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ザ・ホワイトタイガーは娯楽性の高いインド映画!感想とネタバレ

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突っこみどころはあるもののそこそこ面白く、普通に見れるエンタメ映画。インド映画が苦手な人でもまあまあ楽しめるやつです。63点

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ザ・ホワイトタイガーのあらすじ


バルラム・ハルワイはインドのラックスマンガーにある小さな村で育ち、幼いころに父親を亡くした。ほかの人々と同じく彼の家族も貧困家庭だった。

バルラム・ハルワイの住む町には意地の悪い地主の一家がいた。長男のマングースは極悪人の顔をし、人々からも恐れられていた。

一方でアショクはアメリカで教育を受けたせいもあって垢ぬけていて考えもオープンだった。そんなアショクにバルラム・ハルワイは憧れを抱き、アショクが運転手を募集していることを知ると、さっそく運転を覚えて、自分を売り込むことに。

運よくアショクに気に入られたバルラム・ハルワイは見事、専属運転手の仕事を得ると、なんとか貧困から這い上がろうと、アショクに忠実に仕えようとするが、人の良さが災いし、やがてとんでもない事件に巻き込まれていく。

ザ・ホワイトタイガーのキャスト

  • アダーシュ・ゴーラブ
  • ラージクマール・ラーオ
  • プリヤンカー・チョープラー・ジョナス
  • マヘーシュ・マーンジュレーカル
  • ビジャイ・モーリャ

ザ・ホワイトタイガーの感想と評価

ラミン・バーラニ監督による、インド人青年が手段を択ばずに貧困から成功者になるまでを描いた、ダークサクセスストーリー。テンポが良く、エンタメ性が高く、とても見やすい作りになっています。

インドを舞台にしているものの、演出やストーリーがかなりアメリカナイズされているのが特徴で「スラムドッグ$ミリオネア」のような西洋かぶれの雰囲気があるものの、突然ダサい曲を歌って踊り出したりしないだけまだましでした。

要所要所でインド社会の問題や現実に触れていて、カースト制度、宗教、持つ者と持たざる者の格差やインドで貧困から脱出することの難しさなどを分かりやすく伝えているのがいいです。

主人公のバルラム・ハルワイは病院もない貧しい村の出身で、家族、親族、友人もれなく貧乏です。そんな彼が村を出て、成功するにはどうしたらいいか、と考えたとき、金持ちの地主の運転手になればいい、というアイデアを思いつきます。

さっそくバルラム・ハルワイは運転を覚え、直接地主の家を訪れて猛アピールし、見事運転手の仕事をゲットします。それからも持ち前の明るさと、忠誠心を武器に主人のために必死で働くバルラム・ハルワイですが、いくら真面目に働けど、一向に貧困から脱出できない現実にぶち当たります。

世の中にはご主人様と、それに使える召使いの二種類の人間がいて、普通に努力しただけではバルラム・ハルワイには到底越えられない目に見えなラインがあるようでした。地主一家の次男は彼に優しかったのに対し、長男や父親はまるで彼を奴隷のような扱います。

そうこうしているうちにバルラム・ハルワイは次第に怒りを募らせていき、やがて人生を変える極端な行動に出るというのがストーリーの流れです。

ストーリー構成は、すっかり成功したバルラム・ハルワイが中国人の政治家にメールを書く態で、自分のサクセスストーリーを振り返る形を取っているんですが、正直中国人の設定はいらないですよね。別に視聴者に普通に語り聞かせればよくない?って思っちゃいました。

インド映画にありがちなトントン拍子な展開もちらほら目についたし、インドあるあるエピソードもたくさん含まれているんでしょうが、期待してたほどの現実感はそれほどなかったです。

貧しい青年がいかにして地道に成功していったのかを語るのかと思いきや、成功のきっかけとなる出来事がフィクションすぎて、あそこがちょっともったいないですね。あんなことしたら普通に捕まるだろうし、たとえインドだろうと、そこから成功するっていうストーリーが想像できなかったです。

あるいは極端なことをしないとインドでは貧困から抜けられない、というメッセージなのでしょうか。

インドのきついエピソードも一つや二つじゃなかったですね。基本、主人は召使を引っぱいて教育するのが、なんともインドっぽいし、交通事故で人を死なせたら召使の責任にする、というのもさもありそうですね。

金持ちが使用人を雇うときは、使用人の家族のことまで調べて、盗みを働いたら家族に報復しに行く、というくだりは本当なんでしょうか。ああいう支配者層は、貧困層の人々の命なんてなんとも思ってなさそうだもんな。

よく考えると、本作のインド人って90%クズじゃないですか? 純粋に優しい人っていなかったような気がします。そういう意味では人間味はあまりないですね。

僕にとって純粋に天使だったのは次男の妻のピンキーですね。なにあの色気さ。前々から言ってるんだけど、外国育ちのインド人の女の子ってめちゃくちゃエキゾチックかつセクシーだよね。イギリスにいるインド人女性とか綺麗な人多いもんね。

それはさておき、主人公のバルラム・ハルワイはせめてあんな仕打ちを受けたんだから、ピンキーを寝取るぐらいのことしでかしてもらいかったですね。だってひき逃げ犯の身代わりになっているんだから、それぐらいのご褒美があってもいいよね。

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