかなかリアルで見ごたえがありました。特に銃撃のシーンは非常に生々しくてよかったです。

内容はおおよそ「エレファント」や「静かなる叫び」と一緒ですね。いじめられたことのある生徒、またはコンプレックスを抱えた生徒がリア充な学校生活を送っている奴らを復讐してやる、というものです。

違いと言えばそれらの作品よりももっとエンタメ性を高くしていて、限りなくヒーロー映画に近いところです。

猟の心得があるとはいえ、素人のティーネイジャーがあの状況で一度外に逃げたにも関わらず仲間を助けるために校内に戻る、というのはまずありえないでしょう。

ただ、そこは話の流れ的に仕方がないので目をつぶるとしても、あまりにもヒロインのゾーイを勇気のある最強女子高生キャラにしたことがこの映画の最大の失敗点でしたね。あんな華奢の女の子がダイハードのブルース・ウィルスかよってぐらい怪我を負いながら足を引きずりつつ人々を助けていく姿が逞しく、やりすぎ感がありました。

どうしたらいいか分からないであたふたしている生徒たちを誘導するぐらいの役割ならまだいいんですよ。でもそうじゃなしに素手で戦ったり、銃で戦ったり、わざわざ犯人たちの前に出て行って自分を犠牲にしようとしたり、格好つけすぎるところが不自然でした。

先生たちも途中からゾーイについていったりして、完全にゾーイの言いなりになっていたのも笑えます。立場が逆だろ。なんで先生たちが生徒に誘導されてるんだよ。

挙句の果てには犯人の一人を説得して仲間にしようとしたり、時間が経つにつれてリアリティーがどんどん失われて行き、終盤は付き合いきれなくなりますね。

登場人物たちがやたらと会話をするのもダメです。あんな状況になったら喋ってる場合じゃないっつーの。犯人たちだってもうやるって決めて銃撃しだしているのに途中から手を止めて演説始めたり、被害者たちと話しだしたりしている意味が分かりません。

それに対し、ゾーイは亡くなったお母さんの幻覚と話す始末で、一度ならまだしも同じ場面が3回も4回もあり、その度に話の流れが止まります。

挙句の果てにはゾーイのお父さんが警察が学校を包囲している中、銃を持参して犯人をスナイパーのごとく撃とうとしたり、なんであんなバカバカしいエピソードを入れるんでしょうかね。

普通にただ逃げ惑う生徒と銃を乱射する犯人の様子を描くだけでも十分なのにいちいち人間ドラマを混ぜようとしたのがダメですね。

警察も誰が犯人か全然わかっていないし、最後に犯人を逃がしたりしてるし、ちょっと意味が分からないですね。

一方でエキストラを含め出演者たちの演技は悪くないし、ヒロインを演じたイザベル・メイは存在感がありました。ちょい昔のジェニファー・ローレンスを彷彿とさせます。金髪、長身、やせ型といったいかにもハリウッドが好みそうなステレオタイプにはまった外見と、男勝りでタフで勇敢で、口は悪いけど他人思いというキャラ設定が時代にマッチしていて、この先、人気出そうですね。主役の仕事は十分に果たしたんじゃないでしょうか。

 

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